戦略プロジェクト構想(2)
戦略構想の展開(2) (総括表) 概ね2025年を目標年次
広島湾アーバンアイランド構想 広島湾地域の最大の特色であり、広島湾地域の南への発展の拠点となる島しょ部において都市側の機能を補完する開発を行い、広島湾地域の魅力を高め、島しょ部の活性化を図るため、都市と島の適正な機能分担を図るという島しょ部の個性的な開発を進める | (1)リゾート居住機能 眺望性・親水性を活かしたリゾート型定住住宅 | リゾート型住宅 | 島しょ部全域 | 親水・眺望性を活かした都市側では供給できないリゾート住宅 | 瀬戸内法・自然公園等との調整 アクセスの整備 |
芸術家村 | 海洋リゾートゾーン | 芸術・創作活動に携わる人々の滞在・就業施設の整備 | |||
(2)海洋志向産業・環境志向産業 海洋志向型産業、環境志向型産業の開発・移転集約化 | 自然環境を活かした産業機能 | 海洋リゾートゾーン | ウォーターフロント等を活かしたリゾートオフィスの開発 | 瀬戸内法・自然公園等との調整 高度情報基盤の整備 アクセスの整備 立地基盤整備 | |
親水性を活かした産業・研究機能 | 島しょ部全域 | 海洋関連製造業、海洋関連研究機能等 | |||
都市臨海部になじみにくい機能 | 建設資材産業、エネルギー基地など | ||||
地場産業の高度化型の機能 | バイオテクノロジーを活用した海洋牧場、フルーツ・フラワーパーク | ||||
(3)リゾート・レクリエーション機能 海洋環境を活かした個性的なリゾート機能の開発 | タラソテラピー型(海洋療法型) | 島しょ部全域 | 海洋環境、海水を活用した海洋療法による健康・美容増進機能 | 瀬戸内法・自然公園等との調整 アクセスの整備など | |
マリンスポーツ型 | 滞在施設を備えたマリーナ基地 | ||||
歴史文化型 | 海上交通の歴史、海軍文化を伝える観光施設 | ||||
グリーンツーリズム型 | 島しょ部の生産・生活空間を活用した宿泊体験施設の整備 | ||||
フィッシャーマンズワーフ型 | 島の立地環境を活かしたフィッシャーマンズワーフ型商業空間の整備 | ||||
内陸スポーツ型 | 宿泊施設を備えたテニスリゾート・ゴルフ場など | ||||
(4)島しょ部センター機能 個性的な都市機能、中核的な都市機能の開発 | 海事教育体験実習システム(マリンライフセンター) | 海洋リゾートゾーン | 都市の児童・学生等を対象とした海事教育の体験実習施設 | 瀬戸内法・自然公園等との調整 アクセスの整備など | |
島しょ部センター機能 | 島しょ部中央部 | 商業・医療・教育・行政などを集約化したセンター機能 | |||
観光・コンベンション支援機能 | 島しょ部全域 | コンベンション機能・観光拠点をもったホテルの整備など | |||
(5)交通体系整備 開発を支える交通体系の整備 | 国道487号の整備 | 第2音戸大橋、国道487号の強化 | 島しょ部開発との連携 事業手法の検討 | ||
島内主要ルートの整備 | (主)江田島大柿線、高田沖美江田島線など基幹的な道路の強化 | ||||
広島湾架橋整備の推進 | 広島~江田島間の架橋整備 | ||||
海上交通ネットワーク | 既存旅客・貨物フェリーの充実など | ||||
新複合都市開発構想 都市圏空間の質的向上と活力の確保という観点から、新たな都市空間開発を推進するため、広島湾ベイエリアにおける居住・産業・物流機能が一体化した複合機能型の新都市開発をめざし、適正な都市圏構造形成に向けて、その規模と配置の誘導のあり方を検討し、多核ネットワーク型都市圏の実現を図る | (1)複合機能型新都市開発(新都市開発誘導候補地) 新たな住宅地・工業用地・物流用地を複合的な新都市として開発・誘導する | 第1段階開発候補地 | 廿日市 広島東IC周辺 東広島 黒瀬 河内 | 既存の交通体系・道路計画の下で誘導が可能な複合的な都市開発 | 開発適地の詳細調査 |
第2段階開発検討候補地 | 黒瀬・東広島 安佐南区西部 湯来・佐伯 安佐北区北東部 | 新規の交通体系整備と連動して開発を検討すべき複合的な都市開発 | 開発適地の詳細調査 新規の交通体系整備 (広域道路網、新規道路) | ||
交通・港湾ネットワーク構想 長期的な戦略プロジェクトの実現を図り、広島湾地域における多核型都市ネットワークの形成を推進するため、広域交通体系整備の充実を図るとともに、港湾物流の増大・高度化に対応した、広島湾地域全体としての港湾機能の高度化等を図り、交通・港湾ネットワークの形成を推進する | (1)広域交通ネットワーク構想 広島湾地域の広域的な骨格的交通体系の整備 | 主要都市間連結タイプ | 廿日市~東広島市ルートなど 広島湾架橋ルートなど | 主要都市間の機能連携、交流を支える道路整備 中枢都市と島しょ部をダイレクトに結合する道路整備 | 路線構造の検討 |
都市内主要道路 | 都市部環状道路、広島南道路等 | 将来の都市構造、交通需要の動向に応じた環状・放射型道路の整備 | |||
新規軌道系交通機関 | 東西線、南北線、西部丘陵都市線等 | 中核都心と広域拠点、地域拠点を結合する軌道系交通機関 | 事業手法の検討 | ||
(2)港湾高度ネットワーク構想 広島湾地域の港湾区域を越えた港湾機能の配置 | |||||
(3)外資コンテナターミナル・総合輸入ターミナル 船舶の大型化、海運のコンテナ化に対応した広域経済文化圏の拠点となる外貿コンテナターミナルと物流機能の高度化、輸入の促進を図る総合輸入ターミナルの配置 | 第1ケース(広島地区) | 広島港臨海部等 | 出島の機能との一体化、ポートフリーウェイ(臨港道路)の整備 | 瀬戸内法等との調整 航行の安全性 港湾管理権の調整 親水都市機能との調整 CIQ等のサポート体制 | |
第2ケース(呉地区) | 呉広地区 | 原材料、半製品の輸入と背後地の加工基地化 | |||
第3ケース(島しょ部、大竹地区) | 大柿・倉橋地区 | 島しょ部の地域開発を図る外貿コンテナターミナル、建設関連資材流通基地化 | |||
大竹東栄地区 | 本船航路への近接性を活かした外貿コンテナターミナルの配置 | ||||
(4)内貿ターミナル 内貿貨物取扱のふ頭の再配置 | 草津沖地区 | 草津沖 | 広域的な陸送の可能性を活かした内貿ターミナルの配置 高速フェリーターミナルの整備 | 瀬戸内法等との調整 港湾管理権の調整 | |
(5)エネルギー基地・建設関連資材流通基地 既成市街地内の危険物取扱施設の移転、建設関連資材取扱の増加に対応した流通基地の配置 | 江田島北部地区 | 切串 | 建設関連資材流通基地化 | 瀬戸内法等との調整 港湾管理権の調整 | |
大柿・倉橋地区 | 大柿・倉橋地区 | 建設関連資材流通基地化 航路短縮、安全性確保からのエネルギー基地の配置 |