ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地ホットライン教育ひろしま > 「山・海・島」体験活動“ステップアップ事業” > 「山・海・島」体験活動 参加児童の声を紹介します(平成26年度)

「山・海・島」体験活動 参加児童の声を紹介します(平成26年度)

「家族の大切さを知った体験活動」 竹原市立東野小学校 (体験先 東野公民館,荘野公民館)

 「バチッ,バチバチバチッ。」
 運動場の真ん中にきれいな火が燃え始めました。まるで,火が赤とオレンジ色の花になったかのように夜空の下でかがやいていました。
 私たち五年生は,近くの仁賀小学校,荘野小学校の五年生といっしょに,三泊四日の体験活動を行いました。キャンプファイヤーをするのは初めてで,班ごとのスタンツをするので私はきれいな火を見ながら,どきどきしていました。私の班のスタンツはクイズです。でも練習の時は声も小さくなかなかまとまらなかったので,(このままでだいじょうぶかな。)と,とても心配でした。私はどちらかというと,人前で話したり初めての人と話すのは得意ではありません。二日目には家に帰りたくなっていました。家のごはんもこいしくて,泣きたいくらいでした。

 三日目,とうとうキャンプファイヤーの本番になりました。私は,体がこおりつくほどどきどきしていました。他の班は歌を歌ったりおどったりして,すごく楽しい出し物をしました。どんどん私たちの出番が近づき,ドキドキしていると,そのときです。
「がんばって,〇〇」
「がんばって,お姉ちゃん。」
と母や妹の声が聞こえたような気がしました。母は,私が体験活動に出かけるとき,少し心配そうな様子で,「〇〇,がんばってね。」と見送ってくれました。妹はいつも私にべったりなので,四日間もはなれるのがさみしい様子でした。そんな母や妹の顔が浮かんできました。私は(だいじょうぶ)と自分に言い聞かせて,勇気をふりしぼりました。私たちの班のスタンツは大盛り上がりで,大成功でした。きんちょうした気持ちはどこかにふっ飛んだかのように,すがすがしい気持ちになりました。そのときふと,母の笑顔が心に浮かび,母が(三泊四日,大変だけどがんばってね。)と言ったように感じました。

 私は,この四日の間に,班の人と話ができるようになったり,人前で話せるようになりました。こうして力をふりしぼることができたのは,遠くで見守ってくれている家族のおかげなのかなと思いました。いつも優しくしてくれる母や,ふだんは,うるさいと思っていた妹と実さいにはなれてみると,いつもそばにいてくれるから,私は安心するんだ,家族は私にとってとても大切なそん在なんだ,ということがとてもよく分かりました。

 四日目,家に帰る日,母と妹がむかえに来てくれました。久しぶりに母と話して楽しかったです。
「私が家にいないとき,どうだった?」と,母に聞いてみると,「静かだったよ。」と話したので,びっくりしてしまいました。
 やっぱり私は家族がとても大好きなんだということを感じました。そして,家族も私のことを大切に思ってくれていることを感じました。そんなことをあらためて知った三泊四日でした。

「ぼくの心のふるさと」 東広島市立小谷小学校 (体験先 北広島町(民泊))

 「君が〇〇君か。」
 ぼくは,ほっとした。平岡のお父さんは優しそうなおじさんだった。北広島町での三泊四日の民泊学習が始まった。平岡さんの家まで,軽トラックの中では学校のこと,午前中にした養魚場での体験のこと,北広島のことなど,たくさん話をした。家に着くと,平岡のお母さんが手作りのポテトチップスをごちそうして下さった。平岡さんの家で育てているじゃがいもで作ったポテトチップスは,思わず声が出るほどおいしかった。

 毎日の食事に使うはしもつくった。竹をのこぎりで切り,カッターナイフでけずり取って,やすりで丸くする。「カッターを動かすんじゃなくて,竹を引いてごらん。」平岡のお父さんに教えてもらったこつ通りにすると,みるみるきれいなはしができた。ふろに使うためのまき割りもした。右手でおののえをぎゅっとにぎり,まきを力いっぱいたたくと「コーン」と気持ちの良い音が山にひびいた。他にも,サンショウウオの川めぐり,はちみつ採取……これまでやったことのないことがいっぱいの四日間。最初は不安だったのに,ずっと昔からいっしょにいたみたいに,あっという間に過ぎていった。

 いよいよ別れの式が公民館で始まる。ぼくは学校の代表として,お礼のあいさつをする。ぼくの心そうがギュッと小さくなる感じがした。用意してきた原こうの一文字目を見るだけで,ぼくの心がもっとちぢんで,平岡のお父さんとお母さんが目を細めてぽかぽかと太陽のように笑っている顔が浮かんでくる。勝手に涙があふれてのどがつまって,原こう用紙で顔をかくすしかなかった。学校の代表として,大きな声で堂々とお礼を伝えようと何度も何度も練習してきたのに。原こう用紙のすき間から,平岡のお父さんとお母さんの顔が見えた。お母さんがカバンの中からハンカチを出して目の辺りを押さえているのが見えた。ぼくたちと過ごした思い出は,お母さんの胸にもつまっているんだと思った。ぼくは勝手に出てくる涙を止めようと力を込めながら,一生けん命お礼の言葉を言い続けた。
「また北広島に帰ってきます。行ってきます。」
今のぼくに出せるだけの大きな声で思いっきりのあいさつをして,北広島町を旅立った。
 
 三泊四日の民泊学習が終わり,今,ぼくは,ふつうの毎日を過ごしている。ぼくは学校から帰るとすぐに遊びに行く。でも,遊びから帰ると平岡のお父さんとお母さんがいるような気がする時がある。なんだか変だなとも思うけど,ぼくは三泊四日の思い出を一生忘れないだろう。ずっと,ぼくの心のふるさとなんだと思う。

「協力すればきずなは深まる」 尾道市立吉和小学校 (体験先 福山市自然研修センター)

 最初,みんなはただ言葉で「協力」と言っていただけでした。でも,私たちは,三泊四日の宿泊合宿で「本当の協力」をすることができました。協力することは,やれといわれてするものではありません。自分から自然に行動することです。そして,協力すればするほど,きずなも深まります。
 宿泊学習二日目には,ソーシャルスキルをしました。いろいろなゲームや活動を行う中で,「頭を使って考えること」や「協力すること」を学びました。最後から二番目の「かっぱのおさんぽ」というゲームでは,自分をぎせいにしてまで,仲間のことを助ける人が多くいました。最後のゲームでは,クラス全員で協力してビー玉を運び,バケツに入れるというものでした。失敗しても「もう一回がんばろう。」「どんまい。」というかけ声が自然といろいろな所から聞こえました。
 三日目の思い出は,何と言っても,カレー作りとキャンプファイヤーです。カレー作りで,友達の誕生日を祝って,感動させたことも,いい思い出です。キャンプファイヤーでは,みんなが一つの円になろうとして意識し,きれいで大きな輪ができました。終わった後に,上からながめた,トーチ棒の輪は,本当にきれいでした。
 宿舎に帰ると,うれしいサプライズが待っていました。お家の人が,内しょで書いてくれていた手紙を読むと,あたたかい気持ちがこもっていて,なんとも言えない気持ちになり,泣いてしまいました。周りを見ても,たくさんの人がなみだを流していました。
 四日間でいろいろなことを学び,たくさんの思い出ができたのも,一人ひとりが「協力」の意味をしっかりと考え,行動できたからだと思います。こんなすてきな宿泊合宿にまた行きたいなあと思います。

「海にこぎ出せ」 尾道市立御調西小学校 (体験先 国立江田島青少年交流の家)

 「ピッ,ソーレ。」
 三泊四日の宿泊体験学習で江田島に行き,三日目にカッター活動をしました。船着き場に行くと,人間関係づくりプログラムでお世話になった杉原さんがいらっしゃいました。杉原さんは人が変わったようでした。人間関係づくりプログラムでは,「これはみんなでやりましょう。」だったのが,カッター活動では,「これはみんなでやれ。」に変わっていました。海に出る活動は命に関わることなので,指示をちゃんとするには短い言葉で命令口調がいいそうです。
 ぼくたちは,杉原さんの笛の合図とかけ声で,カッターをこぎ出しました。最初は,すごくゆれてグラグラしていましたが,しだいになおっていきました。と中,杉原さんが「声でこぐように。」と言われました。ぼくは,初めのうちはその言葉の意味がよくわかりませんでした。でも,こいでいくうちに,その意味がわかってきました。その答えは,声を出してこぐということです。オリンピックでハンマー投げの選手が,大きい声を出して投げています。声を出すと力が出るのです。それがわかったぼくは,こぐときに大きい声を出しました。
 三分の休けいがありました。このとき飲んだお茶は,最高においしかったです。休けいのあと,またこいでいきました。と中,カキの養しょくのイカダを見ました。まわりにいっぱいうかんでいました。江田島はカキの養しょくがさかんだそうです。
 おり返し地点に着くと,杉原さんが,「君たちはすばらしい。小学生でここまできたのは君たちが初めてだ。」とほめてくださました。船着き場にもどりカッターからおりると,いつの間にかうでがいたくなっていました。声もかすれていました。
 こんな体験は初めてでした。カッター活動で学んだのは,真けんに行動することと,協力することの大切さです。これからの学校生活でも,みんなと協力することをがんばりたいです。

「思い出つまった3泊4日」 三次市立三次小学校 (体験先 江の川カヌー公園さくぎ)

 私たち5年生は,7月22日から25日まで野外活動に行きました。出発式が終わると,ワクワクしながらバスに乗り込みました。出発したしゅん間,もう自分たちで活動するんだと気持ちが切り変わっていました。
 コテージに入ってみると,とても広くてびっくりしました。いよいよ今日からみんなとの生活が始まると思うと,楽しみのような,でも少しドキドキしてきました。さっそく体験活動です。まず,沢歩きと川ですべり台をしました。川の流れに逆らって岩に上がったり,石をよけたりしてすごく迫力がありました。頭までつかるくらいの深さの所では,ジャケットがふわっとうかんで気持ちよかったです。転んだり,2時間も歩いて大変だったけど,その大変さも思い出に残りました。
 夕食は,野外炊飯で,カレーライスを作りました。家ではいつもピーラーを使っているので,ほう丁で皮をむく時,(手を切ったらどうしよう)と,きん張しました。でもやっているとなれてきました。カレーはなべいっぱいできたけど,みんな残さず完食です。今まで食べたカレーで一番おいしく思いました。やっぱりみんなで協力して作ったからだと思いました。苦労したのは,なべをこすっても,なかなか炭が落ちなかったことです。みんな手が真っ黒になったのでおかしかったです。
 そして,何より今日の一番は,親からの手紙でした。お母さんの手紙には,小さい頃には甘えんぼうで,お母さんと一緒にいたくて,他の人にだっこしてもらっても泣いてお母さんからはなれなかったのに,今では一人で行動できるようになり,成長したこと。野外活動では,もっと自分で考えて行動する力をつけて帰ってほしいこと。が書いてありました。小さい頃のことを思い出すと,少しなみだが出てきました。手紙を読んで,一日一日を大切にしようと思いました。
 3日目の夜,キャンプファイヤーが終わると,親に手紙を書きました。手紙を書きながら家族のことを思い出して,少しさみしくなった時もありました。でも,この4日間で考えて行動する力がついたと思うという内容を伝えました。
 この体験活動を通して一番自分が変わったと思うことは,時間を守って行動するということです。今までは,遊びにむ中になり,帰るのが遅くなって心配をかけたこともありました。今は,遊んでいても時間を考えて判断するようにしています。
 野外活動で学んだことを家でも学校でも守っていき,6年生の修学旅行に生かしていきたいです。

過去の参加児童の声

平成25年度

平成24年度

 

 

このページがお役にたちましたら、下のいいねボタンを押してください。