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ワイルドライフ・マネジメントの推進について

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年3月28日更新

広島県における野生動物の保護管理の方向性

広島県の現状

 広島県は,中国山地から温暖な瀬戸内まで,その複雑な地形と多様な気候によって豊富な生物相を有しており,県内には多くの種類の野生動物が生息しています(例えば,哺乳類43種,鳥類302種,など)。

 イノシシ,ニホンジカなど,その中の一部の鳥獣は,近年急激に分布を拡大させており,またツキノワグマは絶滅の恐れのある地域個体群に指定されている一方で地域住民にとっては精神的に大きな負担となっているなど,人間と軋轢を起こしている種もいます。

 さらに,ヌートリア,アライグマなどの外来生物の生息も確認されており,農業被害のみならず生活や生態系への被害も懸念されています。

 一方,人口減少や高齢化が進行する中山間地域では,農林水産被害等の深刻化が営農意欲の低下を招き,離農に拍車をかけ,人口減少がさらに加速化するという悪循環に陥ることが想定されることから,早急な対策が必要です。

 また,こうした野生鳥獣の保護管理の担い手の一つとして重要な役割を果たしている狩猟者は,減少及び高齢化が進んでおり,狩猟者の確保・育成は喫緊の課題となっています。

 ※狩猟者の育成については,このページをご覧ください。

保護管理の方向性

 こうした野生鳥獣による農林水産等,様々な被害へ対応するため,広島県では平成23年度に「野生動物保護管理対策検討委員会」を設置し,広島県の今後の野生鳥獣の保護管理の方向性について議論を行いました。

 その結果,今後は,科学的根拠に基づいて,個体数管理,被害管理,生息地管理を科学的知見に基づき総合的・計画的に推進する野生鳥獣の保護管理体制,いわゆる「ワイルドライフ・マネジメントによる保護管理体制」を目指すものとし,そのために必要な体制整備や事業を行っております。

 こうした取組みは,野生鳥獣による農林水産被害に強い地域社会を造り,農林水産業や中山間地域の振興に寄与するものと考えています。

「ワイルドライフ・マネジメント」とは?

 調査研究によって得られた科学的根拠に基づいて計画を策定し,様々な利害関係者との合意形成を経て,個体数管理・被害管理・生息地管理を適切に組み合わせ,野生鳥獣の保護管理を行うことによって,人−野生動物−生息地の関係を適切に保ち,生物多様性の保全にも寄与するものです。

 その効果を常にモニタリングにより評価し,再び計画にフィードバックさせる順応的管理を行うことで必要です。

ワイルドライフ・マネジメントの要素

 以下の3要素を効果的に組み合わせることが重要です。

 ア 個体数管理・・・個体数の急増により人間活動や生態系に悪影響を及ぼす場合の個体数の抑制,危機的な個体数の急減の防止

 イ 被害管理・・・・農林業被害や人身・精神被害を経済的・社会的な許容範囲まで引き下げ

 ウ 生息地管理・・・生息環境を適切に整備し,健全な生息状況を維持する基盤を整備

 順応的管理(アダプティブマネジメント)の導入

 野生動物の生息状況や被害発生は,気象条件,植物の豊凶,社会情勢など予測困難な要因に左右されるため,その不確実性,非定常性を考慮し,モニタリングによる評価に基づく,計画の修正を前提とした管理が必要です。

 広島県では,そのために必要な体制の整備(例えば,科学部会の設置など)や事業(例えば,各種のモニタリング調査など)を進めています。

図 広島県の野生動物の保護管理の方向性(模式図)

概念図

 


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