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2-3 ユニバーサルデザインへの期待

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年12月1日更新

2推進指針策定の背景

3 ユニバーサルデザインへの期待

 このように,高齢社会の到来や障害のある人たちのライフスタイルの変化など,様々な要因から障壁のない社会への期待はより高まりつつあります。
 これまでのバリアフリーへの取り組みは,高齢者や障害のある人などが快適な社会生活を送る上で欠かせないものとして着実な成果を残してきました。最初は,既存の設備の不都合な部分を後から整備し直したり,あるいは特別な設備などによって補うことに主眼を置いていましたが,次第に初めからバリアフリー対応で考えるケースが増えてきています。

 そこで,さらにバリアフリーを一歩進め,最初からすべての人に配慮したまちづくりやものづくり,しくみづくりを行うという視点を鮮明に打ち出したユニバーサルデザインからのアプローチが重視され始めました。
 「すべての人」を100パーセント満足させることは,実際には非常に困難なことですが,計画・設計の段階からそうした意識を持って取り組むことが,大きな成果を生むと考えられています。

 すべての人に配慮したデザインには,常にただ一つの「正解」があるわけではありません。比較的安価で,専ら個人が使用するものは,色や形などについて種類の多さで対応することが現実的でしょう。しかし住宅や自動車,電化製品などの耐久消費財は,複数の人が長期にわたり使うことが予想されます。公共施設や商業・娯楽施設などは,さらに不特定多数の人が利用します。
 こうしたものについては,ベースとなるデザインがカバーする範囲をできる限り広げると同時に,多様な選択肢を用意したり,場合によっては,利用に際して周囲の人が心配りをすることなどもユニバーサルデザインにとって大切なこととなります。
 ユニバーサルデザインのまりづくりが進めば,これまで以上に多様な人々の積極的な社会参画が容易となり,個性豊かな地域づくりにもつながることでしょう。