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2-2 社会環境の変化

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年12月1日更新

2推進指針策定の背景

2 社会環境の変化

 わが国の65歳以上の高齢者人口比率は,17.3%(平成12年10月現在)と高齢化が進んでおり,広島県の場合は,それを上回る率(18.5%)で高齢化が進行しています。高齢化は今後も加速し,平成27(2015)年には27.3%と県民の4人に1人は高齢者となることが予測されています。このことは,年齢を重ねることによる身体的な機能の低下によって,個人差はあるものの,自力で思うように行動できない人が増えていくことを意味しています。 

グラフ「広島県の65歳以上人口の割合」
国勢調査。推計は国立社会保障・人口問題研究所による(平成14年3月推計)

また,身体などに障害のある人の総数も増加を続けており,日常生活に何らかの不自由を感じる人の割合は確実に増えています。高齢者や障害のある人たちのライフスタイルは,社会参画・生涯学習意欲の高まりとともに変化してきており,行動も活発化しています。

 さらに,子どもを取り巻く環境の変化にも著しいものがあります。少子化対策・子育て環境の整備は,高齢化への対応と並ぶ,大変重要な課題です。
 子どもが健やかに育ち,子育てに喜びや楽しみを持ち,安心して子どもを生み育てることのできる社会を実現するため,まちづくりやものづくりにこれまであまり顧みられなかった妊産婦や乳幼児連れ,子どもの立場からの取り組みが求められます。
 定住外国人や外国人旅行者の数も年々増加しています。広島県を訪れる外国人旅行者は,平成12(2000)年に36万4千人を記録し,アジア競技大会が開催され過去最高だった平成6(1994)年の32万3千人を大きく上回りました。海外との交流は拡大する傾向にあり,こうした外国人への配慮も欠かせません。

これまで不特定多数の人が利用する施設,設備や一般に市販される道具などを使う人としては,健康な成人が想定されることが多かったと言えるでしょう。しかし,このような社会環境の変化などの要因により「標準」とされてきた仕様に不都合を感じる利用者が徐々に増えています。
 このため,できるだけ多くの人たちが不自由を感じることなく利用できるまちづくりやものづくりを行うには,従来の尺度を見直し,幅広く「利用しやすさ」を追求することが必要です。

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