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2-1 福祉のまちづくりの推進

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年12月1日更新

2推進指針策定の背景

1 福祉のまちづくりの推進

(1)福祉のまちづくり条例の制定

 広島県では,真に豊かな福祉社会の実現を目指して,平成7(1995)年に「広島県福祉のまちづくり条例」を制定し,すべての県民がお互いの立場を尊重しあい,生きがいを感じながら生活することができる住みよい福祉のまちづくりに取り組んでいます。「ハートビル法注4」など国の関係法令の基準と併せて,障害のある人,高齢者,妊産婦あるいは乳幼児を連れた人などの行動を阻むさまざまな障壁(バリア)を取り除き,だれもが利用しやすい環境の整備に努めてきました。

 注4 ハートビル法=高齢者,身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律(平成6年制定)

(2)推進の成果

 その結果,多くの人が利用する公共施設や公共交通機関については,徐々に利用しやすい施設が増えています。  

ア 県が管理する施設などの整備状況 

 平成7(1995)年度から5か年計画で行ってきた県庁舎や旧合同庁舎の基礎的なバリアフリー化(障壁の除去)は,平成11(1999)年度で完了しました。
 また,市街地にある県が管理する歩道の段差・こう配の改善を平成11(1999)年度から順次行い,1300余りの改善計画箇所の整備を平成13(2001)年度中には完了する予定です。

歩道の段差・こう配の改善
整備前
歩道の段差・こう配の改善
整備後

県営住宅については,平成3(1991)年度以降に建設した全戸をバリアフリー化するとともに,平成7(1995)年度以降に建設した3階以上の中層住宅にエレベーターを設置しました。また,既設住宅についても,昭和62(1987)年度以降順次バリアフリー化の改修を行っています。

イ 多くの人が利用する民間施設の整備状況

 ハートビル法及び福祉のまちづくり条例の基準に適合した公益性が高い施設に対して,補助や融資を行ったり,適合証を交付したりすることによって,バリアフリー化を誘導し,施設整備の促進を図りました。

適合証交付などの状況(累計)(件)
年度101112
条例適合証交付(A)53件134件202件258件291件
民間施設に係るハート
ビル法認定件数(B)
8件13件26件43件62件
合計(A+B)61件147件228件301件353件
ウ 公共交通機関の整備状況

 ノンステップバスやワンステップバス,超低床電車を導入するための費用の補助を行い,車両の普及を図りました。

補助実績(平成14年3月31日現在)

低床バス(ノンステップバス)

20台

低床バス(ワンステップバス(リフト付き))

2台

低床バス(ワンステップバス)

28台

超低床電車

8編成

 

 

 

(3)これからの取り組みの視点

 福祉のまちづくり条例は,建築物,道路,公園,公共交通機関などについて,バリアフリー化の進展に寄与してきましたが,一方で条例は,それぞれの施設単体での整備基準を定めるにとどまっています。
 これからのまちづくりは,例えば移動しやすい交通機関とそれにつながる歩きやすい歩行空間が整備され,その先には利用しやすい施設があるというように施設間の連続性を考慮した「面」でとらえる視点を加えることが重要です。また,それらを効果的に活用するため,ハードの整備に併せて,ソフト面の充実も一層進めていかなければなりません。

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