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平成24年度に多発した事案

印刷用ページを表示する掲載日2013年3月29日

1 階段での転倒・衝突事故(23件)

  庁舎や学校の階段を踏み外して転落したり,人にぶつかる災害が多く発生しています。特に,今年度は2月までの認定分で既に公務災害で21件通勤災害で2件発生しています。職場内での転倒・転落事故がどの職場にも階段があり,普段よく利用するので,危ない場所という認識が希薄かもしれませんが,中には,死亡事故になる場合もあります。携帯電話やスマートフォンで電話をしたり,画面を見ながら階段を下りる人をよく見かけますが,危険であるとともに,勤務時間中であってもそれらのケースは私的行為中と見なされ,公務災害や通勤災害に認定されない場合がありますので,十分に注意してください。
 なお,片方にしか手すりが付いていない階段では,階段を下る人が手すり側で,階段を上る人が手すりがない側を通行する方が安全とされています。
 各所属において,別紙「階段での事故防止について」を参考に,一度,階段の安全について皆で話し合ってみませんか。

階段1    階段2

 「階段での事故防止について」

〔事故の特徴〕  独立行政法人労働安全衛生総合研究所で行った階段からの転落事故の分析では,次の点が主な特徴であるとされています。
1 災害は階段を下りるときに多く発生している。
2 傷害の程度が意外に重く,死亡者の大部分は頭部打撲である。
3 災害が発生した階段は急勾配で,また,建築基準法に違反しているものが多い。
4 年齢別では中高年齢者に多い。

〔事故の原因〕 
 階段からの転落事故の原因については,次の点が挙げられます。

1  急いでいたので駆け足で階段を下りたため
2 両手に荷物を持って下がよく見えない状態で下りたため
3  スリッパや高いハイヒール等不適切な履物で下りたため
4 携帯電話等で話をしたりメール等をしながら下りていたため
5 踏み面に物(荷物・植木等)を置いていて,下りるときにそれにつまずいたため
6  足元を見ないで下りたため
7 手すりのない暗い階段であったため
8 段鼻に滑り止めがなかったため
9 階段が建築基準法に違反し,け上げ(階段の一段の高さ),踏み面が基準通りに確保されていなかったため
10  踏み面に水・油・砂・雪が付着していたため
 ※1~6は不安全な行動が原因で,7~10は不安全な状態が原因だったというこができます。

事故防止対策 このような階段からの転落事故をなくすためには,次の対策をとることが必要です。

1 建築基準法の遵守
 
建築基準法を守ることは当然ですが,階段は,一般的には,け上げは22cm以下,踏み面は21cm以上を確保することが望ましいとされています。
 また,幅と勾配については,直通階段(直線の階段)の幅は75cm以上で,踊り場の幅は120cm以上,勾配はJIS規格で30~38度と推奨されています。

2 手すりの設置   
 手すりは,昇降するとき,体重移動を楽にする昇降補助機能を持っています。高年齢者がいる場合は,高さを2段に分けて設置する配慮も必要です。

3 適切な照度の確保
 階段に適切な照度を確保することも必要です。JISの推奨値は75~150LXとなっています。

4 滑り止めの設置   
 階段の上下の床面,段鼻には滑り止めを設置します。

5 安全教育の徹底
 適切な履物で昇降すること,携帯電話で話をしながら昇降しないこと,階段の昇降時には手すりを持つこと,階段の踏み面に物を置かないこと,両手に物を持って足元が見えない状態で階段を昇降しないこと等の安全教育を日頃から行い,身に付けさせることが大事です。

(花上社会保険労務士事務所のホームページから引用)

2 丸のこ盤による事故(3件)

 丸のこ盤による事故は,学校で多発しており今年度はこれまでに3件認定しています。(H21:1件,H22:4件,H23:2件,H24:3件)
  技術家庭科や特別支援学校の作業学習の準備中や授業中などに多く発生しており,事故のパターンとしては,鋸の刃に指など体の一部が触れたための切創事故のほか,切断しようとした木材の固定が十分でなく,体に飛んできて骨折等をしたものがほとんどです。
  なお,「携帯用丸のこ盤」を使用して行う作業に従事する作業者には,労働安全衛生法の特別教育に準じた教育として,4時間の安全教育を受講することとされています。

(「建設業等において『携帯用丸のこ盤』を使用する作業に従事する者に対する安全教育の徹底について」(平成22年7月14日付け基安発0714第1号厚生労働省労働基準局安全衛生部長通知))

丸のこ

3 蜂による刺傷事故(7件)

  昨年度は消防職員や清掃事業職員で多発しましたが,今年度は教職員(小学校2件,中学校1件,高校1件),その他の職員(県1件,市町2件)で多発し,これまでに7件認定しています。
  発生内訳は,野外活動中2件,草刈作業中2件,庁舎・学校内3件(屋上1件,倉庫1件,グランド1件)となっています。
  防止は難しい場合もありますが,野外活動や草刈作業では,事前に蜂の巣の有無をチェックするとともに,蜂がいることも想定し,安全な装備の着用や蜂スプレーの常備を心掛ける必要があります。

蜂に刺される事故は,8月がピークで,全国ではハチ毒アレルギーにより毎年40人前後の人が死亡しています。
ハチ毒にアレルギーがなければ,痛みやかゆみを伴う発赤や腫脹などの局所症状のみで通常3日間ほどで治りますが,ハチ毒アレルギーの人では呼吸困難や意識障害などのショック症状が出現し,死に至ることもあります。このアレルギー症状は通常刺傷後15分以内にみられます。以前に刺されたときは軽症であっても,再刺傷で50~60%が以前の症状より悪化するといわれているため注意が必要です。(岡山大学保健管理センターのホームページ)

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