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50 大豆サポニンの生理作用

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年8月3日更新

Q 大豆にあるサポニンという物質が体に良いものだということをよく耳にしますが,大豆サポニンとは,どういう物質でどんな生理作用を持つものか教えてください。

A サポニンは,起泡性を有する植物成分の総称で,水溶液がせっけんのようにあわ立つことから,この名(サポはラテン語のせっけんの意)が付けられたものです。これまでに,約170種の植物体から200種以上のサポニンが分離され,その構造もほぼ明らかにされています。これらのサポニンの大部分は,薬草類に存在するものですが,米,小麦,とうもろこし,大豆などの穀類にも存在することが知られています。

これらの主要穀類の中では,大豆が最も注目されており,大豆のサポニンについては,これまでにかなりのことが明らかにされています。それによりますと,大豆には,乾物当たり約2%のサポニンが含まれており,種類もI型,II型,III型,A1型,A2型の5種類あるといわれています。現行日本薬局方に収載されているサポニン生薬には,薬用人参,竹節人参,紫胡,桔梗,遠志,セネガなどがあり,きょ痰,鎮咳,消炎,解熱,鎮静,健胃,排膿,通経,利尿,強壮,強精などの効用があることが知られています。

大豆サポニンには,これらの効用のほかに,特に,脂質の過酸化反応抑制作用や分解反応抑制作用のあることが明らかにされており,臨床的に高脂血症及び肥満症に対して効果のあることが知られています。生体内で生じる過酸化脂質が臓器組織に好ましくない作用を及ぼし,動脈硬化をはじめとする老化現象や退行性疾患のおもな原因と見なされていることなどから,大豆サポニンの持つこれらの効用は,大豆食品,特に,豆腐や豆乳の食品栄養学的な面での役割の見直しや食品素材としての大豆の新たな利活用の可能性をも示唆するものであるといえるでしょう。

 


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