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18 次亜塩素酸ナトリウムの殺菌効果

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年8月2日更新

Q 殺菌料の次亜塩素酸ナトリウムの使用上の留意点について教えてください。

A 次亜塩素酸ナトリウムの殺菌効果は,pHによって大きく左右されることに注意してください。pH9以上では,ほとんどが次亜塩素酸イオン(ClO-)に解離し,pH6~6.5では,このイオンの90%以上が非解離型の次亜塩素酸(HClO)になります。殺菌作用はこの次亜塩素酸が示します。したがって,殺菌力は,有効塩素濃度(次亜塩素酸ナトリウム濃度にほぼ等しい)よりも,pHによって左右されます。たとえば,pH10.4で1,000ppmの溶液とpH8で20ppmの溶液では,20ppmの方が殺菌力が強く現われます。図からも,pHの影響の大きさがよくわかります。ただ,次亜塩素酸は不安定であるため,使用に便利な次亜塩素酸ナトリウムの形で製品化(pHはアルカリ側)されていますので,使用濃度でのpHに注意してください。

殺菌率の時間依存性グラフ

資料:岡村一弘著「食品添加物の使用法」

次に,殺菌力は,アミノ酸,タンパク質や糖があると低下することに注意してください。たとえば,有効塩素濃度4.25ppm溶液に5%デンプン溶液,40%蔗糖溶液,を単独で0.1%加えると,酵母菌を99%死滅させるのに要する時間は,対照と比べて,各々2,3,5倍になります。この原因としては,有効塩素濃度の低下などが考えられます。たとえば,有効塩素濃度110ppm液に牛乳を1%加えると,それは24時間後に70%低下したという報告もあります。

この他,この薬剤によって金属製の器具はさびることがありますから注意してください。


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