このページの本文へ
ページの先頭です。

令和5年度第2回『さとやま未来円卓会議』を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2024年2月21日
 中山間地域の課題解決に取り組む「ひろしま里山・チーム500」登録者の活動の継続と発展を図るため、令和6年2月7日(水)に、行政機関や経済団体、大学などで構成する「さとやま未来円卓会議」の令和5年度第2回会議を開催しました。

 円卓会議では、「ひろしま里山・チーム500」登録者3名が、中山間地域の課題解決に向けた取組を発表した後、構成団体(円卓会議構成員)との意見交換が行われました。

活動実践者によるプレゼンテーション

「伝統的な手仕事の継承~藁細工の産業化と価値向上~」(陣内綾さん)

 陣内さんは、藁細工をはじめとした伝統的な手仕事を継承していくため、東広島市の地域おこし協力隊に着任し、作り手や担い手育成を目的として、その魅力を伝える活動を行っています。現在、「編綯 amunau 」を屋号に掲げ、藁細工製品を制作・販売していますが、この事業を持続可能なビジネスに変えるため、藁細工の価値を高め、売り上げが安定して確保できる環境づくりを行いたいという想いを発表されました。
陣内綾さん

「自分の“できる”をみつけられる居場所づくり」(鳥井実香さん)

 鳥井さんは、三次市吉舎町にある安田地域の活性化のため、「安田マルシェ」やカフェの運営、旧安田小学校を活用したイベントの開催など、地域内外から人を呼び込む活動を行っています。安田地域がより活性化していくために、地域を多くの人々が何度も訪れるような魅力のある場所にし、現在行っているマルシェやイベントの集客力をアップさせ、地域を巻き込みながら継続的に運営を行っていきたいという想いを発表されました。
鳥井実香さん

「100年後の江田島市のためにオリーブ農家のできること~農業からはじまる観光まちづくり」(峰尾亮平さん)

 峰尾さんは、神奈川県から移住し、江田島市の地域おこし協力隊を卒業後、「瀬戸内いとなみ舎合同会社」を起業して、オリーブの栽培や加工品製造を行っています。また、アグリツーリズムを江田島市で行いたいと考え、オリーブの農園見学や収穫体験、搾油体験ができる「オリーブツアー」を通年で開催しています。オリーブ産業や島らしい生活が100年後も続いていくことを目指し、今後は、地域内外の人々が江田島市に継続的に関わりたくなるプラットフォームづくりを行いたいという想いを発表されました。
峰尾亮平さん

活動実践者と構成団体の意見交換

 プレゼンテーション終了後、構成団体の皆さんには発表者ごとにグループに分かれていただき、発表者の取組課題の解決に向けた意見交換を行いました。ファシリテーターの進行により、各グループで様々な立場から多彩な意見が交わされました。

意見交換の様子①意見交換の様子②意見交換の様子③

 今後とも、円卓会議の開催により、中山間地域の課題解決に取り組む「ひろしま里山・チーム500」登録者の活動の継続と発展につなげていきたいと考えています。

おすすめコンテンツ