10月22日(日曜日)に、広島県と広島県議会の共催で「広島県子供議会」を開催しました。
子供議会の開催前には、子供議員の任命式や、県議会議員との交流会が行われました。
県内8市町から集まった小学校5年生から中学校3年生までの45名が子供議員に任命されました。
任命式では、子供議員代表に対して、中本県議会議長から任命書が、緒方県議会副議長から議員バッジが交付されました。
任命式の後、6つのグループに分かれて県議会議員と交流しました。日ごろの議員活動の内容を聞いたり、質問や意見発表をうまく行うコツなどを教わりました。
午後から始まった子供議会では、議場や傍聴席に集まったみなさんから拍手で迎えられて入場しました。そして、議長から子供議会の会期について提案があり、子供議員のみなさんからの「異議なし」との声で、会期を本日、1日とすることに決定しました。
中本議長から、あらためて子供議員を歓迎するとともに、これまでの準備の成果を十分に発揮されるよう激励の言葉をいただきました。湯崎知事からは「皆さんが真剣に考えてくれた質問や提案ですから、自信を持って発表してください。私も精一杯答弁させていただき、皆さんと一緒によりよい広島県を作っていきたいと考えています。」とあいさつがありました。
そして、6つのグループごとに全員が登壇し、「10年後の広島県がこうだったらいいのになあ」をテーマに、事前の勉強会でアイデアや意見を出しあい、活発な議論をしながらまとめた質問や提案を、知事や県議会議員の前で発表しました。
平和・観光グループ 学校・学びグループ
自然・エコグループ 福祉・ひとグループ
まちづくりグループ くらし・交通グループ
(子供議会の模様(動画)や、質問や答弁のくわしい内容は、広島県議会ホームページからご覧いただけます。)
子供議員はみんな、大きな声で堂々と発表できました。今日まで、質問・提案文をみんなで考え、発表する練習をして、しっかりと準備をしてきました。
子供議員の広島県をよくしたいという真剣な提案に対して、知事をはじめ、警察本部長、教育長、局長が答弁を行いました。子供議員たちは答弁された内容について、熱心に聞き、しっかりとメモをとっていました。
閉会にあたって、湯崎知事から、「皆さんが、広島県の未来のために、議論し、考えられた提案はどれもすばらしく、熱意を感じました。これからも学校や地域など、皆さんの周りをよりよくするため、どのようなことが出来るか、自ら考え、周囲と協力し、行動していただければ嬉しいです。未来を担う皆さんの活躍を大いに期待しています。私たちも、皆さんの意見を反映させた施策作りができるよう取り組み、皆さんに「広島に生まれてよかった」「広島に住み続けたい」と思ってもらえるように頑張ります。」と、これからの広島県を担う子供議員に期待する言葉がかけられました。
最後に、中本議長から、「みなさんの立派な提案を聞きながら、県議会議員としてみなさんに負けないよう、広島県の明るい未来のために全力で頑張っていこうと、改めて思いました。この経験をいかして、今後も、様々なことに興味を持ち、チャレンジしてください。そして、将来の広島県をより良い地域とするために、積極的に行動に移していただきたいと思います。」と激励の言葉をいただきました。
これをもって、子供議員としての活動は終了しました。子供議員のみなさん、意欲的に活動に参加していただき、ありがとうございました。
そして、子供議員をサポートしていただいた保護者、学校関係者のみなさん、大学生サポーターのみなさん、ご協力ありがとうございました。子供議員のみなさんが、それぞれの学校や地域で、今回の経験を生かして活躍してくれることを期待しています。
なお、子供議会の模様(動画)や、質問や答弁のくわしい内容は、広島県議会ホームページからご覧いただけます。