(かなんさんさいばん) - 広島県教育委員会" /> 華南三彩盤<span style="FONT-SIZE:90%">(かなんさんさいばん)</span> - ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館) | 広島県教育委員会
ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

華南三彩盤(かなんさんさいばん)

華南三彩盤

資料名称華南三彩盤
資料名読みかなんさんさいばん
時代明時代
年代17世紀前半
形態 
材質 
寸法口径28.5cm 底径18.0cm 高さ5.8cm
解説 口縁部を水平に折り返して、端部を稜花形に作っている。内面の見込(みこみ)には魚・海老(えび)・水草を組み合わせた魚藻文(ぎょそうもん)を描き、側面には草花文、口縁部には円文・雲文を描いている。釉は緑釉を基調に、文様部分には黄釉と褐釉をかけ分け、底部を含む全面に施釉されている。
 この種の三彩陶の多くは、17世紀前半を中心に輸入されたとされる。生産窯は明らかでないが、近年、中国福建省泉州あたりの製品ではないかと考えられるようになった。
 これと形態・文様・釉調の類似したものが元和9年(1623)に廃城となった京都・伏見城跡と、堺環濠都市遺跡の元和元年(1615)までの遺構から出土しており、年代を知る上で重要な指標となっている。(佐藤昭嗣)
備考