1 趣旨
歴史家・詩人として知られる頼山陽史跡資料館は,江戸時代後期を代表する能書家であり,その気力に満ちた,気韻の高い作品は今なお多くの人々を魅了してやみません。類稀な言語感覚の持ち主であった頼山陽は数多くの詩文を遺し,彼が生み出した「山紫水明」「耶馬溪」などの熟語や名称は,今ではすっかり人口に膾炙しています。
本展は,頼山陽が生み出した詩や語句を揮毫した作品を公募することで,広島県における書道書写教育の振興を図るとともに,郷土が生んだ文豪・頼山陽の生涯と文芸に関心を持ってもらおう場とするために開催するものです。
2 主催
公益財団法人 頼山陽記念文化財団 頼山陽史跡資料館
3 後援
広島県 広島市 広島市教育委員会 福山市教育委員会 熊野町 熊野町教育委員会 筆の里工房 熊野筆事業協同組合 中国新聞社
4 協賛 東洋額装株式会社
5 会期 平成27年11月15日(日)~11月22日(日)
〇小学生,中学生,高校生の部に分け作品を公募した結果,100点を優に超える出品がありました。第1回目ということでいささかの不安もありましたが,関係各位の御協力・御指導の結果であり,感謝を申し上げます。
〇審査会は,10月18日(日)に6名の審査員により慎重な協議を経て各賞を決定しました。
〇授賞式は,11月15日(日)に当館ロビーで行われ,最優秀の頼山陽賞に,広島大学附属中3年藤原千穂さんが輝きました。「山紫水明」の4文字を伸びやかに表現していました。
【審査風景】
【表彰式】
【展示の様子】