まめちしき
交番と駐在所の違い?
☆ 交番は,主に都市部に設置され,
24時間の交替制により勤務しています。
一方,駐在所は,都市部以外の場所に設置され,
警察官が,駐在所に付随する
居住施設に住み込み,地域に溶け込んだ活動を行っています。
交番・駐在所の発祥
☆ 交番は,明治7年,東京警視庁に交番所が初めて設けられました。
当時は,現在のような施設はなく,警察官が特定の場所に出向き
交替で立番などの活動を行っていました。
警察官が交替で番をする所から,「交番所」と呼ばれるように
なったようです。
この交番所はその後,建物を建て,そこで仕事をする現在の形に変わりました。
明治21年10月に「派出所」,「駐在所」という名前で全国統一されましたが,
警視庁創設当時の「交番所」という名称が
そのまま「交番」という呼び名で残りました。
「交番」という呼び名が市民の間に定着し,
国際語としてもそのまま通用するほどになっていました。
そして,平成6年に,正式に「派出所」から,
広く親しまれていた「交番」という名称に変え,現在に至っています。
交番制度が生まれた国は?
☆ 町の中に交番の建物を置き,そこを中心に
制服の警察官が活動するという制度は,
明治7年に日本(東京)で生まれました。
現在では,交番制度は,外国に輸出されるなど,
地域住民の安全を守るために,
日本警察が作った世界に誇るシステムとして,
日本警察の大きな特徴となっています
パトカーは,なぜ白と黒?
☆ パトカーが日本に初めて登場した当時は,
日本で生産される自動車の色は白色がほとんどで,
パトカーも白一色ではちょっと見ただけでは,
一般の自動車との見分けがつきませんでした。
そこで,パトカーであることが一目で分かるようにするために,
白色ボディーの下半分をその反対色の黒色にぬりました。
これが,パトカーを白と黒の二色にしたはじまりで,
昭和30年には全国的に統一されました。