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株式会社西岡工業のイクメンを応援する取り組み

nishioka代表取締役 西岡徳人氏

社員の「家庭を大切にしたい」という願いに応えたい

西岡工業では、平成24年に県の「いきいきパパの育休奨励金」制度を活用し、今では3人の男性社員が育児休業を取得しています。社員には両立支援制度を積極的に活用して、子育てや、家族で過ごす時間を大切にしてほしいと考えています。 

 

 

育児休業取得の取り組みについて

男性の育児休業制度の積極的な運用に取り組んだのは、3年くらい前です。ちょうど広島県としても男性の育休を促進しているタイミングだったと思います。それ以前は、まずそもそも、男性が育児休業を取るという発想自体がなく、弊社で取得している男性社員はいない状態でした。しかし私自身にも2人の子どもがおり、家庭が充実していると仕事への姿勢も高まるということを実感していたので、家庭と仕事の関係性は非常に重要だと思っていたところでした。そこで、県の支援制度も活用して取り組みをスタートさせることにしました。弊社の業務は,一年を通して忙しい時期とそうでない時期が比較的明確なのですが、忙しい時期に頑張ってくれた社員に少しでも報いたいと思い、落ち着いた時期くらいは育児休業を使って家族のために過ごしてもらいたいという気持ちがありました。

その他のワーク・ライフ・バランスに関しての取り組み

休暇をしっかり取ってほしいというメッセージを社内に発信しています。繁忙期には休暇を取りにくいと考える人もいるかもしれませんが、仕事は周囲の協力の上で調整できるものだと思いますので、参観日や運動会などの時は遠慮せずに休みを取るように伝えています。最近では,家庭と仕事の両立を希望する女性も多いですので、性別に関係なく「家庭を大切にしたい」という思いには、会社としても応えていきたいと思っています。


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工事部課長 谷口和博氏 (育児休業取得者) 

育児休業は、家族と一緒に過ごすことを楽しむ時間

一週間ほど育児休業を取得しました。最初は取らなくてもいいと思っていましたが、休みの間ずっと子どもと一緒にいると親としての愛情も増し、今では取って良かったと思っています。

 

 

育児休業を取得しようと思ったきっかけ、育休中の過ごし方

育休を取得したのは,第一子の息子が8ヶ月のころです。きっかけとしては、社長からの「育休があるから使ってみてはどうか」という声かけでした。最初は正直なところ取らなくてもいいと思っていたのですが、いざ休みに入って家族と過ごしてみると、取って良かったと思いましたね。実は、育休中に子どもが中耳炎になってしまい、病院に連れて行く事態になったのです。妻一人では、きっとしんどかったと思います。それ以外は、普段通りに過ごしました。育児休業を通して子どもと長い時間接することができて,改めて親になった実感が沸いてきて、子どもを今まで以上に可愛いと思うようになりました。

育児休業に対する家族の反応

日頃から家事はやっている方だと思いますが、それでも子どもをみながら一人で家事をやるのと、片方が子どもをみて,もう片方が家事をやるのとでは全く違うということを、この育休中に感じました。妻も育休を取っているタイミングでしたので、「3人で居るのが楽しい」ということも言ってくれましたね。子育て自体は自分自身も楽しみながらやっています。ですが、今では子どもにも自我が出てきて意思を出すようになっているので、育休を取得した頃とはまた違う難しさがあると実感しているところです。

育児休業取得までの流れ

僕の前には2人ほど育児休業を取得している男性社員がいたので、取りにくいといったことはありませんでした。むしろちょうどそのタイミングで同じ現場にその2人がいたこともあり、育休についていろいろ教えてもらいました。職場にも快く取らせていただいたことに感謝しています。

育児休業を取得して感じたこと

家庭と仕事のバランスを取るのは、なかなか難しいことだと思います。その区切りをつけることに僕自身もなかなか慣れなかったのですが、それでも家族と一緒に過ごす時間が長いと安心できます。子どもや妻の笑顔を見ると落ち着きますので、家に帰った時に子どもが寝ていると残念ですね(笑)。自分が育児を経験することで、自分の親に対しても感謝の気持ちを持つようにもなりました。

育児休業の取得を考えている人へ向けてのメッセージ

育休は、奥さんの辛さや大変さを共感するための時間ではなく、日頃子どもや奥さんがどう過ごしているのかを感じ取る時間、家族と一緒に過ごすことを楽しむ時間だと思います。大変だという先入観を持たずにどんどん育休を取得して、子どもや奥さんと一緒に過ごす時間に充ててもらえたらと思います。

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