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株式会社みづま工房のイクメンを応援する取り組み

siraisama代表取締役社長 白井孝司氏

本人が育休を取得したいと考える場合,会社としては,育休を取得したい時期を早めに申し出てもらえば,マネージャーがその時期の仕事の山を低くしていくことで対応できます。それでも休業取得が難しい場合は,仕事のアウトソーシングができるかということも検討できます。休める方向に持っていくプロセスが大切だと思います。

クリエーターなど仕事の種類によっては在宅ワークも可能だと思っています。子育て中に自宅で仕事をしてはどうかと社員に提案したこともあります。

基本的には,育休を取得するかどうかは,企業が押し付けるのではなく,各家庭でプランニングして,本人が決めることだと思っています。男女関わらず,仕事において重要なポジションにいると休みを取るのは難しいと考えると思います。育休を取ったら周りに迷惑をかけると考える人もいるし,休みの間,他の人に仕事を任せると自分の仕事リズムが崩れるのが嫌で取得しないと考える人もいます。育休を取得するかしないかは,個人の感覚の問題もあるので,本人の考えを尊重すべきだと思っています。

 今回,当社では男性従業員の育児休業取得は初めてでしたが,以前から女性従業員の育児休業の取得は当たり前であるという雰囲気があるからか,他の職員も自然に受け入れられた様子でした。


hukudasan

 第一営業部 部長 福田加代子氏

制度を利用したのは部下だけど
一番メリットを得たのは私自身かもしれない

直属の部下が、この度会社ではじめて男性の育児休業制度を利用しました。会社として初めてのことでしたが、他部署・社外との連携をするなど組織一体となり部下の育児休業中の対応を考えました。私自身も営業部長としてグループをまとめながら出産・育児休業を取得した経験がありますので、子育ての大変さ、会社を離れることの後ろめたさは理解できます。私自身の経験から、助けていただいた感謝の気持ちを元に、今回は部下の為に動きました。

育児休業中の社内での対応、その後の変化

部下の育児休業中は、普段は管理をする立場である私が営業先に出向き、打ち合わせ等行いました。代わりに業務を行うことで、普段は感じたことない社員の素顔を知ることができましたし、普段上司には分からない大変さ、目には見えない仕事内容を理解することもできました。思いのほか管理者である私が知らない情報が多く、報告・連絡・相談の連携の甘さを思い知るきっかけにもなりました。自分の仕事を振り返る機会になりましたし、同時に1人の社員に対する見え方も変わったように思います。この経験を元に、今後は前より一層、部下1人1人の気持ちに寄り添い、互いに成長していければいいなと思っています。

管理者として、部下の育児休業から得たこと

中小企業にとって1人の社員が一定の期間休みをとることは結構負担になりますよね。しかし、育児休業を通じて、社員の日頃の大変さ、改善点の発見、自分自身を見つめるきっかけ、お互いを助けあう関係を理解できるなど、1人の社員が休むことでの周りへの負担以上のプラスの要素を得ることができたように思います。お金では買えない、いい経験をさせてもらったと会社には感謝しております。まだまだ県内で男性の育児休業に取り組む企業は少ないですよね。広島県には「いきいきパパの育休奨励金制度」もありますので、まずは制度を利用することが最初の一歩となると思います。一度利用して経験することで、プラス面はきっと見つかるはずですよ。

  


 sinoharasan第一営業部 篠原朋貴(育児休業取得者) 氏

育児休業を勧めてくれる会社に対して、
誇りを持てるようになりました

土日を含め1週間の育児休業を利用しました。双子の子どもに加えて「もう一人子どもが増えた」と妻には言われましたが、1週間という長い休みを社会人になってとることがありませんでしたので、家族との時間が十分にとれたいい機会になりました。

 

育児休業を利用するまでの流れ

広告代理店は“モノ”を創りあげる為に、クライアント様、クリエイティブ部門との打ち合わせが日々必要となります。私は1週間休みをいただきましたが、社会・仕事は動き続けていることになります。そういった業種であることから、引継書を元に部署内・他部署との連携、クライアント様との話合いをおこない、1週間のスケジュールを考えました。クライアント様にも男性の育児休業取得の事例がありましたので、非常に前向きに理解していただき、後押しをしてくださいました。社内はもちろんですが、クライアント様の理解がないと育児休業はとれませんでしたので大変感謝しています。

経験を通して感じたこと

私には全貌は見えませんが、今回私が育児休業を利用することで会社に負担になっていることは多々あると思います。そのことを承知のうえで育児休業を勧めてくれた会社、私が休みの間、助けてくださったチームのみんなに対しては感謝していますし、これから仕事で恩返しをしていこうという気持ちが湧いています。子育ては昔から好きでしたが、実際自分の子どもを育てていくとなると責任の重さも全く違うものがありました。育児休業を経験しないと妻の大変さを理解することはできなかったと感じます。育休を通じて会社・仕事・子育て・妻に対しての気持ちの変化があり、新しい関係が築けるいい機会になったと思っています。

  hutati

 

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