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石田造船 株式会社

印刷用ページを表示する掲載日2021年12月27日

船舶の設計・建造・修繕,海洋構造物の設計・製作・設置

 

 

事業所所在地

〒722-2322 広島県尾道市因島三庄町宝崎2931番地の4

電話番号

電話:(0845)22-0482  ファクス:(0845)22-2325

本社所在地

〒722-2322 広島県尾道市因島三庄町宝崎2931番地の4

ホームページ  URL

http://www.ishida-zosen.co.jp

 

 

製品・技術 3胴型フェリー「第二せきぜん」・3胴型旅客船「まつかぜ」・4胴型水中展望船「オルカ」(オンリーワン)

 揺れの少ない3胴・4胴型旅客船・フェリーを建造しませんか。波に強く,一度にたくさん乗れ,総合的なコスト削減に役立ちます。

3胴型フェリー(第二せきぜん)の写真

3胴型フェリー(第二せきぜん)

3胴型旅客船(まつかぜ)の写真

3胴型旅客船(まつかぜ)

4胴型水中展望船(オルカ)の写真

4胴型水中展望船(オルカ)

製品・技術の特徴

今までに無かった3胴型・4胴型等,世に無いタイプの旅客船,特に水中展望船やフェリーを開発し,特許を取得した。これを利用し,3胴型フェリー「第二せきぜん」・3胴型旅客船「まつかぜ」,4胴型水中展望船「オルカ」を次々に建造し,世に送り出して来た。3胴型とは,通常(1個)の船体の両サイドに船体を2個新たに設け,3つの船体として構成した船である。振り子の作用で水に浮いた時の横揺れを最小限に押さえることを目的に船体を3個甲板で接続した船であり,3胴型としてフェリー(第二せきぜん)と旅客船(まつかぜ)をそれぞれ1隻づつ建造した。
4胴型とは,双胴型(2個)の船体の両サイドに船体を2個新たに設け,4つの船体として構成した船である。船体を4個甲板で接続し,より広い甲板面積スペースを確保し,横揺れを防止するのは勿論ですが,より多くの乗客を搭載することが出来るタイプである。
中央部の主船体が2個あるため、それぞれの船体が旅客室として利用でき、4胴型水中展望船(オルカ)として建造したため、水中で乗客が水中窓を通して、お互いを見ることが出来る。 この様にユニークなアイデアにより、今までに無かったタイプの3胴・4胴型旅客船が誕生した。

開発のきっかけ 船の世界では,船体が1つの単胴型及び船体が2つの双胴型が主流である。今回当社が開発・建造した3胴・4胴型は無かった。テレビで,フィリピンの現住民が乗ったカヌーを見て,閃いた。これはカヌーの両サイドに竹を張り出し,原始的な方法だが3つの船体を構成し,ひっくり返らない様にしていたのが大発見であった。早速,これを大型化して建造すれば面白いのではないかと思い,研究開発に取り組んだ。
開発・製品化における
苦労と努力
船を建造するには国の規準をクリアーしなければならず,国交省所管の運輸局と相談しながら,世に無い船を誕生させるために乗り越えなければならない壁が何度もあり,あらゆる努力を重ね,運輸局に建造承認を申請し,受理された後に建造に着手した。船を建ってくれるオーナー探しも全国を廻り,この船を建って頂けないかと交渉したが,新しい物は実績が無いため,船を建造してくれる船主に巡り逢うまでが一番苦労であった。当社を信じ,巡り逢えた船主と一願となって建造に取り掛かり,建造中も初めての船のため,様々な問題が浮上し,それを解決して,ようやく完成できた。

製品・技術の主な取引先

全国の旅客船事業者

特記事項 3胴型は船体が3個あり,中央部が主船体となり,機関室になるためエンジンが1機で良い。また4胴型は中央部に船体が2個あり,機関室も2個となるため,エンジンが2機必要となる。それぞれの船体特性により,主要航路の用途によって3胴・4胴型を選定する。従来の船と違い,多胴型船型のため甲板面積が広く取れるため,旅客数や自動車搭載台数が増加し,また復原性能(横揺れ等)が大幅に緩和される。船体が3個・4個となるため,従来船である1個の船体と比較し,建造費用が50%上昇するが,従来船を2隻建造するよりもコストが安く付き,また船員も1隻分で良いため,総合的に判断するとコスト縮減となる。

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