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リレーメッセージ ~第2回 井野口病院~

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年5月15日

井野口病院看護部長

≪医療法人社団 井野口病院 看護部長 古本 世志美≫

Q 看護職を目指したきっかけは?

 私たちの時代は日本がバブルの頃で,女性が手に職をつけ職業人になることが推奨された時代でした。私も自分に何ができるかと考えたとき,知り合いの看護師の方がとても生き生きとしていて,話す内容や表情がとても魅力的だったので,その人に憧れて看護学校を受けました。

 その後,看護学生時代に今でも忘れられない経験をしました。小児病棟での実習を受けた際に,その病院の師長さんが,「あなたたちはなぜ看護師になろうと思ったのか。看護を目指す人としてこの子たちに何をしてあげたいのか,それが感じられない。ましてや毎日病気と戦っているこの子たちを前にして,まだ学生だからと当たり前の顔をして立つことが,どれだけ患者さんやご家族に失礼なことか」と,厳しい口調でおっしゃられました。

 その時は,反発する気持ちもありましたが,看護を続けていく中で少しずつその言葉の意味がわかるようになり,今の私にとっての看護の目指すものや,基本になるもの,看護に向う姿勢などの根本になっていると思います。実習に来られるいまの学生さんにも,ただカリキュラムをこなすだけでなく,自分たちの看護観や目指すものを少しでも伝えられるように,なるべく色々な話をするようにしています。

Q 現在はどのような仕事をしていますか?

 平成13年に看護部長になり,それからずっと教育の充実と働きやすい職場環境を目指して,病棟編成や組織体制の見直し,人の確保など,1つ1つ取組んできました。その原動力になったのが師長時代の経験です。病棟の看護職員が10人位辞めた年があり,ショックでその時は退職願も書きました。退職の理由の多くは,「総合病院に勤めて,キャリアアップしたい」というものでした。私たちは,地域密着病院として二次救急にも対応し昼夜なく頑張っていても,それだけでは看護師達は満足しない…。このことがずっとトラウマでしたが,その時に感じた「総合病院にも,うちの看護は絶対負けない!」という思いが今の私の力になっています。そこから教育や働きやすさの点で中長期的な計画を立てて取り組むなかで,そういったことは一度もなくなりました。

 最近では,学生の実習を受け入れることと,認定看護師の育成に力を入れていて,その中でとても嬉しいことがありました。それは,この病院で実習をした看護大学の学生さんが,就職の面接を受けに来てくれたことです。自分たちの職場を見た人たちが,ここで働きたいと思ってくれたことが大きな喜びで,指導に関わったスタッフにも大きな力を与える出来事でした。

Q 看護の魅力は何ですか?

 私たちの職業は,対象が人間であることから,1人1人違う背景をもった患者さんやご家族と出会い,同じ状況は二度とない中で,一生懸命目の前の相手に向き合う仕事です。ときには,こうなってほしいと思っていても,うまく行かないこともあります。しかし,その経験を次の患者さんに活かせることや,私たちはチームでこの人たちにしっかり向き合えたと思えることも看護の魅力です。また,看護職は,社会から求められている職業だと思います。世界中どこへ行っても,人が存在している所であれば看護師は必ず必要とされるため,社会の中でも貢献度がとても高い仕事であり,それもまた看護の魅力だと思います。

Q 最後にメッセージをお願いします!

 今,働いている看護職の方には,ぜひ「持続する」ことを大事にしてほしいです。「持続する」とは,前を向いて進んでいくことです。100%頑張らなくていい,しんどくなったら勤務形態を変えてみるなど,働き方を変えるのも一つの工夫だと思います。

 また,看護学生の皆さん,今は実習等で大変かもしれません。でも,看護という仕事は決して一人でするものではなく,多くの先輩や多職種の方,そして患者さん,ご家族と常にチームを組み,その中で自らの役割を担っていく本当にやりがいのある仕事です。そこを目指された皆さんには,明るい未来が待っていますし,この仕事を選んだ自分に誇りをもっていただきたいです。

 最後に,中高生の皆さん,社会の中で常に求められており,魅力ある看護の道にぜひ進んでみませんか!

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