ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

病院でさがす

看護の魅力ムービー

広島県ナースセンター

広島県看護協会外部リンク

広島県

お問い合わせはこちら


リレーメッセージ ~第3回 県立広島病院~

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年10月8日

県立広島病院看護部長

≪県立広島病院 副院長兼看護部長 藤川由美子≫

Q 看護職を目指したきっかけは?

 高校生の時,「将来どんな仕事に就くか?」と悩んでいた時,親身になって相談に乗ってくださったのが養護教諭の先生でした。その先生と話をすると,心が落ち着いてくるのが不思議で,先生の仕事や先生の通われた学校に興味をもち,看護学校に入学しました。

 看護学校に入学してからは,実習で病院に行く度に,看護師さんたちが白衣できびきび働く姿がかっこよくて,「あんな風になりたい」と看護師への興味を持つようになりました。学生時代はしんどいこともありましたが,それ以上に実習先で患者さんにケアをした時,患者さんが非常に喜んでくださって,ケアすることの喜びを強く感じたことを覚えています。

Q どのような仕事を経験しましたか?

 最初の配属先は手術室でした。1年目は毎日覚えることばかりで,とにかく手術の流れをノートに書き込んで覚える!の連続で,今もまだその時のノートは捨てることができません。3年目の時,母校の先生から,看護教員になる勉強をしてみないかと声をかけていただき,1年間東京で研修を受けました。クラスメイトは24歳から53歳まで,ベテランの方と机を並べて学習したり,テキストでしか名前を知らなかった著名な講師から講義を受けたり,研修指導を受けたり,とても充実した日々でした。

 研修を終えて,看護学校の教員として,学生と共に患者さんの看護を考えること,臨床実習で一緒にケアすること,看護師になることに夢と希望を持って頑張り,成長していく学生の姿をみることは,私自身の看護師人生を豊かにしてくれる貴重な経験でした。その後,病院に戻り,副師長として消化器内科病棟を経験したのち,現在の看護部長室に配置になり,教育担当となりました。ここでは,病院の担う機能を果たせる看護師はどのような看護師か,私たちはどのような看護をしたいのか,ということをグループで整理し,病院の看護師育成の手引きとなる「看護基準手順」を作成しました。これができた時の達成感はすごく大きかったです。 

 現在,看護部長という立場にありますが,看護部長の仕事は,病院の理念に基づき,看護部の理念を構築し,理念を実現していくことだと思います。看護部の理念は,「県民の皆様に愛され,信頼される病院をめざすチームの一員として,あたたかい心で,質の高い看護を提供します」としています。理念の実現のためには,新人看護師だけでなく,経験のある看護師も専門職業人として成長し続けることができるよう教育体制をととのえたり,結婚しても働き続けられる職場環境をつくることを心掛けています。例えば,目標管理申告制度により,上司である看護師長との面談を通して,組織がめざす目標と個人が目指す目標について話し合う機会を設けたり,委員会活動を通して,さまざまな看護業務の改善活動を行ったり,重症度の高い患者の看護や救急対応ができるように看護のスキル向上を行ったり,育児休暇を取得している職員に対して,「ママ友会」を企画したりしています。

Q 看護の魅力は何ですか?

 看護はとても変化に富んでいて,同じ状況というのがないんです。例えば,手術が必要で入院された患者さんでも,手術前と手術後では,病状が大きく変わります。体の変化だけではなく,患者さんの心の変化があり,24時間の生活の過ごし方が変わってきます。そういう意味で,看護師が患者さんにかかわるその日その時の場面というのは1回きりなのです。自分で考えて工夫したケアの方法,例えば,清拭時に泡立てた石鹸の香りで患者さんが喜んでくださったり,患者さんの回復につながったケアが実践できたときにやりがいや喜びを感じます。

 100点は取れないし,終わりはないけれど,失敗をバネにしてまた頑張ろうと思えたりする。ただ言われたことをやらされ感でやるのではないのです。患者さんの力も借りて個別のケアを創造していくのです。もちろん,実践の科学といわれるように,研究的な取り組みにより実証された,安全で効果的な方法を用いて,患者さんの看護の質(安全)をまもることは大前提です。

 人の命や幸せの基盤になる健康をまもったり,苦痛を和らげたりする看護は素晴らしい仕事だと思いますね。

Q 最後にメッセージをお願いします!

 看護の魅力は,話だけでは伝えきれないところがあります。私は,病院で働く看護師なので,やはりベッドサイドケアを一緒にすることが一番かなと思います。患者さんの話を聞いたり,患者さんがしんどそうにされている場面に一緒にかかわって,どうしたら患者さんが楽になるかを考えたり,苦しかった表情が和らぐ瞬間に遭遇するとか,そういう体験をして看護の魅力を実感してもらいたいですね。

 2025年問題といわれていますが,高齢者が急増する近未来は,看護職や介護職のマンパワーが多く求められています。職業選択に悩んでいる方,看護師の資格を持ちながら活用できていない潜在看護師の方,どこの地域でも必要とされる「看護」という魅力ある仕事に一緒に取り組みましょう!

ひろしまナースネットでは,リレーメッセージを随時掲載していきます。 次回の更新をお楽しみに!

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか?