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史上初!インターハイでサッカー高校生審判員が活躍!(呉工業高等学校)

 宮城県で開催された,平成29年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技に,呉工業高校サッカー部3年生の八重垣 真(やえがき まこと)さんが,高校生審判員(全国で2名のみ)として参加しました。
 八重垣さんは,高校2年生で(公財)日本サッカー協会公認2級審判員のライセンスを取得しました。県内大会に選手としてだけでなく,審判員としても参加し,多くの経験を積み重ね,史上初となるインターハイでの高校生審判員として,男子1回戦から3回戦までを担当しました。

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審判の様子(左端が八重垣さん)


 11月21日(火),教育長を訪問し,大会の感想や今後の抱負について話しました。

 八重垣さんは,教育長から印象に残ったことを問われると,
 「日本のトップレベルのチーム同士の対戦は,プレーのスピードがとても速くて驚きました。広島では経験できないスピードでした。」
 「1級審判員の方が主審をされ,私は2級審判員として副審を務めましたが,1級・2級に関係なく,試合を成立させるために協力することの大切さを学びました。また,1級審判員の方の動きを身近で見ることができて,とても勉強になりました。」 
 「宮城県の高体連の方にこうした機会を与えていただいたおかげで,とても良い経験ができ,感謝しています。」
と,印象に残ったことや感謝の気持ちを述べました。

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 また,審判員のワッペンやカード,ホイッスルを披露しながら,
 「2級審判員のワッペンは銀色で,18歳以下では国内に10人しかおらず,周りから見ると目立つ存在です。3級の頃は審判をするのが楽しかったですが,2級になると楽しいだけではなく,ミスをしてはいけないという責任の重さを痛感するようになりました。」
 「できるだけカードを出さなくて済むように心がけています。選手としての経験も活かし,選手の動きを見て,どこにボールが行くかを予測しながら,位置取りをしています。」
 「審判で使う道具は,できるだけ親に負担をかけないよう,審判をしてもらったお金でそろえるようにしています。」
と述べました。

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 教育長は,
 「国内に10人しかいない中の1人なんてすごいですね。」
 「プレーを見て瞬時に判断しなくてはいけないので,走り込みやルールの勉強など努力のたまものですね。」
と称えました。

 教育長から将来の夢について尋ねられた八重垣さんは,
 「大学に進学し,教員になって母校に戻り,サッカー部の指導をしながら,審判も続けたいです。」
 「いつか選手権大会の広島県大会決勝の主審を務め,お世話になった広島県に貢献したいです。」
 「まずは1級審判員の試験を受験できるように,経験と努力を積み重ねていきたいです。」
と今後の夢を語りました。

 教育長は,
 「とてもいい夢ですね。4年後がとても楽しみです。」
 「しっかり勉強して,審判としても,サッカーの指導者としても,工業の教員としても活躍できるように,貪欲に夢を追い求めてください。」
とエールを送り,「夢は叶う」と自筆した色紙をプレゼントしました。

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  ⇒呉工業高等学校ホームページ

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