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平成28年10月24日(月) 下崎教育長が北広島町立大朝中学校を訪問しました

 北広島町立大朝中学校では,学校教育目標「大朝(ふるさと)を愛し,学び続けるたくましい生徒の育成」の達成に向けて,「地域を学び,地域とともに活動し,地域の様子を発信してくこと」を大きなテーマとして,ふるさと大朝を愛する子どもたちの育成に向けて様々な取組を行っています。

 大朝中学校は,今年度,文部科学省の事業である「子供と自然をつなぐ地域プラットフォーム形成支援事業」の委託を受け,地域の方とともに,「テングシデ群落」の学習・保全活動等を行っています。
 「テングシデ」とは,イヌシデの突然変異種であり,幹が曲がりくねり,枝がしなだれるなど非常に珍しい樹形をしています。
 大朝中学校区の田原・灰谷地区に,大小およそ100本が群生しており,枝に天狗が腰かけたなどの伝説があることから「テングシデ」と呼ばれ,昔から地域で大切にされてきました。
 日本国内において,突然変異によりできた木が代々群生している地域はほとんどなく非常に貴重な地域です。さらに,世界で唯一,大朝の地にだけ自生する大変珍しいものであり,「テングシデ群落」として,平成12年に国の天然記念物に指定されました。

大朝中学校1年生総合的な学習の時間大朝中学校1年生総合的な学習の時間大朝中学校1年生総合的な学習の時間
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  訪問日は,1年生の教室において,生徒からテングシデの学習及び活動報告がありました。
 生徒からは,大朝にはたくさんの誇れるものがあること,テングシデの学習を「テングシデの木について学ぶこと」,「地域の人とテングシデを大切にし残していくこと」,「テングシデの素晴らしさを世界に発信すること」の3つの柱で進めていることについて説明がありました。
 ふるさとの誇りについて,堂々と語る生徒の説明はとてもわかりやすく,「テングシデ」とはどんなものなのだろう,もっと知りたいという気持ちがどんどん湧いてきました。
 説明に続いて,生徒が広島大学の留学生に対して英語で行った「テングシデ」にまつわるクイズが2問出題されました。
 生徒の英語はとてもわかりやすかったのですが,2問ともなかなかの難問であり,1問目の「How old is tengushide?(樹齢は何年でしょう)」は時間切れ(正解は160年)となってしまいました。
 しかし,2問目「How tall is tengushide?(高さはどれくらいでしょう)」は,見事正解(約14m)することができました。
 
大朝テングシデ群落大朝テングシデ群落大朝テングシデ群落
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  事前学習をしっかりと行い,ガイド役の生徒と一緒に「テングシデ群落」へ移動しました。
 現地で,テングシデの学習と保全活動の際に多くの支援をいただいている地域の老人クラブとテングシデを守る会,そして自治会の方と合流させていただき,生徒のガイドを聞きながら一緒にテングシデ群落を散策しました。
 標高650mのゆるやかな谷間に群生するテングシデは,さきほどのクイズで聞いた高さ以上の迫力があり,一帯が神秘的な雰囲気に包まれていました。
 道中では,「枝が作り出す輪郭がハートの形にみえる箇所があります。」と指さしながら教えてくれたり,9月に地域の方々と草刈りや落ち葉掃除を行ったこと,その際に幼木を探し目印となるように打った杭を示しながら当日の様子や次世代につなげる取組について説明してくれました。
 テングシデについて生き生きと語り,その魅力を自分の言葉で一生懸命伝えようとする姿から,ふるさと大朝を愛し,誇りに思っている様子が感じられました。

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