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平成28年10月24日(月) 下崎教育長が北広島町立新庄小学校を訪問しました

 北広島町立新庄小学校外部リンクは,学校教育目標「志を持ち,仲間とともに主体的に生きる児童の育成」の達成に向け,「進んでやる!」を今年度のモットーとし,児童と教職員が目標を共有化し,様々な取組の充実を図っています。
 「新庄のはやし田継承プロジェクト」と「赤米生き活きプロジェクト」を中心として,ふるさとの自然を愛し,児童のふるさと新庄への思いを強くしたくましく生きる児童を育てる取組を進めています。  
 北広島町では,子どもたちが地域との関わりを持ちながら行う体験活動により地域に愛着を持ち,将来にわたり北広島町に住みたいという思いや仲間意識の醸成を図ることを目的とした「ふるさと夢プロジェクト」事業を実施されています。
 新庄小学校では,生活科や総合的な学習の時間等において,地域の方から支援をいただきながら,1・2年生はさつまいも,3年生は大豆,4年生は水(川と山),5年生は米(赤米),6年生ははやし田をテーマとして活動しています。
 児童は,みんなで課題設定や解決方法を話し合い,協働性や対話力を培いながら,ふるさと新庄の知識を深めます。
 そして,一年間お世話になった地域の方に御礼を込めて開催する「ありがとうの会」において,学習の成果を発表します。

新庄小「新庄のはやし田」新庄小「新庄のはやし田」新庄小「新庄のはやし田」
 「新庄のはやし田継承プロジェクト」の「はやし田」とは,田植えの時に声を掛け合い,楽器を囃し立てながら苗を植える伝統芸能です。
 「新庄のはやし田」は,安芸高田市に伝わる「原田のはやし田」とともに中世の絵図「大山寺縁起絵巻」などに残る田植えの様子を伝承する貴重な風俗であるとして,平成9年に「安芸のはやし田」として,国の重要無形民俗文化財に指定されました。
 新庄小学校では,新庄郷土芸術保存会の方々から指導を受け,地域の方々に,衣装や楽器などを作っていただくなど多くの支援を受けながら,ふるさとが誇る文化として全校児童で「新庄のはやし田」の継承活動を行っています。
 教えていただいた成果を学校行事,地域の祭り,特別養護老人ホームなどで披露し,「赤米生き活きプロジェクト」の田植えの際には,実際に田の周りで児童による「はやし」を行います。
 1年生は歌,2年生は早乙女,3・4年生は大太鼓,5・6年生はサンバイ(竹で作ったササラで指揮をする役),大太鼓,笛,小太鼓,手打鉦を担当し,例年3月には引き継ぎ式を行い,上の学年から引き継いでいます。
 サンバイがしっかりと音頭をとり,田植え歌と,囃子に合わせてダイナミックに踊る姿は大変迫力があり,大変感動しました。
 
新庄小学校赤米茶
  新庄小学校区内の岩戸地区では,古くから宮島の寺院「大聖院」に奉納する米を栽培しており,日本の古代米である「赤米」も栽培し,奉納しています。
 校長室では,児童が赤米を使った「赤米玄米茶」を出してくれました。甘みがあり,香ばしく,とてもおいしいお茶でした。
 5年生は総合的な学習の時間において「新庄の米作り」を取り上げ学習をしており,地域の方や営農法人の方の支援と指導を受けながら,「赤米」の稲作に取り組んでいます。種籾の発芽,苗作り,田植え,育苗観察,稲刈り,脱穀・わらの収穫,赤米の収穫・加工など一年を通して米作りに関わります。
 5月の田植えの際には,全校児童が「新庄のはやし田」を披露し,5年生の児童が田植えを行いました。
 当日は,奉納先の大聖院の方もお越しいただいたり,地域の飾り牛保存会の御厚意により,飾り牛が登場したりと大変盛り上がったとのことです。
 9月の稲刈りの際には,稲束の結び方,稲木へのかけ方を丁寧に教えていただき,慣れない作業に苦労しながらも,児童からは次第に明るい声がもれてきたようです。
 今年度は,初の試みとして,「赤米」奉納の際に,児童が宮島に同行し,奉納体験を行う予定です。
 宮島では,「奉納米について説明したチラシの配付」,「観光客への赤米茶の提供」など,「奉納米」について多くの人に知ってもらう取組を考えているとのことでした。
 これは,学習を進める中で生じた「新庄から宮島へ米を奉納していることがあまり知られていない」という課題に対し,解決方法をみんなで話し合って,考えた取組です。
 
新庄小学校創作劇「僕たちの赤米」新庄小学校創作劇「僕たちの赤米」新庄小学校創作劇「僕たちの赤米」
 5年生の児童は,「赤米」の稲作について学習をしたことを創作劇にし,学習発表会で発表するとのことであり,訪問日は,その練習の様子を見せていただきました。
 赤米に扮した児童は,セリフだけでなく動きや小道具を使って,赤米の特徴をわかりやすく伝えようとしており,お坊さんに扮した児童も登場し,奉納米や「赤米」稲作の大変さなどがよくわかりました。
 生き生きと活動する児童の姿からは,ふるさと新庄に誇りをもち,ふるさとの宝をみんなに知ってもらおうと様々な挑戦をしている様子が感じられました。 

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