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平成27年12月18日(金) 下崎教育長が府中高等学校を訪問しました

 県立府中高等学校外部リンクの校是「金剛不壊(こんごうふえ)」,校訓「知性・探究・使命」は,平成24年の創立100周年を機に制定されたものです。
 校是の「金剛不壊」とは,旧制府中中学校の校歌にある「金剛不壊の府中魂(ふちゅうこん)」と同様に扱われ,「金剛(ダイヤモンド)のように壊れない志を固く守ること」の意義を表しています。
 校訓の「知性・探究・使命」のもと,「知・徳・体」のバランスがとれた国際社会の各分野で活躍できる人材の育成を目指しており,今年度は,「広島版『学びの変革』アクション・プラン」のパイロットスクールの役割を担う「探究コアスクール」の指定を受け,課題発見・解決学習の推進に向け,様々な取組を進めています。
 訪問日は,「探究コアスクール」に関する取組説明,授業参観,意見交換を行いました。  

府中高校社会授業2府中高校数学授業府中高校数学授業2
 授業は,第2学年を中心に参観しました。各教室の生徒の表情は明るく穏やかで,教師と生徒間に信頼関係が感じられる,温かく,規律ある授業が展開されていました。
 授業において教員は,生徒の答えに対する「さら問い(更に問う)」や,「エッセンシャル・クエスチョン(本質的な問い)」など生徒の思考が深まるような発問を工夫しているとのことでした。
 また,国語の授業では,チェックシートを活用し,生徒同士が予習の確認をし合って,互いの良いところを取り込むなど,学び合いを通じた質の高い予習の実現にもつながっているようです。

第2学年自己創造プロジェクト特別授業の跡第2学年自己創造プロジェクト特別授業の跡3第2学年自己創造プロジェクト特別授業の跡2

 第2学年は,11月17日に,総合的な学習の時間で「『自己創造プロジェクト』特別授業」を行い,生徒全員が体育館に一堂に会し,「なぜ学ぶのか」について考えを深めました。当日は,学年主任がファシリテーターとして全体を指揮し,特別アドバイザーとしてお迎えした立命館宇治中学校・高等学校の酒井淳平先生に,授業の講評や今後の学びに向けてのエールをいただいたとのことです。
 授業の後半では,ワールドカフェという話し合いの手法を使ったグループワークの中で,「人間力(社会で生きていく力)をつけるために,どの教科のどのような学びが活かせると考えられるか」をテーマとして意見交換し,模造紙に出てきた意見をどんどん書き込んでいきました。訪問日には,校舎の廊下にその模造紙が掲示されており,整理方法はグループによって様々でしたが,共通して,社会で生きていく力には学校で学んだことが密接に関係していることや,複数の教科の関連性を感じている様子が見て取れました。
 授業を終えた生徒からは,「生きることと学ぶことは深い関係がある。自分の将来のためにも教科にこだわらず,積極的に勉強に取り組もうと思った」,「大学合格がゴールではなく,学ぶことは自分を磨き,強くしてくれるもの」といった声が聞かれ,学びの本質を理解し,将来にわたって自ら学ぼうとする意欲が感じられました。

研究コアスクールプレゼン府中高校1学年の取組第1学年ポスターセッション
ICEルーブリック主任等との懇談主任等との懇談2
 「探究コアスクール」に関する取組については,「府中高校1学年の取組」を中心に中核教員から説明がありました。 
 府中高等学校では,ICEルーブリック「府中高校における学習・説明・発表などの[学び]に関する「動詞」の整理表」を作成しています。ICEとは,Ideas(考え・基礎知識)・Connections(つながり)・Extensions(応用・ひろがり)の頭文字であり,それぞれの学習段階で使用される「動詞」について,教職員と生徒で共有し,より深い思考・判断・評価のツールとして活用されています。
 また,生徒自身が自らの「学びの仕組み」を理解し,自らの「学び方」を検証して高めるとともに,振り返って自己評価できるようになることを目標として,各学期の最後の授業では,「学期の振り返り」を行っています。
 生徒が,自らの学びを振り返り,現在の自分をしっかりと見つめ,自分の目標の実現のために,各教科にどのようなスタンスで臨むのか,そのためにはどのような予習や復習が必要となるのかということが自然に見えてくることと思います。
 
 府中高等学校では,「チーム府中高校」ということばが多く聞かれ,生徒の「自ら学ぼう」とする意欲を高めるため,学校全体がベクトルを揃え,教科や学年の壁を越え一丸となって取り組んでいる様子が感じられました。 

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