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平成27年11月18日(水) 下崎教育長が三原特別支援学校大崎分教室を訪問しました

 三原特別支援学校大崎分教室外部リンクでは,今年度は,中学部1名,高等部2名の生徒が在籍しています。 
 生徒の卒業後,10年後,20年後の姿を見据え,社会貢献のできる生徒の育成に取り組んでいます。
  訪問日は,授業を参観し,校長,教頭,中学部担任,高等部担任から学校の様子や取組の説明をいただき,生徒及び教職員とともに,給食をいただきました。 
中学部授業高等部授業大崎分教室給食

 中学部の授業では,就業体験先の農園でいただいた豆を使ったゲームを教育長と行い,大変盛り上がりました。高等部の授業では,基本的生活習慣を身に付けることをねらいとして,生徒がわかりやくす工夫して収納など身の回りを整理整頓する活動にきちんと取り組んでいました。 

取組プレゼン2書道「友」「絆」「輝」馬場くん絵(桜)

 給食の時間には,中学部3年生の馬場さんがメニューや食材の説明をし,運動会,文化祭,陸上競技会など生徒の活動の様子をビデオで見せていただいた後,高等部1年生の平原さん,2年生の増田さんが,学校の取組等について二人で協力しプレゼンテーションを行いました。
 6月に開催された運動会には,小学生,中学生,地域の方など多くの方が参加し,当日まで,中学部,高等部の生徒が力を合わせチーム旗やポスターの製作,案内状づくりや関係各所への案内状配付,競技の練習等の事前準備をしっかりと行いました。また,当日も,競技準備,召集,アナウンス,そして,もちろん選手として競技に参加し,休む間もなく,自分のもてる力を十分に発揮されたようです。 
 11月に開催された文化祭では,詩の朗読,技能検定の模範演技披露,高等部の作業学習で製造した菓子や,引出しトレイの販売,手作り料理による小学校の恩師へのおもてなしなど盛りだくさんの内容で,オープニングでは,中学部の馬場さんが,高等部の増田さんの太鼓のリズムに合わせて,筆の代用品としてモップを使った書道パフォーマンスに挑戦されました。「友」「絆」「輝」が力強く書かれたその作品は,大変迫力がありました。訪問日にいただいた紙袋にも,馬場さんの描いた絵がプリントされており,こちらも伸び伸びとした素晴らしい作品でした(側面には3名の生徒の似顔絵も描かれています)。 

御礼状レモンカステラ接客
 
 大崎分教室の高等部の2名の生徒は,広島県が実施する技能検定にチャレンジし,夏に開催された清掃部門では1級を取得するなど,複数の分野で級を取得するとともに,検定をとおして身に付けた技能や知識を様々な場で活用しています。  
  「清掃部門」で指導をいただいている会社の方から,日常の場での清掃指導を受け,大崎分教室がある大崎小学校の廊下,階段,教室の清掃を行い,今後はその他の公共施設の清掃や,小学生への掃除の指導の場面にも生かす予定であるとのことです。
 また,大崎小学校から依頼を受け,教室前の草取り(環境整備)や,畑の土づくり,児童へ接客や清掃指導を行っており,教室には,小学生からの御礼の手紙が掲示されていました。
  「接客部門」で学んだ技能は,月に1回校内で開催するカフェでも発揮されています。
 カフェの運営は,高等部の生徒ですが,中学部の生徒も,美術で制作した自分の絵を使い,菓子を入れる紙袋を作ったり,レジ打ちを手伝ったりと3名で協力しておもてなしをしています。
 昨年度からは,地域の高齢者のサロンへ年3回程度出張カフェを行い,今後はリヤカーをひいて島内を回ることも計画されています。
 カフェの名称は今年度から「縁(ゆかり)カフェ」に改名しましたが,これは,高等部2年生の増田さんの提案で,「人と人との絆を大切にしたい」という思い名づけたそうです。この名のとおり,カフェは地域の方々が集う場所になっており,出張カフェでは,10月に和歌山において開催された「全国障害者スポーツ大会」へ出場する増田さんに対して,お客さんからお守りのプレゼントがあったりと色々な縁がつながっています。
 さらに,カフェでは,地域の特産品を活用した菓子などを提供しており,訪問日には試作品のレモンカステラを出していただきました。大崎上島産のレモンは香りもよく,生地もふわふわでとてもおいしくいただきました。

  大崎分教室では,生徒の活躍する場,挑戦の場を様々な活動で仕組まれており,生徒は,緊張感と責任感をもち,その一つ一つの活動が,生徒の成長や自信につながっているようです。
 教職員と生徒の間には,しっかりとした信頼関係といい意味での緊張感があり,発表資料の持ち方や,食事をする時の姿勢,挨拶などすべての場面において,教職員が共通認識をもち,生徒にきちんとやりきらせていました。
 実際の活動の場面では,教職員はなるべく見守り役に徹し,生徒が主体的に動いている様子からは,日頃の指導の積み重ねが感じられました。
 教頭先生を中心に,「チーム大崎分教室」として,豊富なアイディアで限られた資源をうまく活用し,生徒のきらりと光るものをより輝かせるための工夫が随所に見られ,「学ぶ喜び」「ワクワク感」の感じられる教育活動が展開されていました。 

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