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平成27年10月7日(水曜日) 下崎教育長がふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)を訪問しました

 ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)を訪問しました。
 秋の特別企画展「頼山陽(らいさんよう)を愛した女流画人平田玉蘊(ひらたぎょくおん)」開会を2日後に控え,展示準備の慌ただしいなか,館長,副館長及び学芸課長に解説をしていただきながら見学をさせていただきました。
 平田玉蘊(1787-1855)は,江戸時代後期に尾道に生まれ生涯を尾道で過ごした,近世日本を代表する女流画人の一人です。没後160年に当たる今年,約60点の新発見や初公開の作品を始めとする約160点の作品をとおして,玉蘊の生涯や彼女をサポートした人たちを紹介する過去最大規模の展示会です。
 今から200年ほど前の江戸時代後期の港町尾道で,なぜ平田玉蘊のような当代一流の女流画人が活躍し,多くの作品を残したのかという点にもスポットを当てつつ,更には明治時代以降に活躍した広島県にゆかりのある女性たちも紹介されています。
 玉蘊は,神辺の儒学者・漢詩人である菅茶山(かんちゃざん)や江戸時代を代表する文人の頼山陽(らいさんよう),田能村竹田(たのむらちくでん)とも交流があり,玉蘊が描いた鶏の画に頼山陽が賛を書いたコラボ作品や菅茶山に贈った年始の試筆「海老図」なども展示しています。

玉蘊美人画玉蘊古鑑

花鳥画,日本や中国の歴史もの,風俗画・美人画など多数の作品は保存状態が良いものが多く,中でも玉蘊の代表作の一つである尾道の慈観寺の本堂の襖絵「桐鳳凰図(きりほうおうず)」は,180年以上前に描かれた作品とは思えないほど鮮やかな色彩でした。 
 また,玉蘊愛蔵の細かな細工が施された古鏡も展示されています。
桐鳳凰図孔雀図

 今回の目玉の一つに新発見の作品展示があります。
 今年6月に尾道市内の民家から,玉蘊が描いた襖絵が「まくり」(表装されていない状態)で見つかりました。この襖絵は,文政9年(1826)の作で,これまで知られていた玉蘊作品の中で最大のものであり,4面1組のものが3組,2面1組のものが2組の全部で16葉あり,迫力満点です。訪問日にはこのうちの1組「岩上の孔雀図」を見ることができました。緻密に描かれた孔雀,雀,植物は「見事」の一言で,圧巻でした。

 10月9日(金曜日)から11月23日(月・祝)までの会期を,1期(10月9日~10月25日),2期(10月27日~11月8日),3期(11月10日~11月23日)に分けて,一部作品を入れ替えながら,約160点の作品すべてを展示することとしています。
 また,展示会期間中は,記念講演会,ミニコンサート,ワークショップ(日本画を描こう)など関連行事も多く開催されますので,ぜひお立ち寄りください。
 
 なお,10月25日(日曜日)午前9時45分からNHK(Eテレ)で放送される日曜美術館アートシーンで,スペシャル番組として平田玉蘊展が紹介されます。併せて御覧ください。

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