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平成29年度第3回広島県教員等資質向上協議会の議事概要

1 実施日時・場所

(1) 実施日時

平成30年2月5日(月曜日) 14時30分~16時30分

(2) 実施場所

県庁東館教育委員会室(広島市中区基町10-52)

2 主な議題

(1)教育委員会事務局からの説明

(2)協議

(3)諸連絡

3 議事概要   

1事務局から,配付資料によって次の項目を説明した。

(1)今後の指標の作成及び周知等の手順について

(2)指標の内容に関する協議(教諭,養護教諭及び栄養教諭)

(3)指標の内容に関する協議(校長)

 

2協議

(1)指標の内容に関する協議(教諭,養護教諭及び栄養教諭)

ア.指標の枠上の8つの項目の総称の「素養」ついては,指標内にも「素養」という言葉が使われており,混乱するため検討した方が良いのではないか。

イ.縦軸について

「地域・保護者・関係機関等との協働」の区分名は指標の内容と合わせ,また学校とのつながりの大きさを踏まえ「保護者・地域・関係機関等との協働」とした方がいいのではないか。

ウ.横軸について

・「スタンダード」という表現については,人によって捉えに違いが生じる可能性がある。

・「エキスパート」「マネジメント」の区分については指導教諭,管理職を目指す教諭のみの指標と誤解される可能性があるのではないか。合わせて1つの区分としてはどうか。

・スターティングポイントというのは,採用時に限定されていたが,採用期というように幅を持たせてはどうか。

・「エキスパート」については「授業」の区分が詳細であり,「マネジメント」については「組織マネジメント」の区分が詳細である。「生徒指導」の区分についても詳細に表す必要があるのではないか。

エ.「エキスパート」及び「マネジメント」における(同僚との関わり)に関する指標については,「組織マネジメント」の区分の「環境・組織づくり」の小区分に分類されるべきものではないか。

オ.「能動的な学び・深い学び」と「主体的な学び」の表現がある。国での表現と県での表現が異なっており,学校現場ではどちらの表現を用いればよいのか迷うという意見も聞かれる。国での表現に統一した方が良いのではないか。

カ.校長のところだけにカリキュラム・マネジメントでいいのだろうか。授業の区分には,カリキュラム・マネジメントに関する表現があってもいいと思う。カリキュラム・マネジメントは全員で取り組むと書いてあるので,表現を入れた方がよいのではないか。

キ.授業・評価について

・養成段階において,知識的にはある程度持っているものがないと,「充実期」において,「様々な評価方法を活用し~」につながるかどうか心配。

・発達段階というよりも,方法があるというほうがよいのではないか。方法を理解し,その評価を指導に生かすという視点が必要。

・何を評価するかという目的が記載されていないので分かりにくい。

・「評価を指導に生かす」というところで,評価が何のためにあるのかと考えると,優劣をつけるだけでない。これこそ,採用期になるのでは。

・養成段階では各単元の学習指導計画,あるいは週案が書けるとか,授業の中で計画をしていくということの認識はしっかり持たせるが,年間指導計画を実際学生たちに考えさせることについては,学年・教科等,多様であるので,ここまでは厳しい。

ク.【生徒指導・特別な支援】について

・個別指導計画について,作るということはまず難しいが,在り方を理解するということについては,どの程度要求されているのか。

・「在り方」という表現は捉えが広くなる。特別な指導計画を意図的に設けたりする必要があるとか,特別な支援だけでなく,普通の学級でも個別の支援をするということを分かっているというぐらいであればよいかと思う。

ケ.「学校経営目標」という言葉がでている。授業の計画のところでいうと「自校における育成すべき資質・能力を理解している」というところになると思う。どう使い分けるのか。整理した上で用いる必要がある。

コ.【危機管理】「充実期」にある「法令等を遵守することができる」という表現は,「採用期」にあるべきものではないか。【危機管理】「採用期」にある「教員に課せられる服務上・身分上の義務を理解している」とまとめるとよい。

 

(2) 指標の内容に関する協議(校長)

ア.「広島版「学びの変革」アクション・プランを踏まえ~」とあるが,何を踏まえるのか分からない。県教委と一部の人は分かるが,他県や大学の人が見たら分からない。こここそ,主体的で対話的で深い学びを促すとかというような表現にしていかないと,普遍性が出てこない。

イ.新しい学習指導要領あるいは中教審として,「社会に開かれた教育課程の視点をもって~」とあり,一つの大きな視点であるが,これだけではないが,あえてこれに絞った意図はあるのか。

ウ.学習指導要領に入ってきたカリキュラム・マネジメントにも色々な要素があるので,なぜ,これを引っ張ってきたのかということになる。

エ.「社会に開かれた教育課程の視点をもって~」を入れることによって,内容が狭められている可能性があるので検討する必要がある。

オ.「カリキュラム・マネジメントの実現を目指して~」とあるが,これを目的に教員を育てると読めるので少し違うと思う。

カ.「教員が学び続けることのできる環境を整備し,~」とあるが,これは研修のことを言っているのか,学校の施設整備のことを言っているのか。

キ.グローバルマインドの捉えが,「地球規模」か「自己の理解があってのものか」表現しきれていない。後者の方であれば,そのことが分かる記述をする必要がある。

ク.教諭の組織マネジメントの枠に地域・保護者~とあるが,校長では保護者,地域と順番が違う。一番身近な保護者を前に出して,教諭と統一させた方がよい。

 

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