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頑張る学校訪問記(東広島市立原小学校)

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【第12回】東広島市立原小学校(平成22年度広島県教育奨励賞受賞)

住  所:東広島市八本松町原11407番地5
生徒数:154人(平成23年5月1日現在)
校  長:高木 道子
HP:http://www.city.higashihiroshima.lg.jp/school/hara_sho/index.html

 かかわりを大切にし,自己実現をめざす「知・徳・体」の調和がとれた「豊かに生きる」子どもの育成に取り組んでいます。
  「確かな学力」をつけ,「豊かな心と体」を養い,「信頼される学校」となるため,様々な取組を行っています。

取組のポイント

●文学的な文章を通して,「ことばを読み 世界を読み 人の気持ちを読む力・表す力を育てる」ため,これらを身につける授業やノート指導などを行っています。
●和楽タイムの実施など,原小学校独自の取組を行うとともに,伝統的な言語文化に触れることにより,「読む力」や「表現する力」をつけ,語彙力・論理的思考力の他,人の気持ち・相手の気持ちを思いやることができる力・情緒力を伸ばす指導のあり方について研究に取り組んでいます。

  伝統的な言語文化を通した先進的な取組

  原小学校では,平成19年度・20年度に東広島市和文化教育推進指定校,平成20年度・21年度に国立教育政策研究所「我が国の伝統文化を尊重する教育に関する実践モデル事業」指定校として,伝統文化教育に取り組み,今年度から実施されている新学習指導要領の国語科「伝統的な言語文化」を通した先進的な取組を行っています。
 古典検定の開発・実施,和楽タイムの実施など,原小学校独自の取組を行うとともに,伝統的な言語文化に触れることにより,「読む力」や「表現する力」をつけ,語彙力・論理的思考力の他,人の気持ち・相手の気持ちを思いやることができる力・情緒力を伸ばす指導のあり方について研究に取り組み,成果を上げています。

 【平成21年度・22年度広島県基礎・基本定着状況調査】
(平成21年度)
国語:82.5点(県平均75.0点)
(平成22年度)
国語:87.1点(県平均82.3点)

 和楽タイム

 和楽タイムを毎週1時間実施しています。取り上げた伝統文化について学んだことや感じたことを和楽ノートに整理することにより,豊かな感性を育てることをねらいとしています。また,意見を交流したり整理して書いたりすることにより,ことばの力の基礎・基本を身に付けるようにしています。

和楽の部屋  校舎内に「和楽の部屋」という教室を設け,児童が授業などで作成した俳句,連歌などを飾っています。

 

 

 

児童が作成した作品例
児童が作成した作品例
(創作原の四季〔うちわ〕)
児童が作成した作品例
児童が作成した作品例
(創作俳句〔扇〕)
児童が作成した作品例
児童が作成した作品例
(創作五言絶句))

 平成22年度まで「原小学校古典検定」を実施していました。毎月1回検定日(和楽タイム)を設け,原小学校の先生が検定員となり検定を行い,暗唱数(俳句・古文・論語・漢詩)に応じて,10級から1級,初段から名人までの検定合格証を児童に渡していました。

  やまびこ朝会

 和楽タイムなどの授業で学んだことの発表の場である「やまびこ朝会」を活用して,1年生から6年生までの全学年が体育館に集まって,ことばのリズムや美しさを楽しんでいます。
 この「やまびこ朝会」では,現代詩,古文,漢詩などを全学年で読み味わっています。
 取材当日は,「いろはうた」の練習をしていました。

体育館での練習風景
体育館での練習風景
いろはかるた
取材当日練習していた
「いろはかるた」

やまびこ朝会学年発表
やまびこ朝会学年発表 狂言「清水」の群読(4年生)

 菖蒲の前(あやめのまえ)伝説

 「菖蒲の前」伝説とは,ぬえ退治で有名な源平合戦の武将源頼政の妻・菖蒲の前が時代に翻弄され数奇な運命をたどった物語です。彼女は平氏の追っ手を逃れ,原の地で終焉を迎えたと伝えられています。原小学校では校章や校旗にあやめを図案化するなど,古くから「菖蒲の前」伝説に親しみ,あやめを学校のシンボルとしています。
 平成15年度から,この「菖蒲の前」伝説をシナリオ化し,総合表現として位置づけ,他の教科や総合的な学習の時間と連動させながら学び,毎年学習発表会で地域の人や保護者の人に発表しています。

 広島県教育フォーラムでの発表の様子 広島県教育フォーラムでの発表の様子

総合表現「菖蒲の前」
 広島県教育フォーラムでの発表の様子(4~6年生)

 文化庁の舞台芸術体験活動事業(歌舞伎・人形浄瑠璃)

 平成21年度・22年度に,文化庁の舞台芸術体験活動(歌舞伎・人形浄瑠璃)を受け,伝統文化に触れる取組を積極的に行っています。
 事前に行うワークショップでは分かり易く説明を受けるとともに,児童数人が体験します。後日,本公演で児童たちはその一部分において,実際に演じています。
 平成23年度は,スペイン舞踊(フラメンコ)を体験する予定です。

 浄瑠璃(文楽)本公演浄瑠璃(文楽)本公演

江戸糸あやつり人形座江戸糸あやつり人形座本公演

 ノート指導

 ノートの活用を通して,次の3つの力をつけさせる取組を行っています。

  1. 一人一人に自立した読みの力をつける。
  2. 集団での交流への意欲となる力をつける。
  3.  一人一人の認識や思考を深め,より確かな読みの力をつける。

 具体的には,単に「板書された内容を書き写す」だけではなく,児童本人の考えを書いたり,他の児童のノートを見たり,先生がコメントを書いたりしてノート指導を行っています。

 新聞活用

 新聞の切り抜きや記事の要約など,さまざまな新聞活用に取り組んでいます。

授業の様子 新聞に掲載された写真から読み解く授業

タイトルを考えている様子 写真から感じ取ったことを元にタイトルを考えている様子

〈新聞活用を通してのねらい〉

○ 社会への関心を高め,視野を広げる。
○ 記事の活用を工夫し,表現する力を伸ばす。
○ 読み表す活動を通して考える力を伸ばす。

 NIEへの取組を通して,“ことばを読み 世界を読み 人の気持ちを読む力・表す力”を育んでいます。

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