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頑張る学校訪問記(尾道市立御調中央小学校)

頑張る学校訪問記ホームページ版

【第8回】尾道市立御調中央小学校(平成22年度読書活動文部科学大臣表彰受賞)

住  所:尾道市御調町市1133
児童数:268人(平成22年5月1日現在)
校  長:高石 元子
H  P:http://www.onomichi.ed.jp/mitsugichuo-e/

 子どもの読書への意欲を高めるために,ペア読書,校内放送による読み聞かせの実施,また,地元ボランティアによるお話会や図書だよりの発行など,多様な取組みを行っています。
 さらに,読書感想文コンクールへの応募にも積極的に取り組み,学校賞の受賞など,高い評価を得ています。

取組のポイント

●子どもたちに読書を強制するのではなく,「読む」環境を学校でつくる取組みを進めています。また,ボランティアの協力も得て,身近で良書を手にすることができる環境を整えています。
●ただ読むだけではなく,一冊の本を読み通すことを目指します。そして,読書感想文を書くことで,「ことば」でものを考え,表現する力を育んでいます。

  ペア読書

 ペア読書は,高学年の児童が,低学年の児童に絵本などの読み聞かせをする活動です。
 「どんな本を読むか」「どこで読むか」は,高学年の児童が,自分で決めます。そして,読み聞かせの練習をして,本番に備えるのです。
 今年度の第1回目は,6月18日(金曜日)でした。高学年の児童は,自分で選んだ本を抱え,低学年の児童の手をひいて,読み聞かせをする場所に向かいます。
 この日は,あいにくの雨でしたが,校内のそれぞれが選んだ場所で,高学年の児童が,「良いお兄さん」「良いお姉さん」になって読み聞かせを行い,低学年の児童は熱心に聞き入っていました。
 子どもたちは,騒いだりふざけたりすることもなく,ペア読書を楽しんでいました。

ペア読書の様子 ペア読書の様子

   いろいろな取組み

  読書貯金

 低学年の児童は,読んだ本の冊数を,高学年の児童は,読んだ本のページ数をカードに記録します。
 この読書貯金により,児童は,読書量の把握だけでなく,目標を持ちやすくなります。

各学級には,常時30冊~40冊の本が備えられています。(各学級には,常時30冊~40冊の本が備えられています。)

  図書委員会の活動

 図書委員会では,本の読み聞かせの活動をしています。月2回,朝読書の時間に教室に出向いて行っています。さらに,読書週間の期間中は,図書クイズを実施したり,昼休憩に第二図書室で読み聞かせを行ったりしました。

紙人形劇

  児童朝会では,ペープサート(紙人形劇)で,読み聞かせを行います。

 

 

   地域ボランティアの協力

  「御調中央小学校お話サークル『けやきっ子』」は,保護者及び保護者OBが参加されているボランティアサークルです。
 このサークルには,1か月に1回,学級文庫の図書(30冊)を入れ替えていただいています。入れ替えの作業を手伝うということではなく,担任からのリクエストを聞いた上で,本を選定し,地元の図書館から借りた本を,学校に持ってくることまでしていただいています。
 学習にあわせた本が身近にあることで,教室環境が整い,学習の幅を広げることができます。

サッカーワールドカップにちなんだ本の展示

 図書館の整理や展示にも協力いただいています。 
 写真は,サッカーワールドカップにちなんだ本の展示(下の布は,南アフリカで作られたものです。)

 

  お話会

 「けやきっ子」には,週1回(火曜日)の昼休憩に,学校で読み聞かせをしていただいています。御調中央小学校は,7年前に周辺の5つの小学校が統合してできた学校ですが,そのときから続いています。 おはなし会のうち,毎月1回は,テーマを決めて本を選んでいます。6月の「テーマのおはなし会」(この日のテーマは,「雨」)は,6月29日に行われました。この日は,高学年の児童は行事があったため,低学年の児童ばかりとなりましたが,20人以上の児童が,おはなし会を楽しみました。

読み聞かせの様子

  この日は,途中に手遊びを交え,「せんたくかあちゃん」など4冊の読み聞かせを行いました。

 

 

  地元図書館との連携

 小学校から歩いて10分程度のところに,子ども図書館「すくすく」があります。
 この図書館から,学級文庫用として,「けやきっ子」を通じ,毎月本を借りています。おはなし会のビックブック(大型絵本)なども,こちらから借りています。

  「読む」だけでなく「書いてみる」

○椋鳩十全国読書感想文コンクール
  学校賞(特選を含め7名受賞)
○木下夕爾賞
  優秀賞を含め5名入選
○第55回青少年読書感想文コンクール
  特選を含め10名受賞
  右の表をご覧ください。平成21年度の,御調中央小学校における,代表的な読書感想文コンクールの受賞実績です。御調中央小学校では,平成20年度に統合した上川辺小学校の取組みを継承・発展し,読書感想文への取組みを続けています。

 

   【読書感想文への取組み】

 御調中央小学校では,児童1人が2作品の読書感想文を出品することとしています。ただし,出品するコンクールは児童が決めます。学校は,コンクールごとの募集の趣旨を児童に説明し,自分が書きたいコンクールを選ぶ手助けをしています。「書く」ことが苦手な児童も,その児童にあった題材を設定すると,生き生きと表現してくれます。
 アドバイスは,コンクールの性格などを分析して行っていますが,同時に,子どもの素直さを大切にしています。本を読んで感じたこと,印象に残ったことを自分の体験と関わらせて表現することができるように支援しています。

   【楽しむための読書から学習指導に役立つ読書へ】

 新学習指導要領に向けた授業実践として,5年生の国語科で,~読書の世界を広げよう(古典)~という単元を6月に設定しました。
 「枕草子」を中心に,古典の世界を読むという活動に「書く」活動を組み合わせて,自分の枕草子(随筆)を作るという学習を行いました。

   【「書く」ことの効果】

・感性だけではなく,「ことば」で,ものを考えることができるようになる。
・語いや表現が増えることで,相手(特に同年代の子ども)に自分の思いを分かりやすく伝えることができるようになる。
・読んだ本から感じたこと,思いや考えを自分なりに整理できる。
・文学作品を深く読み取れるようになる。

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