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人権尊重の心を育てる教育のページ 人権教育推進のための調査研究事業 報告書

人権教育推進のための調査研究事業 報告書

 はじめに

 広島県教育委員会が平成14年度に策定した「広島県人権教育推進プラン」では,社会教育における人権教育の具体的施策に,「参加型学習を取り入れ,学習意欲を高める学習プログラムの研究・開発に努める」を掲げています。

 また,国が設置した「人権教育の指導方法等に関する調査研究会議」が平成20年3月に公表した「人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]」においても,人権についての知識のみならず,人権感覚を育成するためには,参加体験型学習の手法が有効であることが述べられています。

 県内の市町でも,こういった参加体験型の学習を実施しているところは少しずつ増加し,全体の4割の市町で実施されています。

 しかし,事業数で見ると,講演形式の事業がまだ圧倒的に多く,参加体験型の学習を実施したくても,「具体的に事業を実施した経験がないため,企画するのが難しい。」とか,「実施できる指導者がいない。」といった声もあります。

 こうした課題の解決のためには,参加体験型学習をはじめ,自由に意見交換できる学習手法を取り入れた,人権感覚を高める上で効果的な学習プログラムの開発・普及が必要であり,また,こうした学習方法を実施できる指導者をより多く養成していく必要があります。

 そこで,県教育委員会が,社会教育における人権教育を一層推進するため,文部科学省委託事業「人権教育推進のための調査研究事業」の一環として設置した「広島県人権教育のための調査研究委員会」では,「学習意欲を高める参加体験型学習プログラムの開発及び普及方策」及び「人権教育に関する指導者研修の充実方策」をテーマとして,様々な参加体験型の学習プログラムや効果的な指導者養成の手法を研究・開発し,「広島県人権教育実践交流フォーラム」などを通して普及を図ってきたところです。

 本報告書は,この事業における今年度の取組みをまとめたものです。人権問題を直感的にとらえる感性や,日常生活において人権への配慮が自然に態度や行動に現れてくるような人権感覚の醸成を図る上で大変効果的な,参加体験型学習プログラムの企画や,プログラムを実施する指導者を養成するに当たっての参考にしていただきたいと思います。

 最後になりましたが,本事業の推進に関わり,多大な御協力をいただいた東広島市教育委員会,福山市教育委員会をはじめ関係の方々に心から感謝申し上げます。

 平成21年3月

 広島県人権教育推進のための調査研究委員会委員長

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