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教員アンケート結果の総評

 今回実施した教員アンケートは,学校経営診断研究会(代表:牧 昌見 元国立教育研究所次長)が作成した「学校経営診断マニュアル」(牧昌見編著)を参考に,学校の経営状況を概観するために実施したものです。
 この診断は,本来,学校単位で全職員を対象に実施することを予定して作成されたものを,今回は,県内の小・中・高・障害児学校の教員から無作為で抽出した100名を対象として実施したものです。
 アンケート結果を分析すると以下のとおりになりますが,サンプル数が少ない上特定の学校を対象としたものではないため,実態がこのとおりであるかどうかは,学校単位での詳細調査が必要となります。

1 各要因の意義

 今回の40の問は,次の内容で構成されています。

(1) 「I 教育目標・経営方針とその具体化(目的的要因)」(問1~問10)

 学校教育目標に関係するもので,目標・経営方針の明確化,目標系列の系統性・体系性,目標達成への方途・努力・協働意欲などの状況が分かります。

(2) 「II 教育課程・教育活動と運営組織・校務分掌(組織運営的要因)」(問11~問20) 

 学校の内部組織とその運営に関係するもので,教育課程・授業,校務分掌,学校運営組織などの状況が分かります。

(3) 「III 仲間関係や役割分担(人間的要因)」(問21~問30) 

  教職員と役割分担に関係するもので,教職員の能力,適性,意欲,関心,人間関係,具体的行動パターンやスタイル,態度などが分かります。

(4) 「IV 学校全体の雰囲気や気風(組織風土的要因)」(問31~問40) 

  学校の全体的な雰囲気に関係するもので,慣行,規範,校風,ムード,環境などが分かります。

2 アンケート結果から見た傾向 

(1) 校種別 

ア 小学校の場合 

 目的的要因(I),人間的要因(III),組織風土的要因(IV)の調和は取れている。しかし,組織運営的要因(II)が低位である。組織づくりのため校務分掌などを見直すとともに,職員のモラールの向上のために外部からの働きかけが必要である。 

イ 中学校の場合  

 目的志向(I)が高い。人間的(III),組織風土的(IV)の調和はある。しかし,組織運営的要因(II)が低位である。学校教育目標がお題目に終わっていて,実践に結びついていないため,内部組織や校務分掌を目標達成との関連で見直す必要がある。

ウ 高等学校,障害児学校の場合 

 目的志向(I),人間的要因(III)は高位であるが,組織運営的要因(II),組織風土(IV)は低位である。
 組織づくりが伴なっていないので,一時的な盛り上がりに終わる。内部組織とその運営の見直しを図るとともに,外部からの働きかける必要がある。

エ 無記入

 目的志向(I)が高い。人間的(III),組織風土的(IV)の調和はある。しかし,組織運営的要因(II)が低位である。学校教育目標がお題目に終わっていて,実践に結びついていないため,内部組織や校務分掌を目標達成との関連で見直す必要がある。

(2) 役職別 

ア 校長の場合

 目的志向(I)が高い。人間的(III),組織風土(IV)の面の調和はある。しかし,組織運営面(II)が低位である。学校の場合,一見馴染むものと言えるが,組織づくりなしに学校教育は実践できないから校務分掌などの見なおしを図る必要がある。

イ 教頭の場合

 目的志向(I)は高く,組織運営的要因(II),人間的要因(III)の調和は取れている。しかい,組織風土(IV)が低位である。組織づくりが伴わないので一時的な盛り上がりに終わるため風土づくりに注目し,内部組織とその運営の見直しからはじめる必要がある。

ウ 教諭の場合

 目的志向(I)は高い。しかし,他の3つの要因が低く,学校教育目標がお題目になる可能性がある。組織が形式的に流れ,十分なコミュニケーションが為されていない可能性がある。内部組織の見直しを目標達成との関連で考える必要がある。(若年層の意思決定系列への参加,協働とリーダーシップの発揮)

エ 無記入の場合

 目的志向(I)が高い。人間的(III),組織風土的(IV)の調和はある。しかし,組織運営的要因(II)が低位である。学校教育目標がお題目に終わっていて,実践に結びついていないため,内部組織や校務分掌を目標達成との関連で見直す必要がある。

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