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平成26年度 教育改革推進懇談会

平成26年度教育改革推進懇談会の概要 

1 懇談会の趣旨

 「学校教育における運動部活動の在り方」について,教育委員に現場の実情や課題,優れた取組み等に関して幅広く把握していただき,教育委員会会議における審議をより活性化させるため,第一線で活躍している有識者との意見交換会を実施する。

2 日時及び場所

 平成26年9月12日(金曜日) 10時00分~11時30分
 教育委員会室

3 出席者

 広島県教育委員会委員 6人
 有識者 2人

4 テーマ

「学校教育における運動部活動の在り方」について

5 主な意見の概要

〇学校教育における運動部活動の競技力を高めていくためには,指導力,あるいはコーチ性というものがかなり求められるが,それ以前に教育者であり,教員としての立場で,この競技を媒体にしてこの生徒とどう関わっていくか,ということのほうが,先にある。そこをしっかり押さえてあることによって競技性が高まっていくと考えている。

〇一般的な考え方として,陸上競技は個のスポーツと捉えられているが,チームなんだと指導している。リレーもあるし,駅伝もあるということで,個では全国で戦えなくても,リレーで4人の力を合わせれば戦えるということもある。また,陸上はインターハイに出場するまでは,大会ごとに3日間の開催である。初日の1種目目から,最終日の最終種目まで,戦うのは自分だが,決勝には行けなかったけれど,自己新記録で走ったら,次の種目の子も頑張ろうという気持ちになる。やはり学校教育なので,1人だけが強くなればいいということではなくて,チームの仲間意識を根底にしている。
 当然,現在トップレベルにある子については,そこを踏まえた指導をしていかないといけないが,全体の底上げができれば,チームとして活気が出て,一番効果的である。

〇大学の剣道部を見させていただくと,お互いが指導をしあうという状態がある。それは,選手になった人,ならなかった人が一人一役みたいな形で,部の中での役割を作っている。そういう中でお互いが,歯車の一つになっている意識を持ちながら,どんどん運営に参画している。そこでの一員として剣道をやることができている。レギュラーになれる可能性のない子が,どれだけ普段の努力をやっているかということを横で見ながら,自分の姿をチェックするということは,高校でもあり得るが,大学になると顕著に出る。そういうことが高校の子供に出来るような形になってきたら素晴らしい。そこら辺が,高校あたりの部活動の一つの在り方になってくるのかと思う。

〇全国レベルの選手は,自分のオリジナルをしっかり持っている。自分はこういう形でやれば一番効率がいいとか,パフォーマンスが出るというものを,与えられたものではなく,自分で作り上げていく。そういう確固としたものを持っているから,高校生であっても,指導者は全部を与えるのではなく,それらのオリジナル性を作っていくような指導が良いのではないか。

〇小学校,中学校の指導者の指導方法は,実は,すごく参考になる。専門的にやっていない状況の中で指導をスタートするから,いろいろなアプローチをされる。今はクラブチームもたくさんあるので,そこでやっている子もいるし,一方で中学校からその競技を初める子もいるという中で指導される。その中にヒントがすごくあるのかなと考えている。体育の授業でも同じようなことが言える。例えば,ハードルの授業をする時に,ハードルを初めてやる子もいれば,中学校の授業でやっている子もいるという状況の中で,この子たちをどのように指導していったら,どのようになっていくのだろうかということを考える上で,小中学校での指導方法の中に,ヒントがたくさん詰まっている。

〇部活動である前に本校の生徒である,という自覚をどう持てるようにするか,指導者の実践についての話をよく聞く。高校の部活動は,同志が集まって,一つのクラブ的な意識を持ちながら良い競技成績をめざすが,やはりその母体は,その学校の教育目標の中の一つとしてあることを忘れてはいけない。その学校で,部活動の成果が上がれば上がるほど浮いてしまうような形では,よくない。その学校の生徒の一人であるという自覚を,部員一人一人がどう持てるか。あるいは,持つために指導者はどういうことを考えてやるか。例えば,早朝練習をやるけれども,何曜日は練習をやる代わりに,校内の掃除をやろうとかという形の中で,学校に位置付けていく。あるいは,放課後,帰る時に校内を点検して帰ろうとか,学校に位置付いているという意識をいかにして持たせるか。そのことが土台になって,部員の中だけでなく,部員と一般生徒の中にも一つの絆が生まれていく。

〇学校教育で部活動をやっていて自信を持って素晴らしいと言えるのは,文武両道ということで,勉強もきちんとやりなさいという指導,生徒指導をきちんとできることが,学校教育の部活動でいいところかなと思う。

〇文武両道ということで,学習時間も確保しなければいけないので,指導者がポイントを明確に持って指導することが大事かと思う。経験上,競技成績は必ずどこかで頭打ちになってしまう。それが,高校3年間の在学中なのか,大学で競技を続けているときか,社会に出てからなのかは分からないが,自分が25歳,30歳まで指導したら,結果が出続けるかというと決してそうではなく,当然,指導者も代わっていく必要もあるし,自分で考えて,取り組んでいかないと,必ずどこかでしんどい思いをする。それを考えるためには,教科学力が必要なので,文武両道を確立させるということが非常に大切なのかなと思う。

〇保護者にどう理解してもらえるかということは,すごく大事なことだと思う。部報などを活用して,保護者の意識を変えたり,あるいは協力をお願いしていったり,部の現状を知ってもらったりする橋渡しを指導者はやる必要があると思う。

〇自分自身がその競技を経験していないけれども,その競技の指導者にならなくてはいけない現実がある。このような場合には,合同練習の機会を増やしていくなどの取組も必要ではないかと思う。

6 資料

(1)「資料1」平成26年度教育改革推進懇談会について (PDFファイル)(161KB)

(2)「資料2」魅力ある運動部活動の在り方 (PDFファイル)(1.98MB)

(3)「資料3」国民体育大会の成績(過去3年分) (PDFファイル)(452KB)

(4)「資料4」全国高等学校総合体育大会・全国高等学校定時制通信制体育大会の成績(過去3年分) (PDFファイル)(232KB)

(5)「資料5」平成26年度県立学校運動部活動外部指導者派遣事業等実施要領 (PDFファイル)(45KB)

(6)「資料6」県立高等学校競技力向上拠点校 (PDFファイル)(45KB)

 (教育改革推進懇談会の様子)
 有識者と教育委員とで活発な意見交換・議論が交わされました。

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