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平成20年度 第1回教育改革推進懇談会 概要

平成20年度 第1回教育改革推進懇談会 概要 及び平成19年度第3回教育モニターアンケートの集計結果について

 平成19年度広島県教育委員会の「重点施策に関する重要度・満足度」に係る教育モニターアンケート調査の結果等について,意見交換をしていただきました。

1 懇談会の目的

教育委員会委員が教育関係者と意見交換することにより,学校教育に関する施策の有効性を点検し,より適切・妥当な施策展開の方向性を探る。

2 日時及び場所

平成20年6月13日(金曜日)10時00分~12時00分

県庁北館 2階 第1会議室

3 出席者

広島県教育委員会委員 6人,教育関係者 11人(学識経験者1人,学校関係者4人,市町教育長2人,PTA関係者2人,民間2人)

(委員名簿)(PDF12.3KB)

4 テーマ

(1)教育モニターアンケート集計結果に関する意見交換
 (アンケートテーマ)平成19年度 教育委員会重点施策に関する重要度・満足度について

(2)教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について

(3)平成19年度の教育委員会委員の活動状況

5 主な意見等

学校教育全般について

○ 「知・徳・体」は,本来一体のもので分けて議論する筋のものではないが,学校の取組みを整理していく上では大変有効な概念である。これによって,学校の教育実践に関する議論が共通の基盤の下でできるようになり,偏りのないバランスのとれた学校教育の在り方を考えられるようになった。

○ 「生きる力」を育むための二本の柱として,「ことばの教育」と「キャリア教育」を考えている。授業研究に当たっては,学習指導案に両教育の視点を明示するよう指導している。これらは,「知・徳・体」の基礎基本を徹底する上で,とても重要である。

○ 「知・徳・体」というが,どれもが重要であり,本当はそのバランスが大切である。自分は,夏休みのチャレンジ体験のお手伝いを続けてきたが,親子がともにレクリエーションに参加することで,親は子どもの自立に気付いていくことができ,その中では,「知・徳・体」全ての活動がある。ナイフも使うので,当然怪我もするのだが,それでも経験しないと身に付かないことがある。

○ 教育委員会,学校の一生懸命な取組みが,残念ながら県民にはあまり伝わっていないという印象を受けた。「開かれた学校づくり」というが,教育委員会,学校は,どこがどう開かれているのか,伝えていく努力をしなければいけない。そして,学校のよい取組みがどうして伝わっていかないのか,教育委員会としては,広報の在り方を考えなければいけない。

知育,「ことばの教育」について

○ 是正指導後は,「学力の話をするのは差別につながる」という誤った風潮が一掃され,学力向上に向けてきちんとした議論ができるようになった。

○ 「ことばの教育」は道徳教育の推進にも好影響を与えている。授業を組み立てる上で中心となる問いをどうするのか,子ども達をどう揺さぶるかといった点で,教員がこまやかな配慮ができるようになった。学習の結果ではなく,学習の過程における子どもの学力の変化を評価する「形成的評価」が広まったこと,挨拶がおざなりでなく心のこもったものになったことなど,その成果は多岐に渡る。

○ 学校での取組みの成果が浸透して,広く県民に理解していただけるまでには時間がかかる。このタイムラグの関係で,教員は「ことばの教育」の成果にある程度満足しているのに,県民は不満に感じているという事態が生じているのではないだろうか。

○ テレビ等の影響もあって,子どもが「悪い言葉」を使っている現実があり,家庭内の言葉が荒れていないか,保護者もよく振り返ってみる必要がある。

○ 学校で「朝読書」が始まることで,読書の習慣が身に付いていく等,朝のほんの数分間の取組みでも,積重ねが大きな効果を生んでいる。

○ 相手の目を見て話をする,結論から先に根拠を持って話をするなどのトレーニングが進んだ結果,自信を持って,大きな声で意見を述べられる子どもが増えている。今後も確信を持って取り組んでいくことが大切だ。

○ 「ことばの教育」については,そもそも成果が県民ヘ伝わりにくい取組みだという前提に立つ必要がある。県民と教員の評価の違いについて様々な議論があったが,例えば,結論を先に言って論理立てて話すといったことを,子どもが家に帰って,日常会話の中でするだろうか。まずは,学校での話し方のトレーニングをしているのだというとらえをした方がよいと思う。

○ 広島大学の学生に占める県内出身者の割合は確実に増加しており,その中できちんと話のできる広島出身の学生の増加は,学問研究でも,大学祭等でも確実に成果を生んでいる。

○ 自分の経営する会社の入社試験の答案を見ると,バランスもよく,起承転結が整った内容が美しい字で書かれており,10年前と比べると隔世の感がある。ここ数年,「ことばの教育」,「キャリア教育」に率先して取り組んでいる広島県の成果が実を結んでいると感じる。

○ 幼児教育での「ことばの教育」は,まずは「聞くこと」が大切である。よく,話す人のほうに「顔を向けて聞け」というが,幼児教育の研修会では,「おへそを向けて聞くこと」,つまり,顔だけでなく,おへそ,すなわち,体全体をその人のほうに向けて,感じ取る力を大切にしながら聞くように指導されていた。あわせて,頷きながら聞くことも大切にされていた。幼児教育の段階から,「ことばの教育」が行われていることを実感させられた。

○ 保育所の発表会で,「世界中の子ども達がお互いに知り合えたら平和な世界になる」という歌を,手話を交えて発表していた。笑うこと,泣くこと,手話も,すべて幼児にとっては,一つのコミュニケーションツールなのである。これも,広島県で言う「ことばの教育」だと感じた。

徳育・体育について

○ 道徳教育の推進のために,県内にブロックを作り,ブロックごとに道徳教育のリーダーを養成し,その人がその地域の道徳教育の水準を高めていく取組みは成果が出ていると思う。教員を育てるシステムとしても,すぐれたものだと思う。

○ あくまで相対的な次元での話だが,基礎基本定着状況調査の結果や,本懇談会での資料を見ても,「徳育・体育」に「知育」と同様の重みをもって取り組むべき時期に来ているように感じる。人間としての基盤である徳育の成果が上がらないと,知育の成果も上がらなくなる。 ○ 朝ごはんをきちんと食べさせて学校に行かせるという,親として当たり前のことができていない現実がある。「食育」「食・遊・読」キャンペーン等の取組みもあって,朝食摂食率は上がっているが,その分,小学生が朝コンビニエンスストアから出てくる実態も増えている。それぞれ家庭の状況も異なり,問題が簡単でないことはよく承知しているが,「まずは,子どものお腹を満たしてから学校へ送り出す」という,家庭として当然の責務を果たしていきたい。

○ 学校の小規模化が進む中で,中学校で自分がやりたい部活動ができない子どもが出てきている。地域のスポーツクラブ等で幼少時から続けてきたことをやめてしまうことになっては,大変もったいないと思う。

○ スポーツにかかわる取組みの満足度について数値が下がっていたが,仲間づくりの観点からも取組みを強化する必要があると思う。スポーツが子どもの自立に果たす役割は,大変大きい。

キャリア教育について

○ 職業体験を実施する学校は確実に増加し,成果をあげていると思う。受入れの企業側に準備等は確かに必要だが,勉強したいという若者が入ってくることは,人材確保や社員のやる気にもつながっており,プラス面がマイナス面を上回っているととらえている。

○ 職場体験では,中学校としては,学校と企業で役割分担をしながら取組みを進めることになる。生徒達にとって大きいのは,大人の「かっこいい働く姿」「汗をかいて働く姿」を見せてもらえることである。学校では,「今の3年生が頑張ってくれたから,企業に良い評価をいただき,そのおかげで次の2年生も引き続き実習に行くことができる。3年生よくやった。」としっかりと褒めている。職場体験は,褒められる体験の少ない中学生にとって,自己肯定感が上がる貴重な機会となっている。

○ 職場体験即キャリア教育の推進という見方はすべきでなく,その実施率で進捗度合いを測るのもいかがかと思う。高校には,ほぼ全員が大学進学する普通科高校,専門高校,生徒が実際に働いている定時制や通信制がある。このように,学校ごとの状況は大きく異なるので,状況に応じた「職業体験」を考えるべきで,その方向に進んでいくようにお願いしたい。

○ 自分は農園を経営しており,毎年,生徒さんが実習に来ている。現場で,本物の「命の教育」ができていると思う。なぜ,「生きた教育」が必要かというと,なぜ自分が勉強しているのか,なぜ方程式を勉強するのか,将来どういう職業に,どういう進路に進んでいくのかを考えられるようになるためである。この「生きる力」を付ける教育が「キャリア教育」である。

特別支援教育について

○ 校長として,自分の口癖は,「元気,根気,やる気」であり,この三つの「気」があれば,どこへ行っても大丈夫と話している。「元気とやる気は○(マル),コツコツ持続するのが難しいので,根気は△(サンカク)」という子が多い。社会に出て働くには,この「根気」が大切である。本校の「就業体験」についての発表会では,どんな就業体験だったのか,やってみてどう思ったのか,次はどうしたいのかを3分で話そうと指示している。時間を区切って「お話をする」体験が,「三つの気」を育てること,すなわち,子どもに力を付けることになると考えて取組みを続けている。

6 懇談会資料

(1)教育改革推進懇談会開催要領(PDF32.5KB)

(2)教育モニターアンケートの集計結果等

  1. アンケート【一般アンケート(PDF458KB)教員アンケート(PDF459KB)企業アンケート(PDF460KB)
  2. 集計結果等
    資料
    【第3回教育モニターアンケート集計結果概要】(PDF112KB)
    【第3回教育モニターアンケート集計結果】(PDF120KB)
    参考資料
    【第3回教育モニターアンケート集計結果詳細】(PDF234KB)
    【第3回教育モニターアンケート自由記述概要】(PDF1.05KB)

(3)教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について(PDF963KB)

(4)平成19年度の教育委員会委員の活動状況(PDF444KB)

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