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平成19年度 第3回教育改革推進懇談会 概要

平成19年度 第3回教育改革推進懇談会 概要 及び平成19年度第2回教育モニターアンケートの集計結果について

 県教育委員会の実施する重点施策について,平成19年度第2回教育モニターアンケートの調査結果等を基に,意見交換をしていただきました。

1 懇談会の目的

教育委員が第一線の教育関係者と意見交換することにより,学校教育に関する施策の有効性を点検し,より適切・妥当な施策展開の方向性を探る。

2 日時及び場所

平成19年11月9日(金曜日)10時00~12時30分

県庁北館 2階 第1会議室

3 出席者

広島県教育委員会委員 4人,教育改革推進懇談会委員 7人(学校関係者3人,市町教育長2人,PTA関係者1人,民間1人)

(委員名簿)

4 テーマ

教育委員会の実施する重点施策に関する県民意識調査結果について

5 主な意見等

(1)教育委員会の実施する重点施策に関する県民意識調査結果について

キャリア教育の充実について

○ 今の子どもは,例えば大工さんが家を建てている過程を見ることがほとんどない。そういう面で,子どもが,学校の教科書以外の内容に関して「ものづくり」等のプロセスを知る機会を設けることは,キャリア教育全体を通して見ても大変重要だと思う。

○ 子どもが適切な進路決定を行うためには,小さい時から高校生に至るまでキャリア教育をずっと積み重ねて,いろいろなことを経験することが大切だと思う。

○ 両親が頑張って働くからごはんを食べることができるという実感が,子ども達には乏しいのではないか。自分たちがこのようにして大きくなってきたという実感を持つことができると,大きくなってから,自分自身も働きたいと思うようになるのではないか。

○ 子ども達にとっては日常の勉強が一番である。キャリア教育は重要ではあるが,これに大き過ぎる課題を負わせることはいかがかと思う。

○ 今,学校は遮二無二キャリア教育に取り組んでいるが,それぞれの学校で,体系的な教材開発,カリキュラム作成を行う必要性を強く感じる。各学校の教員が,キャリア教育を進めるために,どういう機関と連携すればよいのかがわかってくると,より取組みが深まっていくと思う。

○ 中学校のキャリア教育では,生徒がグループごとにホームページ等を利用して実習先の企業について調べ,3~5分間のコマーシャルビデオを制作する活動を推進してきた。子ども達が地場の企業について学ぶことを通して,将来の目標を考えるきっかけづくりにするためである。子ども達が制作したビデオは概して好評で,教育効果は高かったように思う。

○ 中学校の職場実習に際して,企業側に,「指導が難しかったら,挨拶と掃除だけ徹底させてください」とお願いした。実際の実習では,子ども達が掃除をしながら大人の仕事ぶりに感心して,学校へ帰ってきた。中学校の取組みとしては,これで十分だと思う。企業からは,「実習後は大人も挨拶するようになり職場が明るくなった」「職員も進んで掃除するようになった」という言葉をいただいた。結果として実習先の75%が,来年度も子どもを受け入れてくださることになった。

○ 全生徒が一週間職場体験を行うキャリアスタートウィークについて,多くの企業は期間が長いと感じている。一週間のカリキュラムを組むのなら,実習先についての事前学習,2日程度の職場実習,最後に「実習のまとめ」の作成といった形態でよいのではないかと考えている。

○ 特別支援学校においてインターンシップが有効な理由は,生徒が緊張感をもって実習に臨むことにある。例えば,生徒自らが挨拶について教員に声の大きさを問うたり,校長室に来て挨拶の練習をやらせて欲しいと言ったりするようになる。さらに,今後はやりっ放しのインターンシップではなく,生徒本人,保護者,相手の事業所,引率した教員の評価を大切にしていきたい。そういう取組みを重ねていくことで,子ども達に力が付いていくと思う。

○ 教員だけで実習先を見つけて,職場体験をやろうとしたら,本当に大変だと思う。実際に具体的に事業所と折衝し,子どもの実習先を決めるのは教員だが,学校と企業との仲立ちは市町教育委員会がやらないといけない。県教育委員会は,広く県民にキャリア教育の重要性をアピールする必要がある。このような環境づくりが必要だと思う。そういった取組みを実施することで,地域,保護者,学校のリンクができてくることに注目すべきだ。

○ 島根県では,企業を募って,父親の働いている姿を小さな我が子に見せる取組みを始めており,大変好評であると聞いた。教育委員会としてできることは,そういう企業の活動を社会貢献として認証し,広めていくことだと思う。

教職員の資質・指導力の向上について

○ 教員のコミュニケーション力の不足を強烈に感じる。生徒指導で家庭訪問し,保護者を怒らせてしまうようなやり取りを見かける。保護者とのやり取りについて,ストーブを囲みながら,先輩教師から学ぶことがなくなっている。

○ 子ども達がキャリア教育で外に出て学ぶように,教員も外に出て学ばなければならない。そういう意味で,現在の教員の研修制度は経験年数等に応じて体系的に整備されており,管理職にもかなりの研修の機会がある。主任の研修を最初はいやがっていた教員も,最近は研修後,大変生き生きとしている。

○ 研修では,「本物の講師」を呼ばなければならない。優秀な講師に出会うと,公開授業についても,教員が「今年は学年1人ではなく,全員が公開授業をしよう」と言い出したりする。質の高い授業研究をやっている時は,不思議と多忙感などとは言わなくなるものだ。

○教員は教員免許取得に当たって,大学生の時に学校で教育実習を行う。これに加えて,企業で一定期間研修を受け,企業が求めている人材がどんなものなのかを,身を持って体得してみることは意味があると思う。

○ 求められる教職員像が出ているが,学校でも企業でも次の3点は,共通して重要である。

  (1)リーダーは,愛を持って人を育てるという使命感を持っていること
  (2)高い倫理観を持ち,コンプライアンス(法令順守)を重視すること
  (3)変化に柔軟に対応でき,何事もプラス思考で解決しようとすること

○ 教職員を人事・給与面でどう処遇していくのかは,大切なテーマである。また,広島県では指導力の優れた教員をエキスパート教員として認証しているが,この制度をもっと拡充して,より広域で活用できる仕組みを考えるべきだ。

○ 学習指導案も長々と詳細に書くのではなく,この単元では何を教えたら良いのか,ポイントのみ書くようにするべきである。これまで,そういった作業を怠っていたように思う。

その他

○ 古いものをどんどん脱ぎ捨てて,時代の変化に対応して新しいものを着ていくからこそ,新しいことにチャレンジできるのだが,学校は古いものを着たままで,その上から新しいものを着ようとしている。その結果,挑戦意欲がなかなか出せず,「新たなものに積極的に挑戦する意欲をもっている」という項目について,教員の自己評価が低くなっているのではないか。

○ 多くの教員は本当に多忙だと思う。新採では,睡眠時間が5時間ぐらいだと聞いたこともある。この度,教育関係の法が改正されて,教育委員会ももっと頑張れと言われている。その結果,今以上に市町教育委員会が頑張って,学校現場にあれこれ仕事を持っていくと大変なことになるので,役割分担をよく考える必要があると思う。

○ 中学校,高校と進学するにつれ,担任の先生とは朝と帰りのホームルームぐらいしか関わりがなくなり,人間関係がだんだん薄くなっていく。そういう中で,先生の思いが親にも子どもにも伝わっていないところがあると感じている。学校と保護者をどうつないでいくのかを考えるのが,PTAの役割だと思う。保護者も子どもを通して学んでいく存在なのだということをしっかり伝えていきたい。

○ 子育てが初めての親は,子どもの将来について全然見通しが立たない。例えば,子どもがちょっと保育所への登園をしぶると,このまま不登校になってしまうのではないかと心配する。周りに相談する人がいない結果,過剰な反応が出たりすることもある。そこには,学校など,教育機関へ頼らざるをえないという実態があると思う。

6 教育モニターアンケートの集計結果等

(1)アンケート【一般アンケート(PDF488KB)教員アンケー(PDF476KB)ト企業アンケート(PDF472KB)

(2)集計結果等

○資料【第2回教育モニターアンケートの結果について(PDF450KB)

 ・参考資料【第2回教育モニターアンケート自由記述概要(PDF1.17MB)

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