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平成19年度 第2回教育改革推進懇談会 概要

平成19年度 第2回教育改革推進懇談会 概要 及び平成19年度第1回教育モニターアンケートの集計結果について

 県教育委員会の実施する重点施策,及び家庭の教育力について,平成19年度第1回教育モニターアンケートの調査結果等を基に,意見交換をしていただきました。

1 懇談会の目的

教育委員が第一線の教育関係者と意見交換することにより,学校教育に関する施策の有効性を点検し,より適切・妥当な施策展開の方向性を探る。

2 日時及び場所

平成19年8月10日(金曜日)10時30分~12時30分

県庁北館 2階 第1会議室

3 出席者

広島県教育委員会委員 6人,教育改革推進懇談会委員 9人(学校関係者4人,市町教育長2人,PTA関係者2人,民間1人)

(委員名簿)(PDF38.7KB)

4 テーマ

(1)教育委員会の実施する重点施策に関する県民意識調査結果について

(2)家庭の教育力について

5 主な意見等

(1)教育委員会の実施する重点施策に関する県民意識調査結果について

確かな学力の定着・向上について

○ 「基礎・基本」定着状況調査を実施し,それを基に授業改善を行う取組みは,各学校で概ね定着してきた。今後は,学力に課題のある子どもに個別にあたっていくことが必要である。担任まかせにせずに,学校全体ですべての子どもに学力を付けていくための組織づくりに取り組みたい。

○ 学校において学力の問題が正面から議論されるようになったことは,大きな成果だと思う。校内で論議し,今後は,思考力・表現力を高めていくことが必要であることを確認している。このように,課題も残っているのだが,学力の定着・向上については一定の成果が上がったと考えている。

○ 絶対評価の理想は素晴らしいのだが,評価に時間をかけすぎて,子どもに直接かかわる時間が減少していないか気になる。自分の勤務校では,短時間の面接の中で生徒に自分の良さを語らせるなどして,子どもの持っている長所を引き出すことに努めている。

豊かな心の育成について

○ アンケート結果を見ると,県民,教員ともに,道徳教育が重要だという意見は共通しており,心の教育の重要性について共通認識が得られたと思う。

○ 「道徳教育を推進するためのリーダーとなる教員を養成する研修」については,県民の不満が高い。学校で道徳教育の研修会を開催する際に,その会の指導ができるような教員がまだ育っていない。もっと道徳教育のリーダーを育てていかなければいけないと思う。

○ 道徳の授業については,教員では満足の回答が多く,県民では不満の回答が多くなっている。自分としては,県民の多数意見と同じく不満がある。それは,自分の子どもが通う学校の授業を見ても,先生が副読本の事例等についてどう思うかを子どもに質問するばかりで,人間としてどう生きていくのかに迫っていく取組みになっていないからである。

○ 道徳の授業改善が十分でないという指摘は謙虚に受け止めなければならないが,道徳の授業については,県教委の熱心な取組みもあって,親子で共に学ぶ道徳授業,地域の方の招へい,複数教員による指導,独自教材の工夫等により,優れた展開がなされるようになってきたと思う。

○ 道徳教育について,教員は全教育活動を通じて展開していくことを重視しているのに対して,多くの保護者は,心の教育を重視する観点から,道徳の時間を教科のように扱って欲しいと考えている所にとらえ方の違いがあると思う。

健やかな体の育成について

○ 学校の部活動については,生徒相互の人間関係を育てる上でその意義がとても大きいにも関わらず,学習指導要領上の位置付けがない。教育課程上の位置付けが明確になれば,もっと成果が上がると思う。

○ 部活動や運動会では,転んだり,ちょっとしたことで大きな怪我をする子どもが増えている。その背景には,外で遊ぶ経験が少なくなっていることがあると思う。

○ 生徒減で集団競技の部活動ができなくなった学校が増えている。このことに対応できる仕組みづくりを教育委員会には考えてもらいたい。学校選択制の導入に伴い,部活動で中学校を選ぶ生徒もでてきたが,小さな地域の中では,2~3人がよその中学校へ行くだけで,地元の中学校の部活動に支障がでることもある。制度本来のねらいから考えると,多少違和感を感じる。

○ 部活動についてだが,アンケートでは,外部の指導者を招へいしようとする声が,県民,教員ともに多い。外部講師は勝つための指導をより重視し,教員は部活動を通しての人格形成など,教育的側面をより重視するので,両者の意見が合わないこともある。自分の町では,そういう事情もあって外部講師招へいが進んでいないが,今後は推進する方向で考えていきたい。

特別支援教育の充実について

○ 特別支援教育については,情報発信について県民の不満が高い。学校便り等を通して,近隣の小・中学校,保護者,公民館等に特別支援学校の教育についての理解を促進する取組みを行なっているが,情報発信のあり方やその中身については課題があると感じている。

その他

○ 企業では,具体的な体験等を通して学ばせることを重視している。この夏に実施した工業高校生徒を対象とした連携事業では,企業実習について企業側からは多くの協力申し出があったが,学校側からの参加希望が少なく残念だった。

○ 子ども達は職場体験を経験しているというが,職業についてはほとんど知らないと思う。進路を考える時,好きな教科となりたい職業がつながっていなかったりする。労働といっても,親や兄弟の姿を思い浮かべるぐらいで,幅広く考えられない状況にあると思う。

(2)家庭の教育力について

社会が支える 育ちゆく子と親のスタート

○ 「食べる!遊ぶ!読む!」というキャンペーンについては,単に「聞いたことがある」段階から「よく知ってる」の段階へ進めるように,教育委員会としても施策が必要である。

○ 「『親の力』を学び合う学習プログラム」については,これをいかにして広めていったらよいのだろうか。ファシリテーター,指導者を育てていかないと,せっかくのプログラムもうまく活用できない。特に,ファシリテーターの育成をどうするかが課題である。

○ 一例を言えば,嫌いな子と同じ班になったとクレームを言ってくる親がいる。嫌いな子どもとも上手く付き合っていくことで子どもの生きる力が付くと思うのだが,親がその機会を奪い去っている現状がある。こういったクレームには,担任の先生が一人で抱え込むのではなく,校長先生から学校の方針を毅然として伝えてもらいたい。

○ 家庭と学校の役割分担をしないといけない。学校教育の場は,演繹的に,原理原則を子ども達に示して,それを応用させていくのに向いている。これに対し,家庭教育では帰納的に,子どもが父母といっしょに,いろいろな事象の中から大切なことを見つけていくことを重視したい。例えば,ご飯を食べながら,あるいは同じテレビを見ながら,親子の対話を通して人間としての生き方を見出していくことが,本当の道徳教育としては相応しいと思う。

○ 「三つ子の魂」とよく言うが,親になってから変えるのはなかなか難しい。「教育は百年の計」というが,今の子ども達を少しずつ健全に育てることで,百年後の日本の国を変えていくしかないのではないかと思う。

○ 今日も,地元の中学生が8人,私の農園で体験学習をやっている。暑い中,真っ黒になって汗を出して頑張っている。彼らは,掃除でも,挨拶でも,言われたことはきちんとできる。この姿を見ると,子ども達ができないのではなくて,今の親の世代やもっと上の世代が,言うべきことを言わず,やらせるべきことをやらせてこなかったのではないかと感じる。

○ 企業の行う人づくりについて言えば,若手経営者を集めてサマーフェスタを開催し,家族全員による参加を呼び掛けている。この取組みを通じて,親の仕事に触れさせ,子ども達に職業意識を目覚めさせたり,交流,親子の話合いにより,家庭内の対話不足の解消を図ったりしている。

○ 現在,日本の人口の50%は三大都市圏に住んでおり,いわゆる田舎の文化に触れたいというニーズは高い。北海道,和歌山など各地で,修学旅行等で田舎暮らしを経験させて,子ども達を変えていこうとしている。本県でも取り組んでもらえれば,私たちの田舎も活性化すると思う。

6 教育モニターアンケートの集計結果等

(1)アンケート【一般アンケート(PDF802KB)教員アンケート(PDF677KB)企業アンケート(PDF563KB)

(2)集計結果等

○資料【第1回教育モニターアンケートの結果について(PDF2.17MB)

 ・参考資料【第1回教育モニターアンケート自由記述概要(PDF4.55MB)

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