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平成18年度第1回懇談会の概要(詳細)1

平成18年度第1回教育改革推進懇談会での意見まとめ

I 「重点施策に関する重要度・満足度」に関するアンケート結果について           

知・徳・体の基礎基本の徹底

「知」に係る取組みについて

○基礎学力定着の満足度が高い評価を受けているのは,教科は限定されているものの,県教育委員会の「基礎・基本」定着状況調査の取り組みによるところが大きい。

○本校では,教員の指導力向上を図り,生徒に基礎学力を身に付けさせるため,「基礎・基本」定着状況調査の考え方を取り入れて,全教科での観点別による学力分析を行っている。各教科で,観点別の強み,弱みを明らかにし,意図的・計画的な指導を行うことにより,成果が出てきていると思う。授業改善を通して子どもたちの学力を高めていきたい。

○一時期と比較し,高校に入学してくる生徒の学力は上がってきていると受け止めている。

○専門学科と総合学科については,比較的生徒の実態に対応した教育を進めやすいが,普通科は,生徒のニーズが多様化しており,対応に苦労している。

○こうした様々な生徒の実態に対応していくため,教員の資質・指導力を高めていくことが求められている。小・中学校で高めてきた学力を,高校でさらに伸ばしていく必要があると考えている。

○基礎学力定着について,各学校で工夫しながら取組んでいるが,意図的・計画的にきちんと指導できている学校とできていない学校で差が出てきているように思う。教育長が,校長へ指導をしっかりしていかなくてはならないと感じている。全体的には,学力の定着が図られていると考えている。

○アンケートでも傾向が出ているが,親の話を聞いていると,基礎学力の定着に向けた取組みについては,ある程度満足してきていると感じる。「基礎・基本」定着状況調査の結果という判断基準ができたことは,保護者にとってありがたい。

○近年採用されている教員は,競争を勝ち抜いてきたエリートである。問題行動など体験したことがない方が非常に多いので対応の方法が分からず,1年以内で辞める方も多いと聞く。特に小・中学校は難しいと思う。

○子どもの安全対策や基礎学力定着への取組みなど,近年の教員には負荷がかかり過ぎている。教員にゆとりがないと,とっさの問題に対応することが難しくなることから,地域が一体となって取組む必要がある。

○小・中学校での学力がきっちり身に付いていれば,世界でも通用する人材となることができる。

○高校では進路が多様化している。子どもの進路をしっかり保障し,伸ばしていってほしい。保護者も子どもも満足できる学校であってほしいと願っている。保護者も学校へ可能な限り協力していきたい。

○高校の教員の採用が極端に少ない状況に不満を感じている。講師の掛け持ちも多い。職員の会議等に参加せず授業だけを行う講師からは,生徒の様々な問いかけにきちんとした返事をしてやれないという声も聞く。

○もう少ししたら教員採用が増えるという声も聞くが,教職を目指す子どもが夢を持ってやっていけるか不安である。

○平成11年度,12年度にPTA会長を務めた。以前は小学校4年生くらいからの勉強を中学校に入学してから復習しないとついていけない状況があったと聞いているが,最近は改善されてきていると感じる。今後とも,継続してしっかり取り組んでほしい。

○県立盲・ろう・養護学校で一番力を入れているのは授業改善である。障害児教育に係る専門性に基づいた指導を進め,授業研究学習指導案の作成に力を入れている。子どもの実態を把握し,子どもの個別目標を定め,一人一人の支援につなげる教育に引き続き取組んでいきたい。

「徳」・「体」に係る取組みについて

○家庭の教育力が落ちてきている。物事の善悪を親が子どもに教えていない。学校では集団行動のルールや勉強を教え,家庭では基本的な生活習慣や躾を教えるという役割分担を明確にした上で,そうした世論を高めていくことが必要である。

○様々な教員への批判を聞くが,今の教員の数で対応は無理である。例えば授業を抜け出した生徒を先生が追っかければ,そのクラスは授業ができない。地域の力を活用するため,地域と調整に当たる教員が学校にいれば随分違うと思う。

○本校は中学1年生の4分の1が片親である。最近特に顕著な状況が見られる。片親だから問題であるとは思わないが,担任の先生には,子どもに愛情を注いでほしいと話をしている。教員のアンケートでも,生徒指導上の諸問題解決が重要という結果が出ているが,こうした実態からも重要であると考える。

○親への対応について電話だけで済ますことができず,夜の家庭訪問も増えてきている。教員には,体をこわさないようにと思いながら,見守っている。教員の数の問題については,言っても仕方ない。現にいる目の前の子どもをどう育てるかが重要である。

○本校では家庭で「朝起きる時間」,「夜寝る時間」,「家庭学習を始める時間」を固定する「三点固定」の生活を推奨している。朝ごはんの重要性も親へ訴えている。

○中学1年生の体育の授業を見学したが,側転もできない子どもがおり,体力のなさに驚いた。小学校の教育だけで体力を付けることは困難ではないか。総合的な体力づくりを,特定のスポーツだけではなく,社会体育の中でもやっていく必要があるのではないか。

○校長として教員の多忙感をいかに解消していくか,いつも意識している。学習指導においても,部活動においても教師が生徒と向き合う時間は大切である。

○生徒との時間をいかに工夫して作っていくか,校長の大きな悩みである。こうした工夫が,徳・体の教育につながっていくと思う。

○子どもに何か問題があっても親が出てこない。他人任せの親が多い。こうした親への対策が必要である。

○最近,行政の仕事を地域が代わって実施するという動きがあるが,学校は,様々な問題解決の取組みについて,新たに取込むことはあっても,なかなか外部へ出せない組織である。これを改善していかなければ,教員の多忙感は解消されない。

○生徒指導上の諸問題解決については,親も必死に取組む必要がある。保護者と学校が協力して問題解決に当たられるよう,教育委員会でも,そうした仕組みを考えてほしい。

○昨年の学校で,親に学校へ来てもらって子どもに関心をもってもらうよう取り組んだ。安全面の問題はあるが,いつ学校へ来てもらっても良いという形はできてきた。いくら学校を開放しても,保護者が学校教育に関心を持たないとなんにもならない。親を取り込んでやっていく必要がある。

○今の保護者は,自分の子どもにも遠慮しがちである。叱れない保護者,どうすれば言うことを聞かせられるのかが分からない保護者もいる。高校は小・中学校に比べ,保護者が話し合える場があまりない。生徒指導の先生と保護者が一緒に考えられる場が必要ではないかと思う。

○障害児学校の保護者が子どもへの夢や願いを持てるよう,母親教室のようなものが必要ではないか。保護者がこうした夢や希望を持ち,それを支援できるような学校にしなければいけない。

信頼される学校づくり

○学校,警察,児童相談所でも人が足りない。学校では,保護者に問題があっても学校に責任転嫁し,学校のせいにしようとすることが多いと感じる。学校は引きすぎている。学校の実情をもっと保護者に訴え,先生の数も足りないということを前面に出しながら協力を得ていけば,地域と密着した開かれた学校となることができる気がする。

○人材育成は一夕一朝にできることではない。地道な学校長への指導が大切である。また,教員の採用も大切である。勉強はできるが,子どもに接することができるのか。側転ができない先生は子どもに側転の指導はできない。そういう意味で採用のあり方にも課題があると思う。

○もっとPTAをうまく使ってほしい。学校の先生に自信を与えられる親でなければいけない。

○信頼される学校とは,保護者と学校がしっかり意思疎通し,同じ事柄を共有できる学校であり,親も先生も子どもも安心できる学校である。

○お互いの意識の統一ができないと,意見交換し,実態を聞き出すことができない。保護者には学校へ出向いてほしい,実態を見てほしいと思う。先生が自信を持って保護者と話をするため,校長や教育委員会はサポート,後押ししてほしいと思う。

○保護者には家庭でしなくてはいけないことをしっかりやるという意識が必要

○教員が自信を付けなければ生徒の学力も身に付かない。教員が勝負できるのは授業であり,生徒を授業中寝させない,教室から出させない授業づくりに取組んだ。2~3ヶ月で変化は現れた。

○保護者と学校の関係づくりは,昔と比べると大変時間がかかるようになった。そのため,日常的な意思疎通が必要である。

○信頼される学校づくりには,教育の質を高めることが何よりも大切である。近道はない。 

特別支援教育の充実

○今回のアンケートで障害児教育の充実について,「わからない」という回答が多いことが気になった。以前,小・中学校にアンケートをしたことがあるが,やはり,養護学校のことは「わからない」という答えが多かった。

○理解に向けた啓発を具体的にしなければならないと感じた。学校では,授業力を高め,親や児童生徒が夢と希望を持てるようにならなければならない。地域への支援も重要である。

○本校ではコーディネーターを1名配置していただいており,地域支援室を立ち上げている。地域の小・中学校の先生はもちろん,保護者の相談したい,指導してほしいというニーズに応えたい。こうしたニーズに応えることで,学校が理解され,教員の力量も高められる。 

○特別支援教育は専門性につきると考えており,多忙ではあるが,専門性向上に向け取組んでいきたい。

II 自由な意見交換                                    

○保護者層への人格形成にもっと力を入れていただきたい。財政当局は,こうした話をすると投資効果はどうかと言われるようであるが,教育では,10年単位といったスパンでないと効果が測れない。

○保護者を対象にした講演会を開催しても,本当に来てほしい人は来てくれない。関心を持った人だけが来られる。例えば,国や県の予算で韓流ブームなど人気があるものを活用して,心の問題を訴えるようなことを考えてもらえればありがたい。

○保護者の意識啓発については,PTAもいろいろやっているが,決まった人しかなかなか来ない。何とかしたいと考えている。

○小学校の統廃合などが進んでいるが,地域の子どもは地域で育てたい。こうした考えを持たなくなったところから荒廃が進むのではないか。広島県総合計画では,「住んでみたい広島県」を目指すとのことであるが,通学には多大な経費が必要となり,親が子どものために転居する例も多い。地域の活性化も含めて考えてほしい。

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