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子どもの体力向上のために~元気いっぱい!ひろしまっ子~体力の意義と現状

体力の意義と現状

1 体力の意義について

 体力は,人間の発達・成長を支え,体を動かす原動力であると同時に,健康を維持する上でも必要なものです。

  体力は知力や意欲・気力といった精神面の充実にも大きくかかわっており,国の中央教育審議会では,自ら考え問題を解決する能力や豊かな人間性とともに,体力を「生きる力」の重要な要素として位置付けています。
 また,体力の低下は,肥満や生活習慣病など健康面へも悪影響を及ぼします。

 体力は,「運動をするための体力」と「健康に生活するための体力」の二つに区分して考えることができます。

(1)運動をするための体力
 運動をするための体力とは,運動をするための基礎となるものであり,「体力・運動能力調査」で把握できる調整力,瞬発力,持久力などを要素とする身体的能力です。
 この身体的能力は,子ども一人一人で異なっており,それぞれがそれぞれの状況に合った目標を持って,体力向上に取り組むことが大切です。

(2)健康に生活するための体力
 健康に生活するための体力とは,体の健康を維持し,病気にならないようにする体力のことであり,生涯にわたって健康に生活するためには欠かせないものです。

 子どもの体力の現状

(1)子どもの体力低下の原因
 国の中央教育審議会が平成14年9月に文部科学大臣へ答申した「子どもの体力向上のための総合的方策」では,子どもの体力低下の原因を次のように挙げています。

ア 保護者をはじめとした国民の意識の中で,子どもの外遊びやスポーツの重要性を軽視するなどにより,子どもに積極的に体を動かすことをさせなくなった。

イ 子どもを取り巻く環境については,

  1.  生活が便利になるなど子どもの生活全体が,日常的に体を動かすことが減少する方向に変化した。
  2.  スポーツや外遊びに不可欠な要素である時間,空間,仲間が減少した。
  3.  発達段階に応じた指導ができる指導者が少ない。
  4.  学校の教員については,教員の経験不足や専任教員が少ないなどにより,楽しく運動できるような指導の工夫が不十分との指摘がある。

ウ 偏った食事や睡眠不足など子どもの生活習慣の乱れが見られる。

 (2)体力・運動能力の低下
 文部科学省が昭和39年から行っている「体力・運動能力調査」によると,子どもの体力・運動能力は,調査開始以降昭和50年ごろにかけては向上傾向にありましたが,昭和50年ごろから昭和60年ごろまでは停滞傾向となり,昭和60年ごろから現在まで,15年以上にわたり低下傾向が続いています。
 本県の特徴としては,ひろしま国体後の平成9年ごろから低下傾向が著しく,平成14年度の「体力・運動能力調査」結果では,多くの種目で全国平均を下回っています。
 昭和55年以降の調査結果について具体的にみると,持久走(男子1,500m,女子1,000m)では,例えば,広島県13歳女子では,昭和60年ごろが最高で,平成12年では,それより30秒以上遅くなっています。(図1)

図1 子どもの体力・運動能力の推移 

 

持久走の年次推移(13歳)

※数値は移動平均をとって平滑化している。 

 

持久走の年次推移(16歳)

 

図2 20年前との比較(広島県)

持久走男子、持久走女子の棒グラフ 

(3)健康に生活するための体力の低下
 中央教育審議会の答申では,「運動をするための体力」だけでなく,「健康に生活するための体力」も低下していることが指摘されています。
 「健康に生活するための体力」とは,体の健康を維持し,病気にならないようにする体力のことを指し,具体的には,インフルエンザにかかりにくいなど,感染症をはじめとする病気に対する抵抗力としてとらえられます。
 こうした抵抗力を向上させ,健康な状態で生活できる基本的な体力を高めることが必要です。

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