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第3回広島県障害児教育基本構想策定委員会の概要について

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日時

平成13年10月12日(金曜日)14時00分~16時00分

場所

県庁北館 第1会議室

出席者

大下,桑原,澤崎,田口,谷本,竹林地,永井,平賀,松木,宮河,森山
(欠席:川本【代理出席 山本】)

協議内容

総合型の養護学校及び高等養護学校の設置並びに盲学校,ろう学校及び養護学校の適正配置について

資料

第3回広島県障害児教育基本構想策定委員会資料(PDF29.6KB)

意見交換要旨

総合型の養護学校について

(○は委員,△は事務局)

○総合型の養護学校は,今ある養護学校をすべて総合型にするのか,一部するのか,または,全く別に作るのかで,論点が変わってくると思うが,その点はどうか。

△盲・ろう・養護学校は,昭和57年には2,121名在籍があった。平成13年は1,263名の在籍となっている。それからすると,新たな養護学校を新たな地に設置するという状況ではないと思われる。
 新たに養護学校を設置することは極めて困難な状況と思われる。

○総合型の養護学校として『知的障害養護学校と肢体不自由養護学校』ということで例が示してあるが,視覚障害とか聴覚障害との重複障害のある子どももいる。総合型の養護学校と考えるときの障害の種別はどう考えるのか。

△視覚障害,聴覚障害との重複障害への対応の課題は確かにあると思う。案として知的障害養護学校と肢体不自由養護学校を出している理由は,対象者数が最も多いからだ。総合型の養護学校の審議は知的障害養護学校と肢体不自由養護学校から始めていくと考えている。

○盲学校,ろう学校は学校数が少ない。視覚障害,聴覚障害の子も含めて,いろいろ対応できるような総合型の養護学校を,将来像かもしれないが,考えておくことも必要ではないかと思う。

○今の問題については,専門委員会でも議論をした。盲教育,ろう教育の専門性を高める研修の充実等を行い,指導に出向くという方式が考えられる。
 ただし,そのためには,盲学校,ろう学校の教育の専門性をより高めていく施策が必要である。

○総合型の養護学校の数校を訪問した。『専門性を発揮して教育課程の議論をする』となっているが,うまく噛み合ってない例もあった。
 例えば,本来であれば,様々な指導形態が展開されることが総合型の養護学校の特徴と思われるが,指導形態が単調で偏っている学校があった。そこで見た指導形態が「本当に子どもたちに合っているのだろうか」と疑問に思った経験もある。また,他の学校では,『個別指導計画に基づく指導』で特徴を出そうとしていたが,授業に活かすところで苦労されていた。
 視点は違うが,職員数が多くなることによって,まとまりに難しさを感じていた学校もあった。また,ある学校は,小中高のそれぞれの学部で,知的障害と肢体不自由の部門を作り,6学部体制としていた。この6学部が一つの理念でやっていこうとしたり,共通の視点を持とうとしたり,共通の議論ができるようにしようとすると,研究主任の方は大変苦労をされていた。
 総合型の養護学校は,現状から言えば,確かに必要だと思う。重複の子どもさんが多くなっている実態は,既に総合型の養護学校になっているのではないか,との意見もあったと思う。
 作ることについては異論はないが,作った後の充実のための課題があると思う。教育課程についての検討,専門性の研修が必要である。ある学校では,周りにあるものを取り込んでいこうとしたり,地域に相談の窓口を開いたり,あるいは学校の施設を地域に使ってもらうという形で,外へ自分たちの実践や技術を出しているというところがある。そういう中で,教育課程をどうするかということをかなり大きな課題意識を持って進めていた。必要な取組みだと思う。

○総合型の養護学校については,総合免許との関連も考える必要がある。

 免許の所有率を上げることは必要ではあるが,内実が伴なう必要がある。単に認定講習を回数多く開いて,免許の保有率を上げればいい,というものではないと思う。

 地道な研修の積み重ねや,その積み重ねの上での事例研究会のような研鑚を継続的に実施していく必要がある。研鑚がなければ,それぞれの授業が子ども達にかみ合わなくなってしまう恐れがある。施設や職員の人数が大きくなればなるほど研鑚が必要と思われる。 

委員長 

 総合型の養護学校を設置するかどうかということについて審議をいただいた。視覚障害,聴覚障害についての対応も必要ではないか,との意見もあったが,最初に提案されたように,現段階では,知的障害の養護学校と肢体不自由の養護学校に限って考えていく。知的障害,肢体に障害のある子ども達の中で,視覚障害,聴覚障害,それから,両方の重複障害のある子どもたちも,受け入れることを念頭に置いた養護学校を設置するという話だったと思う。
 視覚障害,聴覚障害のある子ども達が,知的障害や肢体の障害を重複している実態がある。今の盲学校,ろう学校は,そのような実態の子ども達への教育が実践されている。しかし,知的障害養護学校は,知的障害を中心とした教育がなされている。肢体不自由養護学校は,肢体不自由を中心とした教育がなされている。したがって,そこでは,視覚障害,聴覚障害への教育は十分とは言えない。もっと一人一人の障害の特性に合った教育を創造し実践していくことが大切ではないか,という意見があった。
 そのために必要なことは,一人一人に合った教育課程の編成と,それに基づいたいろいろな設備,条件の整備ということだった。

 既に総合型の養護学校を実践している学校の状況から,教育課程の編成の在り方,校内研究体制の確立の難しさ等,学校を作った後の課題が大きい,との意見があった。
 そのほかに,知的障害,肢体の障害に視覚障害,聴覚障害を重複した状態にある子ども達については,センター的な所で専門の先生を養成して,そこから先生を派遣して,個別に対応していくような方法が望ましいのではないか,という意見が出た。

高等養護学校の設置について

○高等養護学校が,今,当面の問題に挙がったのは,軽度の障害に対応する後期中等教育が本県の場合には乏しいということから出てきた問題ではないかと思う。

○高等養護学校は,選択肢の一つとして,望まれている子どもさんも保護者もいると思う。

○今年度は,中学校の障害児学級から通常の高等学校に進学することが難しかった。高等養護学校ができることによって,中学校の障害児学級または通常の学級から,今までは通常の高校に入られた子どもさんが,中学校の現場において先生から「高等養護学校があるから,そちらのほうへ行きなさい」と指導される恐さも持っていると思う。

○高等養護学校の入学に際して,入試が実施されるのか。

○学校で進路指導というのは非常に大きなテーマだと思う。とりわけ,中学校の進路指導が,いわゆる『行き先指導』になってしまう恐れがある,との懸念であったと思う。
 高等学校には,『特色ある学校づくり』という流れの中で,総合学科という新しいスタイルも出てきた。また,同時に,中学校の進路指導が単なる『行き先指導』では困る,との考え方で,今までずいぶん議論がなされ,研究がなされ,実際に中学校では,論議,研究に基づいた形での指導がずいぶんなされてきていると思う。

 中学校,本人,保護者を含め,『人間の生き方』とも言うべき内容を深く考えながら取り組むべき課題なので,高等養護ができれば,進路指導の課題は,むしろ克服できると考えている。
 今までこういう学習に取り組ませたいけれども,その場がなかったということのほうが問題であったと思う。高等養護学校設置について考える際には,今まで学習の場がなかった子どもたちに対して,きちんとした教育の場を用意するという考え方で進んでいくべきではないか,と考えている。

○今の高等部の問題というのは義務教育ではなくて,それを超えたところにあると思う。他県を見ると,高等養護学校ができると,大変希望者が多い。だから,1校,2校作っても,焼け石に水の状態ではないかと思う。普通の高校を望まれる方は,その方向でも十分対応できる。逆に言えば,その人たちまでも誘って高等養護学校に行こう,というほど高等養護学校がたくさんできればいいと思う。希望者に応じただけできればいいが,そういうことではないので,本当に高等養護学校を希望する人たちが希望しても3倍とか4倍という競争率ができるのが他府県の実態だ。中学校の進路指導の在り方の課題は別として,高等養護学校ができたから強制的に進められる,という状態は生まれてこないと楽観的に考えている。
 社会的自立,就職に関しては,高等養護に入学すれば,良い結果がでる。そこを目的にして高等養護学校を希望する生徒がたくさんいる。一つの選択肢を用意するということであって「みんな行け。」ということにはならないだろうと考えている。

○高等養護学校というのは義務教育ではないから,決してこれをそうしなさいとか,そう決めなさいとかいわれるべき筋合いのものではないというふうに捉えている。むしろ,今の意見のように,中学3年で義務教育が済んでも,行き場がない,教育の場がないということで,どれだけ就労の場が狭まっているかということをずいぶん感じてきた。
 専門性のある学校ができて,そして,伸ばす場があれば,その人たちは,必ず就労できるのだが,と思った経験がある。ただ仕事だけでなく,社会性をその間の3年間で身に付けていくということも加えて,いろいろな面で,大切な場ではないかと思う。行く場がないでは,選びようがない。行かせたくなければ行かせなければいいのだから,ぜひ選択肢の一つとして作ってほしいと思う。

○前回配布資料2の一番最後に全国の実態が載っている。たくさん設置されているのは北海道である。北海道の高等養護学校は,第1世代,第2世代,第3世代と呼ばれている。第1世代は軽度の生徒さんを対象に,全寮制で運営している。第2世代,第3世代では,中度,重度の生徒さんも対象にしている。生活園芸科とか生活家庭科という学科があるが,この学科はかなり重度の生徒さんを対象に設けられているとうかがった。
 高等養護学校の設置については,いろいろなやり方があると思う。ある県では,高等養護学校を新たに作るのは,経済的な面でむずかしそうだ,ということで,現在ある高等部の中に2コースを設けている。普通科と生活○○科という形で2コース,学科を分けた形でやっている。高等養護学校ができると就職率が上がる傾向がある。高等養護学校が目指すところとして,職業的な自立というか,職業的な教育をしようという所を,かなり強く打ち出すので,就職率が上がるというのは事実だ。
 選択肢として考えられるような学校を作るのならば,学校の目標や特色がしっかり打ち出せるようにするべきだと思う。
 それと同時に,現在ある高等部がコース制を設定するとか,もう少し職業的な専門的教育を行うとかということを十分実践しないと,高等養護学校1校だけでなんとかしようとか,2校でなんとかしようとやっていっても間に合わないというのが事実だと思う。

○高等養護学校の設置の方向性としては,今ある学校の中から考えていくということなのか,または,新たに立ち上げていくと考えていくのか。

△可能性ということで言うと,先ほどの総合型の養護学校と同じで,新築の可能性は極めて厳しいと思われる。
 盲・ろう・養護学校は在籍生徒数が落ちている。それを止める方法の一つとして,若しくは選ばれる学校の一つとして位置づくための方法として考えている。

○私ども委員としては,今の県の財政が厳しい状況であることは踏まえた上で,こうあってほしいということを申し上げるべきと思う。
 例えば,総合型の養護学校については,教育内容とは別に,知的障害の学校が総合的な養護学校になったと仮定すれば,車いすの対応はできていない。例えば,廊下が狭い,便所が車いすに十分対応できていないという状況だ。このような状況には対応をお願いしたい。
 高等養護学校については,職業訓練的な要素が強いので,最新の施設設備を充実していただきたい。場所も交通至便のところで考えていただきたいと思う。

○この委員会の審議の在り方については同感である。障害児教育の推進の方向性で話し合いたい。

○話し合う以上は,全く夢ではなく,実現の可能性のある範囲内で審議していると思っている。

委員長

 高等養護学校の設置を推進してよいかどうかという話し合いだった。資料にあるが,全国では高等部のみの単独で設置している高等養護学校というのが,もう52校もあるような状況である。それが,この話し合いの中に出たように,かなり実績を上げている。
 本県では高等養護学校に類するものがまったくない。軽度の生徒に対応するようなものがまったくない。高等養護学校を,進路における一つの選択肢として,1校か2校新設することが望ましいというのが,委員の皆様の御意見だったと確認する。

盲学校,ろう学校及び養護学校の適正配置について

○スクールバス乗車時間を最長でも90分とあるが,この範囲内であれば必ず養護学校へ行きなさいということか。また,それが不可能であれば寄宿舎に入りなさいと言うことか。

△乗車時間を原則60分以内とし,最長でも90分を超えてはならない,と説明した。児童生徒の健康・安全面を考慮した場合,原則は60分以内,最長でも90分が限度であろうと設けている時間だ。
 したがって,90分以内ならスクールバスに乗って養護学校に行きなさいということではない。それ以上になると,別の観点から通学について検討しますと,そういう意味の90分だ。

○現行寄宿舎に入っている子どもたちは,遠いから入るのか,何か条件があるから入るのか。

△盲学校,ろう学校,肢体不自由の広島養護,福山養護に寄宿舎を設けている。
 これは,県内に先ほど申したような学校数であることから寄宿舎を設けている。知的障害については,寄宿舎を設けている学校も全国的にあるが,本県においてはスクールバスでの通学に視点を当てて施策を進めてきたいということだ。

○高等養護学校または総合型の養護学校が,新しい学校ではないということになると,今ある学校が変わってくるというふうに考えられる。
 ある学校が高等養護学校になれば,小中学部は近くの養護学校に行くことになると予想する。保護者は納得しにくいと思われる。保護者が納得いくまで話し合いの場を持つ必要性を感じる。

○本来ならば高等養護学校を別に作ってもらいたい。しかし,やむを得なければ従来の養護学校の中で施設設備の面で可能であれば,高等部を高等養護学校に変えていく方法も考えられるのではないか。

○盲学校,ろう学校について,とりわけ専門性を高めていこうとの方向性が,今回の策定委員会のほうでも一貫して出てきていたと思う。
 極めて専門研修が必要な部分でもある。例えば,尾道ろう学校あるいは広島ろう学校の呉分校では,その専門性を高めていくような方向性では必ずしも学校が運営されてこなかったという経緯も聞いている。現状も地域のろう教育をきちんと充実させていく方向で,今後,充実策というのはなかなか見込めにくいと思われる。これは,広島ろう学校本校を充実させていくという条件付きで,尾道ろう学校あるいは呉分校については,本校に統合していくという方向性を持ったほうがいいのではないかと思われる。現在のろう学校の生徒数あるいは教職員数等,それとの比較においても,本校の寮を完備し,あるいは,今非常に不便な場所にある学校の移転も含めて,ともかく今の本校の充実化を図ることによって,より専門性を高めていく,教育の質,中身を充実させていくという方向を図っていくほうがいいのではないかと思う。北部,東部地域に,視覚障害者,聴覚障害者への自立活動の支援を行う手立てを一方で残しつつ,そのような方向性を持ったほうがいいのではないかと思う。

○重複の障害のある子どもさんが障害児学級,あるいは北部,東部の障害児学校にいる。聴覚障害教育,視覚障害教育について,盲学校,ろう学校の方へ時々来ていただく,あるいは,専門性を有している教員が,月1回地域の学校へ出かけて行って教職員への研修を行う。または,直接児童生徒へ対しての専門的な指導を行うというようなことを,まずは手始めに行って,必要に応じて,毎週出て行くとかいうようなことも可能ではないかと考える。

○養護学校の高等部と高等養護学校は全く違うと思う。
 高等養護学校は,養護学校の高等部で職業訓練とか職業指導的なものを受けるのではなくて,単独の高等部を作って,そこで専門の教育を受けるというのが全国的な傾向だ。

○北部地区,東部地区で小学校とか,もっと小さい子どもたちの感覚障害の相談をよく受ける。その場合に,盲学校,ろう学校から遠いので,直接指導を受けることがほとんどない。そういう幼児とか小学校の低学年ぐらいの子どもを盲学校とかろう学校の寄宿舎に入れることは,子どもの生活指導とかを考えると,自分の家で育てるということが前提ではないかと思う。
 しかし,小さいときというのはすごく大事なときなので,子どもたちが何か専門の,感覚障害に対応した教育を受けることは大変大事なことと思う。
 そういう意味で,専門の先生がそこへ行って,週に1回でもいいので,親も含めて指導していただけるような体制があるといいと思う。

○配布資料3の1ページが盲学校,2ページがろう学校となっている。盲学校の在籍数は65名。そのうち43名が広島市,備三地区から6名となっている。要するに,そこがボーダーライン。福山からは1名。人口比で考えると,広島市が40数名だから,福山からは20数名いてもおかしくない。しかし遠い。福山から寄宿舎に入っている子どもは1名。とても通学はできない。通学を選択しようとすれば,岡山盲学校へ通学している。福山地区に住んでいる子どもたちの通学は岡山盲学校だ。同じようなことが山口県との関係でもある。山口県の盲学校は下関にある。したがって,岩国周辺の子どもたちは,広島盲学校のほうを選択するというようなことがある。
 盲・ろう・養護学校の場合は,県内に1校ないし2校という実態があるので,県の区割りではうまくいっていないというのが現状だ。たしかに,広島の次は福山が一番大きな町だから,福山辺りに手立てがいると感じている。
 なお,盲学校の高等部以降を考えた場合,その中心は理療科だ。あん摩マッサージ指圧師,はり師,きゅう師の国家試験受験資格を取るという目的で高等部以降,学校選択をしている。しかも,中途失明者が非常に多い。教育相談の拠点だけでこの問題が片付かないということがある。
 義務教育段階と,高等部以降で職業教育をどうするのかという二つの側面があると思う。

○先ほどの視覚障害,聴覚障害のところとも関連するが,対象児童が少ないということで,分校を本校に統合してしまおうとか,あるいはそれ以上増やさなくてもいいというような議論は,県民には受け入れ難いのではないかと思う。空白の所は埋めていかなければならないと思う。聴覚障害,視覚障害とのバランスの問題も視野に入れて,予算のない時期ではあるが,県民の要望に応える考え方をしたらと思う。

○府中市だとか世羅郡の肢体不自由の子どもたちが,三原の県立福祉大学で週に何回かトレーニングを受けて帰っている。そのような場所が教育委員会と提携して,もっと積極的にやっていくということは可能ではないかと思う。
 大学,県のセンターなども地域の要望に応えるようなことをしていただければ有り難いと思う。

○盲・ろう・養護学校が専門性を発揮して,子どもたちが行ったら有効な指導助言をしていただけるとか,または盲・ろう・養護学校の先生方が出張して子どもたちに対応していただけるようなセンター的機能をもっていただきたい。
 学校がセンター的機能を発揮しようとすると,大変申しにくいが,今の盲・ろう・養護学校で,それに十分応えられる先生がすごく限られていると思う。したがって,もっと研修の機会を増やして,専門性を高めていただきたい。

○養護学校の先生がセンター的な役割で出向くという話だが,それは理想で,そうなったらいいと思う。しかし,今,養護学校の中では,学校にいる子どもたちの指導で教員が足りない状態だ。学校の先生の声もそうであった。養護学校にいる子どもたちの指導が不充分になる状態というのは,最も悪い状態だと思う。
 そういうことをクリアして,センター的な役割が果たせれば最高なことだと思う。

副会長 

 まず,適正な配置ということを考えるときに,県内どこにいても,何らかのケアが受けられる,先生方に相談ができるという,そういう配置が必要である。
 それを考えていくにあたっては,現行の学校の配置というものをどうするかは今後の議論になろうかと思うが,例えば,現在の在籍児童生徒数あるいは地理的な場の問題,そういったことも絡めていきながら考えていく必要があるのではないだろうか。
 また,現行でケアできていない部分に関しては,例えば,地域に分校,分級という形での対応を考えていくのか,あるいは何らかのセンター的な機関としての位置付けをしていくなど,具体的にどうするのかというのは,今後の議論がまた必要なところかと思う。

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