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第1回学校評価システム検討会議議事録

Hot Line  第1回広島県学校評価システム検討会議の概要について

第1回広島県学校評価システム検討会議の概要

1 日時 

 平成13年8月27日(月曜日) 13時30分~15時45分

2 場所 

 広島YMCAホール ラブリーホール

3 出席者

  井上,榎田,岡本,河野,神頃,砂田,長尾,花咲,林
         旭爪,福万,安森,渡邉 (欠席 佐々木)

4 審議内容

(1)教育部長あいさつ 

学校がその機能をどのように果たしているのか,学校の教育活動全般について,客観的・総合的に評価し,その評価結果に基づいて改善策を立て,学校の組織と教育活動の活性化を図ることが必要となっている。
 本県にふさわしい学校評価システムを構築したい。

(2)委員紹介

(3)役員選出

(会長:長尾委員,会長代理:榎田委員)

(4)会長あいさつ

  検討会の任務は,学校評価のシステムについて検討することであるが,シ ステムが定着したときに,どのように運用されるのか,どのように役立つのかまで見通し,必要十分であるシステムとその導入手順を示すことが必要で ある。 

(5)議事

○ 検討会議の傍聴及び議事録の公開について

 「広島県教育委員会が所管する附属機関等の会議の公開に関する事務処理要領」(平成13年6月1日施行)にもとづいて,次回 の検討会議より,会議の公開(議事録の公開は第1回検討会議より)を行うことを決定。
   ○ 公開の方法
    ・ 傍聴
        原則,会議開催時刻の30分前から受付を行い,先着10人を傍聴者とする。
    ・ 議事録の閲覧
        行政情報コーナーへの配架及びホームページへの掲載を行う。

○ 学校評価システム導入モデル事業について

 平成13年度,平成14年度の2年間かけて実践研究協力校等を指定して,標準的な学校評価システムについて,実践研究を行う。 

○ 学校評価の現状について 

(全国の高等学校における学校自己評価システムの実施状況)
  (広島県における学校評価の実施状況)
   尾道北高等学校及び福山誠之館高等学校における学校評価の取組み状況について発表

5 協議内容

・ 評価というのは,責任者が評価しなければ進めないわけだから,基本的には,自己点検・自己評価でいいのではないかと考えている。
  評価システムを検討する場合,自己点検・自己評価に加えて,外部評価をどのようにからませるかということが大きな課題である。
・ 事例発表を聞いて,高等学校というのは,校長がリーダーシップを十分発揮して取り組んでいる姿が伺えた。
 教職員が進んで意識改革をしていかないと学校は変わらない。今日の発表では,それができていることがすばらしい。今後,教職員の認識を変える努力が必要である。
・ 教職員には,自分達に任せておけ,あるいは,自分達がプロだという意識は必要であるが,逆にこれが外部からの意見を阻んでいる場合がある。
 これからは,学校の教育の中身についても,保護者や県民の方へきちんと説明をする必要があり,期待通りの内容になっているかどうか把握をし,外部評価を導入することは,欠かせない状況になっている。
 教職員が,めんどうだとか,教育の管理統制をするとか,あるいは,国や県教委が言うから仕方なしにやるのかと思うのでは全然話にならない。
 校長の強力なリーダーシップのもとに,学校の教育が目指すものや,教育の理念を教職員が共有していないと,たとえ評価の結果が出ても次のステップアップにつながらない。
 そういう意味では,教職員の意識改革をどのように進めていくかということがこの成否にもかかわるということである。
・ 外部評価の問題であるが,生徒・保護者はお客様そのものである。
 主体は自己評価,この柱はくずさないで,お客様である保護者・生徒は当然のこと,それ以外の外部評価は,われわれが客観的に評価できれば問題ないがやはりどうしても甘くなるから,参考までに聞くという補助的な考え方でいいのではないか。 
 こういったことを進めていくためには,やはり意識改革に尽きる。これは,リーダーが根気良くやること以外にない。
・ 外部評価が必要だと思う。たとえば,授業評価において教え方を工夫していると,教員の70.7%が思っているが,保護者は54.8%,生徒は50%というように,教員が思うことと保護者・生徒が思うことのずれがあるからだ。
 企業における評価とか行政における評価とかいろいろ求められているが,教育における評価については,数値化できるものだけではなく,本当の意味で生徒の力がどの程度ついているかといった教育の本質にかかる評価も必要である。
・ 外部評価が評価に対して緊張感を与えたり,結果に対しての信頼性を持たせたりする。
 生徒・保護者・教職員で開かれた学校づくりを推進するときに,共通理解が図られていないことを改善する手段としても評価というのは非常に重要ではないか。
・ 生徒・保護者が評価をする場合,現状では,事前に生徒や保護者に対して評価の観点を示すべきだ。
 生徒の場合は,評価する目的や項目がわかっていて,はじめて日常生活の中での取組みの様子がきちんとした形で評価として表れる。保護者の場合も,事前に学校が目指すものや教育計画を示した中で,年度末には,その達成状況や生徒の様子などを評価する。そのシステムをどうやって作るかが,一番の問題である。
 ・ 学校評価システムの統一的なものをつくるのがいいのかどうか。 
 各学校が自分達で,毎年毎年評価システムを作り上げていくほうが,学校が成長する。完成したものをもらうと,押し付けられたという感覚が出てくる。
 最初は,自分達で,もっとこの点を評価しなければならない項目があると考えることが,学校として成長するのではないか。
 より学校が成長するためには,外部評価の視点を考えていく必要がある。
 外部の評価者が客観的に,誰がみても同じような表示が出るシステムがつくれないか。客観的な指標が出せるものをこの会議で検討していく必要がある。
・ 外部評価の考え方を整理し,定義をはっきりさせておく必要がある。
・ 企業の場合は,どの企業も,経営理念を持ち,地域社会に貢献し,信頼を得るため,全社員が目標を立て,具体的なものを決めて取り組んでいる。
 具体的に経営計画・経営目標が立てられて,それに対して,できているのか,できていないのか,どの程度なのかということで評価をしていく。 
 つまり,基準が明確に定まっていないと評価できない。
 学校の場合,教育力を高めるといってもいろいろある。具体的に示して,目指すものを決めていかないといけない。
 基準を,すべての学校で同じようで決めていけるかどうか,それぞれの学校での理念としてやっていくのか,それとも同一で決めていくのか。これから検討していきたい。
・ 学校評価システムの目的について,明確にする必要がある。
 個々の学校について,第三者的立場で客観的に評価するシステムをつくろうとしているのか,個々の学校が目標をもってやっていることを個々の学校で評価するための評価基準をつくろうとしているのか。
 企業の場合,部門が目標を毎年あるいは中期的に設定し,その達成状況を社内のある一定の基準で,自己評価し,それを経営会議に報告して,成果,具体的な目標を達成したかどうか,達成できなかったものはどうかをあげて,成果はあったかどうかを,毎年繰り返していく。
 そういうやり方は,学校経営においても,企業のやり方が参考になる部分があると考える。
・ 今われわれが協議をしている学校の評価というのは,当該年度で考えている。
 年度当初に計画を立てて年度末に評価を行うというのは,経営のサイクルでは当たり前で,それに加えて,学校評価の場合には,3年間のプログラムをどう評価するかというのが一番大事な視点である。
 消費者としての保護者の目を意識すると,学力でやるか,長所の比較でやるかは別として,横並びの比較を完全に避けてとおることはできない。今の保護者は,公平な客観的な比較を望んでいるから,校長のリーダーシップも発揮され,ふところの深い取組みをすれば,学校に持ちこんでもアレルギーはない。
 評価の仕組みについて,学校内は自己評価という1枚岩のような内容だが,学校内の評価も,教職員の方が1次評価をすれば,誰かが2次評価をしないと外へ出ていかない。学校内にも,内部評価だけでも緊張関係がないと信頼を得られるような評価はできない。
 保護者・PTAを本当に外部と呼ぶのか,地域に開かれた学校をつくるという点では共同責任だから内部者と考える。
・ 小・中学校は,同じ地域の中でどういった視点で,どのように評価されているか。高校は,地域との結びつきの中でどう評価されているか。外部評価という点で地域を考える必要がある。
・ 学校は,より良い教育を提供するために,組織を挙げて学習しなければならない。学校評価は,そのための手段である。この手段をシステムとして導入することは,学校を自ら継続的に学習する組織に変革していくことである。
・ 次回は,評価の目的や評価項目,評価方法,あるいは内部評価,外部評価のあり方などについて検討したい。また,高校と小・中学校の評価の在り方について違いを考慮しながら検討したい。

 

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