ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地ホットライン教育ひろしま > 平成18年度第1回キャリア教育支援会議

平成18年度第1回キャリア教育支援会議

平成18年度第1回キャリア支援会議の概要について

キャリア支援会議の画像 

次のとおり,平成18年度第1回キャリア教育支援会議を開催しました。

1 会議の概要

(1) 日時

平成18年5月30日(火曜日)13時00分~15時00分

(2) 場所

県庁東館 教育委員会室

(3) 内容

・平成17年度キャリア教育支援会議における協議のまとめについて(報告)
・平成18・19年度キャリア教育支援会議の開催計画について(説明)
・平成18年度広島県におけるキャリア教育関連事業について(説明・報告)
・学校と家庭との「つながり」について(協議)

2 会議の主な内容

(1) 平成18・19年度のキャリア教育支援会議の開催計画について

○支援会議において,これから2年間をかけて広島県におけるキャリア教育の推進について議論を行い,最終的には「提言」を行うこととなる。この「提言」は,ぜひ「広島型のキャリア教育」の提言といえるものにする必要がある。

「広島型」の特徴は,
・ 子どもたちの10年後,20年後の姿を想定しながら行っていくというものであること。
・ 中学校,高等学校の「出口」だけにとどまらず,幼児期の「入り口」から発達段階に応じて育てていくものであること。
・ 学校だけでなく,地域・家庭・学校が一体となって取り組むものであること。である。

(2) キャリア教育関連事業の取組みについて

ア特に記憶に残るエピソード(事例)について

○東広島地域では,西条農業高校と小学校の交流活動「サルビアの栽培活動」が行われ,小学生が高校生の姿を見ることにより,自分自身の将来の姿を考える場となった。

○昨年実施した中学生の5日間の職場体験活動について,これまでの1・2日の短期間の職場体験との違いを実感している。

イキャリア教育コーディネートセミナーについて

○学校で中核となる人材の育成は重要。コーディネートセミナーの内容はどのようなものか。
→・2か年間で中・高等学校等のすべての進路指導主事(約300名)を対象に実施
 ・夏季休業期間中に3日間集中的に実施
 ・「キャリア教育の学習プログラムの開発・運営」,「キャリア・カウンセリング技法」,「学校におけるキャリア教育の推進体制,リーダーとしての役割」などを研修

ウ中学校の職場体験活動について

○中学校の職場体験活動は,非常に大規模なものとなる。事業所開拓等の取組み状況はどうか。
→(福山市の例)首長部局,商工会議所等の経済団体,PTA,校長会等,関係団体の協力を得て,全市の取組みとして「チャレンジ・ウイークふくやま」を展開している。現在,保護者や地域の方々の協力を得て事業所開拓を行っている。

エ取組み全般について

○昨今の社会的課題であるニート・フリーター問題に対する取組みを行っている立場から強く感じることとして,幼少期から体験を積み重ねて行くことの重要性を感じる。
職業観・勤労観の育成には,インターンシップや職場体験などをはじめ,幼少期からの様々な体験が重要である。

○「キッズ起業家育成塾」事業として,小学生によるサンデーマーケットなどの起業体験を実施している。
子どもたちにとっては,職場体験に限らず,農業体験や起業体験活動など,様々な体験活動が大切である。
どういった形で「広島らしさ」を出していくのか工夫が必要である。

○本来家庭で育むべき力を,キャリア教育という形で学校に担ってもらっているという感がある。親や家庭はどうあるべきかという視点が必要である。様々な家庭の実態があることから,家庭への働きかけも重要である。

○インターンシップの受入れを行っているが,生徒の体験中は安全に怪我なく過ごしてもらうことに苦心している。
業種や事業所によっては危険を伴うこともあり,受入企業側もそういった事情で協力に躊躇する場面も多いと思う。あらゆる方面からの支援が必要である。

○都市部では事業所が多くあるため,職場体験等の受入事業所の確保も比較的容易であるが,山間・島嶼部などでは,地域内に受入事業所が少なく,他の地域から確保する必要がある。
また,実際に他の地域の事業所で職場体験をさせる場合,交通手段の確保などが保護者や引率教員の大きな負担となっている。そういった地域への支援も必要である。

○インターンシップ等は高等学校段階からの実施で十分と考える。小学校段階から「仕事」を前面に出すのは如何かと思う。子どもたちは,もっと自然に,型にはめないで,のびのびと育ててほしい。型にはめない形でのキャリア教育を進めて欲しい。

オ取組み全般について(まとめ)

○職場体験は,キャリア教育の取組みの一部である。「好奇心をもつ」,「新しい発見をする」,「友達をたくさんつくる」ことも立派なキャリア教育である。「広島型のキャリア教育」では,キャリア教育を広い意味で捉えつつ,一つ一つの段階を押さえていく必要がある。職場体験は,5日間という期間の中で,子どもたち自身が失敗したり,叱られたりといった体験をとおして「学び」になっていくものであり非常に重要である。一方で,企業にとっては負担となることであり,学校と受入事業所との十分な連携が必要である。今の時代は「親育ち支援」が必要である。
中学校の時期は非常に重要な時期である。この時期に職場体験を行うことにどういった教育効果があり,成果があるのか。教育委員会でもデータを収集し,分析・検証する必要がある。

(3) 学校と家庭との「つながり」について

ア学校と家庭との「つながり」について

○家庭は人間形成の基本となる場であり,学校は社会で自立するための基本を身に付ける場である。

○家庭の役割は重要であり,キャリア教育についても家庭でやるべきことが多い。
一方で教育力が弱い家庭を,地域や行政,学校がフォローしなければならない実態がある。そういった家庭を巻きこむことが重要である。

○キャリア教育は,もともとは家庭や地域が担っていた隠されたカリキュラムといえる。しかし,家庭や地域の教育力が低下し,学校教育の表のカリキュラムになってきたのが現実である。
家庭の教育力を学校や地域で支え,高めていくことが必要。この点が,学校と家庭の「つながり」となる。

○ある面,学校には地域の教育支援センター的な役割が求められると思う。子育ての相談や挨拶運動の展開など,学校側から積極的に保護者や地域に働きかける必要があると感じる。

○コミュニケーション能力や「ことばの力」などの基本的な能力の育成には家庭の役割が重要であり,学校だけでは基本的な能力の育成はできない。キャリア教育においては学校と家庭が同じ方向に進むことが必要である。キャリア教育の取組みが学校と家庭をつなぐものになる。

○父親の存在が薄いと感じる。「お父さんは早く帰って家族と過ごす時間を設けよう」といった働きかけが必要かとも思う。
各地域において,挨拶活動などの可能なことから少しずつ,家庭と学校との連携を広げていくことが必要である。

○雇用形態の変化,労働時間帯の多様化などにより,親と子が接する時間が減っていることも要因の一つ。「親子の時間の確保」といった機運を高める何らかの運動が必要かと考える。

○いわゆる「2007年問題」といわれる技能継承の問題がある。この課題に対して,親子で参加できるものづくり教室など「ものづくり」をテーマに事業を展開している。今後も「ものづくり」をテーマにした親と子の活動の場を提供する事業を県内に広めていきたい。

イ学校と家庭との「つながり」について(まとめ)

 家庭の教育力はキャリア教育のベースになる部分を担う重要なものであり,家庭の教育力を高める支援は欠かすことができない。学校からの家庭への支援や,企業等による「ものづくり講座」の開催など,ボランティア,地域貢献活動などの展開が必要である。また,一人一人が地域の活動に参加し,地域の教育力を支援することも重要である。

このページがお役にたちましたら、下のいいねボタンを押してください。