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令和元年度広島県高等学校生徒質問紙・学校質問紙調査報告書

はじめに

県教育委員会では,各学校が,学習指導要領に示された各教科・科目の目標に対する生徒一人一人の達成状況を把握し,指導の工夫・改善に役立てることによって「確かな学力」の育成を図ることを目的として,平成14年度から平成26年度まで「広島県高等学校共通学力テスト」を実施してきました。この間の取組によって,基礎的・基本的な知識及び技能の定着については一定の成果がみられました。しかしながら,身に付けた知識及び技能を総合的に活用する力については課題があることが分かりました。

平成26年12月には「広島版『学びの変革』アクション・プラン」が策定され,これに基づく高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクトをスタートさせたことを機に,基礎的・基本的な知識及び技能の定着に加え,習得した知識及び技能を活用する力を問う「活用問題」を取り入れた「広島県高等学校学力調査」を平成27年から平成29年まで実施しました。その結果,各学校において知識・技能を活用する力を問う問題を出題する取組や結果の分析を踏まえた授業改善の取組が進み,そのような取組を進める学校では知識・技能を活用する力の定着がみられました。

平成30年度からは,令和4年度の新学習指導要領の実施も見据えながら,各学校における「カリキュラム・マネジメントの充実」,「教科や総合的な学習の時間等における深い学びの充実」,「学校で育成する資質・能力の評価の充実」の実現に向けた新たな高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクトをスタートさせました。

本報告書では,生徒の生活や学習及び学校の教科指導等の実態について,調査結果の分析・考察を行い,課題等を明らかにしています。特に各質問項目の回答の過年度比較に加え,関連する複数の質問項目の回答の相関に着目することで,主体的に学ぶ生徒の姿を多面的に捉えたり,生徒質問紙と学校質問紙の回答結果を関連させた分析を行うことで,生徒の主体的な学びを実現するための効果的な取組について明らかにしたりしています。

各学校においては,本報告書の内容や分析方法を参考にして,自校生徒の調査結果等についてきめ細かく分析し,指導上の課題を明らかにした上で,新学習指導要領の趣旨を踏まえ,カリキュラム・マネジメントの充実や主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を一層進めてください。

令和2年3月

 

 

 

目次

I 生徒質問紙・学校質問紙調査の概要 (PDFファイル)(109KB)

1 趣旨
2 実施対象校
3 実施日
4 実施内容
5 実施対象生徒数

II 質問紙調査結果の概要 (PDFファイル)(474KB)

1 生徒質問紙調査
2 学校質問紙調査
3 学校質問紙調査と生徒質問紙調査

III 生徒質問紙調査結果 (PDFファイル)(755KB)

1 生活等に関する調査
2 学習に関する調査

IV 学校質問紙調査結果 (PDFファイル)(581KB)

1 各教科の指導に関する調査
2 その他の教育活動に関する調査

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