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平成17年度第2回教育改革推進懇談会の概要について

   現在,広島県では,平成18年度から5年間を計画期間とした「広島県総合計画」を策定するため,「広島県総合計画審議会」を設置し,施策の方向性についての議論が行われています。
 県教育委員会では,次期総合計画を策定するに当たってご意見をいただくため,現時点で総合計画期間中に教育委員会として取組むべきと考えている施策の方向性と,7月に教育モニター及び教員に対して「学校,家庭,地域及び教育委員会が取り組むべきこと」をテーマに実施しましたアンケート調査結果も踏まえ,意見交換をしていただきました。

1 概要

(1)日時

平成17年8月12日(金曜日)10時30分~12時30分

(2)場所

県庁北館 第1会議室

(3)出席者

広島県教育委員会委員 6人
教育改革推進懇談会委員 9人 
(学校関係者4人,市町村教育長2人,PTA関係者1人,民間2人)

(4)テーマ

・ 次期広島県総合計画において広島県教育委員会が取り組むべき施策について
(平成17年度第1回教育モニター等アンケート結果も踏まえ,平成18年度
以降,県教育委員会が取り組むべき施策の方向性について意見交換)

2 主な意見

(1) 人間力の育成について

(※ 人間力 = 社会を構成し運営するとともに,自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力)

○ 子どもたちの力が低下しているだけでなく,社会の力が低下している。経済の成熟化と言うが,社会は成熟していない。人間力を高めるためには,学校に求めるだけではなく,社会全体としてどうしていくのかということを考えなければならない。

○ 人間力を高めていくためには,先生の個人的な資質に頼るのではなくて,例えば総合的な学習の時間でボランティア活動を毎年20時間行うなど,システムとして具体的なものを作っていく必要がある。

(2)家庭教育について

○ 深夜に子ども連れで飲食店に来ている親がおり,子どものためにも早く帰るように言うとにらまれる。家庭教育が何たるものかそこに表れている。

○ 少子化により,家庭において子どもの言うことがほとんどまかり通るという状況が増えつつある。各家庭に,子どもに対するしつけや教育をするための「子ども観」が必要。自分の子どもという枠にとらわれないで,これからの日本の将来を担う若者という観点で我が子を見る必要がある。

○ 母子家庭や父子家庭が増えているが,どのような家庭状況であろうとも教育が充分に受けられ,子どもたちに良い教育ができる環境を構築していく必要がある。

○ 本当に伝えたいことがある保護者ほど,PTAや子ども会等の場に出られないという現状がある。このため,これから家庭を持って親になるという段階から,家庭の教育力向上の取組みの対象とすることが必要である。

(3)「志」の教育の推進について

○ 県教委で実施している「パイオニアスピリット養成セミナー」のような機会を今後拡充していき,学校外での学習活動に取り組んでいく必要がある。人間力の育成という観点から言えば,職業に対する理解とか,大人の社会をイメージさせるための家庭や地域社会での取組みが非常に重要である。

○ 学校教育の本質は,集団生活で切磋琢磨しながら,知性と道徳性を兼備した人間を育てるというところにあるが,今後は道徳性,人間としてのプライドを大切にするという方向にシフトする必要がある。

○ お金を稼げば良い,今が良ければよいという刹那主義の時代に入っているので,学校教育は夢を育てる教育,夢を与える教育というものに取り組む必要がある。

(4)教員の人材育成・能力開発について

○ 開かれた学校づくりが進み,保護者が教員と接する機会が増え,授業力だけでなく,今まで以上に教員の人間的魅力を求めるようになってきている。

○ 学校経営改革として,学校現場で人事評価や学校評価システムにしっかり取り組むことが,教員の人材育成に繋がる。

○ 教員は,学力を伸ばすためには,他人を思いやったり,協調して学習するという態度を子どもたちに身につけさせることが重要であると認識する必要がある。

○ 子どもの心を確実に掴んでいる教員というのは,教育の指導の手法もさることながら,熱意,エネルギーの溢れた人である。自分たちが正しいから導くというよりも,子どもたちに相談を投げかけながら,うまくそれを利用している。

(5)体力運動能力の向上について

○ 部活動の充実は,体力の向上と同時に,精神力や人間性を培うことにつながるため,これからの大きな柱にすべきである。

(6)その他,アンケート結果等

ア アンケート結果「中学校で身につけさせたいこと」

 ○ 「他人と協調し,他人を思いやる心」という選択肢を選んだ教員があまり多くない。アンケートで3つ以内で選択することになっていることもあるが,一人一人の子どもの学力を向上させることに目がいってしまい,それと対極にある「社会性を培う」という選択肢までたどりつかなかったのではないか。義務教育の場合は,個の問題と社会性の問題をどのように結び付けていくかというところに教育力が出てくる。
○ 学力は結果が見えやすいし,教員の視点が学力に向くのはやむを得ないと思うが,学力とともに,高い人間性や協調性といったものも同時に求めていくためにはどのような方法があるのか,研究していかなければならない課題である。
○ 多くの中学校教員は,「基本的な生活習慣」,「自らを律する心」を選択している。その割合は,他の校種の教員,保護者,企業の方々と比べて高く,今の中学生の実態を表していると思われる。
○ 多くの中学校教員が「自ら律する心」を身につけさせたいと回答したのは,切れる子どもが増えていることの表われだと思われる

イ アンケート結果「求める教職員像,求められる教職員像」

○ 「豊かなコミュニケーション能力を有している」という項目を選択した教員は非常に少ないが,県民アンケートでは2番目に多い。この差が,子どもや保護者とのトラブルにつながっているのではないかと思う。
○ 学校の組織力,機動的な組織運営の重要性について,もっと保護者の方が関心を示してもらえるよう,浸透させる必要がある。

ウ その他

○ 文部科学省・県・市町といった縦の流れでは絶対解決できない問題がたくさんある。もっと横に広がったシステムが必要である。
○ 県の施策の実施について,市町の取組みに格差を感じる。どの自治体でも同じ温度で実施される必要がある。
○ 産業界からの意見や要望については,それを活かさなければならないが,学校教育としての自立性,独立性も保持する必要がある。

3 配布資料

(1)次期広島県総合計画における教育施策の方向性について(1/2)(PDF176KB)
 次期広島県総合計画における教育施策の方向性について(2/2)(PDF963KB)

(2)平成17年度第1回教育モニターアンケート・教員アンケート集計結果
アンケートの概要(PDF50.0KB)
公立小・中学校・県立学校について(1/2)(PDF149KB)
公立小・中学校・県立学校について(2/2)(PDF165KB)
学校・家庭・地域・教育委員会について(1/2)(PDF106KB)
学校・家庭・地域・教育委員会について(2/2)(PDF161KB)
アンケート様式(一般アンケート)(PDF40.3KB)
アンケート様式(企業アンケート)(PDF31.9KB)
アンケート様式(教員アンケート)(PDF31.4KB)

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