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定例会議の開催概要(平成24年11月21日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年11月30日

平成24年11月21日(水)

 定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

○犯罪被害者等給付金の支給裁定について
 犯罪被害者等給付金の支給等による犯罪被害者等の支援に関する法律に基づく遺族給付金の支給申請を受理し,所要の調査を実施した上での給付金支給裁定案について説明を受け,案のとおり議決した。

○監察の実施状況等について
 監察の実施状況等として,平成24年度第2四半期における中国管区警察局長による総合・随時監察の受監結果についての説明を受け,これを了承した。
 委員から,「指摘された事項については,全て対策済みと考えてよいか。」旨の発言があり,警察側から,「既に対策を講じている。」旨の説明があった。
 委員から,「指摘の中で,捜査書類の返戻状況が管理簿冊に記載されていないというのは問題があるのではないか。」旨の発言があり,警察側から,「実際には,地域警察官が被害届を受理して専務警察に進達する際に管理簿冊に日付等を記載するが,被害届に不備があった場合は訂正のため即時地域警察に返される場合もある。そのような経緯を管理簿冊に記載するべきであるが,現在の管理簿冊の様式は,そのような記載がしにくいものとなっている。今後は返戻の状況が記載しやすい様式に変更することで記載漏れをなくそうと既に新様式を考えているが,警察庁でも対策を考案中であり,その結果を待って具体的な対策を講じることとしている。」旨の説明があった。

○交通規制の改正について
  平成24年11月14日の定例会議で説明を受け審議中であった信号機の新規設置案7交差点,最高速度規制の新規指定案1区間及び改正案1区域3区間について,案のとおり議決した。

○異議申立書の受理及び審理官の指名について
 道路交通法に基づく放置違反金の納付命令に対する異議申立書を受理するとともに,審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○審査請求書の受理及び審理官の指名について
 運転免許の停止処分に関する審査請求書を受理するとともに,審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○異議申立書の受理及び審理官の指名について
 運転免許の取消処分に対する異議申立書を受理するとともに,審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○法定苦情の受理について
 公安委員会に申し出られた法定苦情3件を受理するとともに,それぞれの内容及び処理案について説明を受け,それぞれ案のとおり議決した。

○法定苦情の処理について
  公安委員会で受理した法定苦情について,その調査結果が苦情申出人あてに郵送されたことの報告を受け,決裁した。

○運転免許の行政処分について
  運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等36件について説明を受け,案のとおり議決した。

【報告】

○平成24年推進項目(重点版)の進捗状況について
 平成24年10月末現在における「広島県警察運営重点に係る推進項目(重点版)」の進捗状況について警務部長及び各担当部長等から報告を受けた。

・「なくそう犯罪」ひろしま新アクション・プランの推進について
 数値目標については順調であるが,県民の安心感に大きく影響を与える子ども・女性対象の声かけ事案,DV・ストーカー事案等が増加傾向にあり,また,高齢者を狙った特殊詐欺が急増していることから,より一層重点的な未然防止対策の推進が必要であること及び巡回連絡に加えて,交番・駐在所連絡協議会,地域の会合等を活用した情報提供・防犯指導を推進していくことなどが課題であると報告を受けた。
 委員から,「推進項目の重点版については,3年前からこのような形で報告していただくこととなった。当時は数値化による報告がわかりやすいということで数値化にこだわっていたが,中には数値化できないものもあり,数値化にこだわることなく現場の警察官からみて分かりやすく活動しやすいものが良いのではないかと思う。」旨の発言があり,警察側から,「推進項目には総括版もあり,この重点版とは全てがリンクしたものではない。今後は,総括版の中から重点やエッセンスを抽出したものを作る。その結果として,数値目標が可能なものもあれば,数値目標にできないものがあっても良いのではないかと考えている。」旨の説明があった。これに対し,委員から,「民間企業では数値化を徹底しており,我々からこのような形での報告をお願いしてきたものであるが,是非,改正していただきたい。」旨,「数値で見た方が進捗状況がわかりやすいということから,このような報告をお願いしてきたが,全て数値化ということは無理である。」旨,「進捗状況を次の年の方針へどう結びつけるかが重要であり,定量目標や定性目標があるが,それぞれが目標や手段となる場合もあり,どうリンクしているか整理して見直す時期であると思う。」旨の発言があった。

・悪質重要犯罪の徹底検挙について
 重要窃盗事件の検挙以外については順調な進捗状況である。重要窃盗事件の検挙については,職業的広域窃盗常習者及び都市部におけるひったくり犯人の検挙に至らず,検挙率が低下していることから,体制の確保,計画的な内偵捜査及び防犯カメラの活用を図り,連続犯行の犯人を検挙していくことなどが課題であると報告を受けた。
 委員から,「資料における課題や来年へ向けた取組は,各部長と本部長の意思疎通が図られたものか。意思疎通ができているのであれば,資料に書かれている来年へ向けた取組が,来年の重点版にリンクされても良いと思う。」旨の発言があり,警察側から,「資料については,各部長と本部長の意思疎通を図った上で作成されたものである。ただし,来年の重点版の作成については各部とも現在素案を作成中で,今後本部長と協議して作成することとなり,必ずしも来年の重点版とイコールではない。」旨の説明があった。

・暴力団等の組織犯罪対策・犯罪インフラ対策の推進について
 薬物事犯検挙人員以外については順調な進捗状況である。末端乱用者の検挙が低調な要因として,覚せい剤より安価で同等の薬効が得られ,自己使用・単純所持に規制がない新種薬物の事犯の増加が挙げられることから,あらゆる法令を適用し,新種薬物の供給源を遮断することなどが課題であると報告を受けた。
 委員から,「犯罪が起きた後に検挙することも大切であるが,犯罪を起こさせない予知・予防が一番良いのであり,薬物が人生を破壊するということの広報をしっかりしていただきたい。」旨の発言があり,警察側から,「引き続き広報は実施していく。覚せい剤については,常習者が引き続き使用することが多く,若者が新薬やいわゆる脱法ハーブに走る傾向にあり,厚生労働省も規制を工夫している。県内においても脱法ハーブを堂々と販売している店があったので薬事法違反等により検挙して閉店に追い込んだ。新たな店ができれば検挙して一掃する。暴力団対策については,取締りを強めればそれだけ水面下で活動するものであり,長期的な対策をしなければならないと考えている。」旨の説明があった。

・交通事故抑止総合対策の推進について
 数値目標については順調であるが,交通事故発生件数・負傷者数が前年同期比で減少しているのに対し,死者数が増加しており,これから年末にかけ交通事故が多発する傾向にあることから,管内の交通情勢に即した各種対策を推進することなどが課題であると報告を受けた。
 委員から,「交通事故発生件数,死者数を減少させることが目標であり,そのためには飲酒運転対策,高齢者対策等を推進していただきたい。」旨の発言があり,警察側から,「全国的には飲酒に係る事故が減少している中で,当県は増加しており,飲酒運転対策に力を入れているところである。また,高齢者の中でも後期高齢者の方の夜間における歩行中の交通事故死者数が増えていることから,反射材を喜んで付けていただける方法等を考えているところである。」旨の説明があった。

・少年非行防止総合対策の推進について
 数値目標については順調であり,非行少年の検挙・補導人員は減少傾向であるが,いじめ問題や児童虐待に対し,社会の関心が高まっていること及び再非行少年の約半数を中学生が占めていることなどが課題であると報告を受けた。
 委員から,「中国管区内公安委員会連絡会議でも話題になったが,県の教育委員会は高校がメインであり,中学校は市町の教育委員会がメインであると聞いた。県教育委員会との連携も大切であるが,より中学校に対する取組を考えていく必要があると感じた。」旨の発言があり,警察側から,「広島県の場合は,県の教育委員会が市町の教育委員会を通じて中学校に対しても,しっかり指導されているようである。」旨の説明があった。

・災害,テロ等緊急事態対策の推進について
 数値的目標については順調であるが,引き続き,災害等緊急事態対策,国際テロ対策,サイバーテロ対策等の推進項目を積極的に推進していくことが課題であると報告を受けた。
 委員から,「発生すれば大変大きな事案であるが,この項目については数値化するのが本当に難しいと思う。課題としても正にこのとおりだと思う。」旨の発言があった。

・県民の期待に応える治安基盤の確立について
 優秀な人材確保の項目の数値的目標については,警察官採用試験の応募者数は確保できたが,実際に受験した者が少なかったため,真に受験意欲を有する者の勧誘,募集に努める必要があることが課題であると報告を受けた。
 委員から,「警察庁から『警察改革の精神』の徹底ということで,警察安全相談に対して100%受けろということになっているが,そのためにはそれなりの人員が必要であると思う。」旨の発言があり,警察側長から,「警察安全相談に関しては,警察業務の合理化により適切に対応しなければならないと考えているところである。」旨の説明があった。
 委員から,「コミュニケーションが苦手な相談者には時間がかかるのは当然であり,そのような方にもしっかり対応していくためには相談を受ける側の体制を十分に確保することが必要であると感じた。」旨,「国民・県民が警察に望んでいることは,安全安心な社会を作ることであり,本来の警察の姿を忘れないでいただきたい。」旨の発言があった。

○広島市・広島県警察本部連絡会議の開催について
 平成7年から定期的に開催している「広島市・広島県警察本部連絡会議」の本年における開催日程及び協議項目等について報告を受けた。

○年末年始における犯罪及び事故等の防止活動の推進について
  年末年始における犯罪及び事故等の防止活動の推進として,12月1日(土)から1月3日(木)までの34日間を実施期間とし,実施重点等を設定して,各種警察活動を強化するとともに,年末警戒街頭キャンペーン等関連行事を開催することについて報告を受けた。

○公安委員会と教育委員会との意見交換会について
  平成24年12月5日(水)開催予定である広島県教育委員会との意見交換会の概要について報告を受けた。

【特記事項】

○警察本部長から,平成24年11月17日(土)に開催された全国警察本部長会議の結果等について報告を受けた。 

○貝原委員長から,平成24年11月19日(月)に開催された平成24年秋の中国管区内公安委員会連絡会議に出席した状況について説明があった。