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定例会議の開催概要(平成24年1月11日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年1月19日

平成24年1月11日(水)

 定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

 ○「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に基づく移動等円滑化のために必要な信号機等に関する基準を定める条例」に係る議案作成事務に関する補助執行の協議について 
 「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に基づく移動等円滑化のために必要な信号機等に関する基準を定める条例」に係る議案作成事務に関し,地方自治法第180条の2の規定に基づく補助執行として協議する案について説明を受け,案のとおり議決した。


○公安委員会あて文書の処理について
 公安委員会あてに送付された文書の内容及びその処理案について説明を受け,案のとおり議決した。

【報告】

○警察・商工労働委員会説明事項について 
 平成24年1月19日(木)に開催予定の警察・商工労働委員会における警察本部からの説明事項等について報告を受けた。


○(仮称)佐伯警察署整備の進捗状況について
 (仮称)佐伯警察署の建設場所,工事概況,施設概要,施設の特徴及び工事事業費等について報告を受けた。


○「なくそう犯罪」ひろしま新アクション・プランの推進結果について
 平成23年の刑法犯認知件数が戦後最も少なかった昭和48年より下回り,行動目標のひとつである「これまでで最も被害の少ないまちを目指す」を達成したこと,課題及び平成24年の取組等について報告を受けた。
 委員から,「平成14年から平成23年に向けて刑法犯認知件数が減少し非常によい成果が出ているが,ピーク時に比べ減少率が大きい罪種は何か。」旨の発言があり,警察側から,「全体的には56.3%の減少であるが,凶悪犯が約43%減,粗暴犯が約30%減,窃盗犯が約60%減で,特に,侵入窃盗犯は約70%減,ひったくりは85.9%減,自動販売機ねらいは94.6%減少している。」旨,「広島では『減らそう犯罪』,全国的には『街頭犯罪・侵入犯罪抑止総合対策』ということで,当時多発していた街頭犯罪・侵入犯罪に対して様々な抑止対策を展開してきた。自動販売機ねらい等は,街頭犯罪の典型的なものであり,個別の対策によりピーク時に多発していた犯罪が減少したものである。」旨の説明があった。
 委員から,「昭和48年と今では経済状況や人口等もかなり違うので単純に件数を比較するだけでなく,内容等についても検討すべきではないか。」旨の発言があり,警察側から,「『減らそう犯罪』県民総ぐるみ運動は,犯罪の件数を減らそうということからスタートしたものであり,県民の方に分かりやすい指標として数値目標を掲げたものである。ご指摘のとおり,内容も重要であり,推進項目の指標等にそれを反映させている。」旨の説明があった。
 委員から,「昭和48年ころは自転車を大切にしていたが,次第に自転車に対する価値観が変わり,平成14年ころには自転車盗が多発したのではないかと思われる。そのような時代の流れの中,様々な施策により刑法犯認知件数が昭和48年より下回ったということは非常に成果が上がったことだと言える。」旨,「今後も,どの施策が効果があったのかを常に検証しながら推進していただきたい。」旨の発言があった。


○初詣等における雑踏警備の実施結果について(平成24年1月1日~1月3日)
 平成24年1月1日(日)から1月3日(火)までの3日間における初詣等の人出の状況及び雑踏警備の実施結果等について報告を受けた。


○刑法犯認知・検挙状況について(平成23年中) 
 平成23年中における当県における刑法犯認知件数及び検挙件数(暫定値)及び平成19年以降の刑法犯認知件数の推移等について報告を受けた。
 委員から,「全体的に見ると,全国では検挙率が前年より低下している中,広島県は向上しており大変良い傾向だと思う。しかし,個別に見ると,ひったくりの検挙率が大きく低下しているのが気になる。」旨の発言があり,警察側から,「ひったくりは同一犯が連続的に行うことから,余罪が多い被疑者がいる。そのような被疑者を検挙すれば検挙率が大きく向上することになる。」旨の説明があった。更に委員から,「ひったくりの発生をニュースで見ることがあるが,体感治安に大きく影響することなのでしっかり対策をお願いしたい。」旨の発言があり,警察側から,「特に社会的弱者である高齢者や女性を狙った犯行が多く,卑劣な犯罪であることから,県警察を挙げて徹底した取締りをしていく。」旨の説明があった。
 委員から,「検挙率が100%を超えているものがあるが,これは前年に発生した事件等の検挙も含むということか。」旨の発言があり,警察側から,「例えば被疑者を検挙して余罪がたくさん出れば認知件数より検挙件数が上回り,検挙率が100%を超えることになる。」旨の説明があった。委員から,「単年度の検挙率では様々な要因で検挙率が変動することもあり,中・長期的に検挙率を見ることも必要と思う。」旨の発言があった。


○広島県暴力団排除条例の運用について
 条例施行後平成23年12月末までの勧告状況,条例の周知活動の実施状況,条例施行の効果,市町条例の制定状況及び今後の方針について報告を受けた。
 委員から,「県条例だけの場合と,それに市町の条例がある場合とでは,どのように違いがあるのか。」旨の発言があり,警察側から,「市町の条例では,その地域に根差した条例を制定していただいており,具体的には,市町の行事や祭礼等に対する暴力団の介入を排除するのに効果的な条例となっている。」旨の説明があった。更に委員から,「これまで個別に勧告の報告を受けており,非常に条例の効果を感じている。今後,暴力団との関係を絶った人たちの保護対策をしっかりお願いする。」旨の発言があった。
 委員から,「県内百貨店が暴力団の助長につながる商取引を拒否する通知を発出したということだが,全ての百貨店が発出したのか。」旨の発言があり,警察側から,「中四国百貨店協会に加盟する百貨店全てである。」旨の説明があった。


○交通事故発生状況について(平成23年中) 
 平成23年中の広島県内における交通事故の発生状況,死者数の状況及び特徴等について報告を受けた。
 委員から,「夜間における高齢者の交通事故死者数が多いということだが,夜間車を運転していると反射材がよく目立ち,非常に効果的であると思う。反射材の活用状況はいかがか。」旨の発言があり,警察側から,「活用率は低く,年末の調査では自転車を含めても,約3,4割の活用率であった。このことを踏まえ,今後も高齢者以外の方に対しても活用を促進していく。」旨の説明があった。

【特記事項】

○会議の冒頭において,水野委員長から,「年始の定例会議開催に当たり,公安委員会を代表して一言申し上げる。まず,皆さんの熱心な警察活動により,清々しい新年を迎えられたことに,心より感謝したい。本年も,昨年同様,基本方針を『安全・安心を県民とともに築く力強い警察』としている。警察本部長指揮の下,県警察が一丸となって,県民の期待に応えられるよう期待している。引き続きよろしくお願いしたい。」旨,年頭のあいさつがあり,警察本部長から,「委員長を始め皆様方には本年も御健勝で,また,それぞれの立場で御活躍いただくことを喜ばしく思っている。お蔭をもって,昨年それぞれの分野でしっかりした成果を上げることができたところであるが,本日の視閲式で委員長から指示をいただいたとおり,ここはしっかり気を引き締めて,県民の安全・安心,更には被災地等全国的な対策にも県警察を挙げて取り組んでいきたい。引き続き,本年も御指導の程よろしくお願いしたい。」旨の答礼があった。 
○会議の中途において,委員は警察署長会議に出席し,公安委員会を代表して水野委員長が,出席した警察幹部に対し,「昨年も前年に引き続き,県内の刑法犯認知件数や交通事故発生件数は減少傾向を維持し,これまでの様々な取組みの成果が,着実に実を結びつつある。そのような中,本年も引き続き『安全・安心を県民とともに築く力強い警察』を県警察の基本方針として決定した。この基本方針に基づき策定された運営重点の推進項目重点版については,昨年の推進結果や社会情勢を踏まえて新規項目が加えられるなど,内容がより充実したものとなっているほか,成果を測定できるものについては,可能な限り指標が明示されている。一年を通して運営重点を着実に推進するとともに,各所属で抱える課題に対しても目標を設定した取組をお願いする。また,安全・安心を県民とともに築くためには,県民の理解と協力は欠かせないが,非違事案発生の報告を受ける度に,警察に対する県民の信頼を大きく損ない,一線の方の仕事もやりにくくなってるのではと,危惧している。幹部の方々には,職員同士が,何でも相談し合えるような環境づくりに努めていただき,未然に防げる事案は,必ず防いでいただきたい。昨年3月に発生した東日本大震災においては,現在も当県を始めとして全国警察を挙げて引き続き対応を行っているところであるが,災害はいつまたどこで発生するか分からない。緊急事態発生の際,想定外で対応できなかったということがないように,あらゆる事態の発生を想定した初動対応訓練を実施するなど,危機管理能力の向上に努めていただきたい。」旨説示した。 警察署長会議退席後,委員は公安委員会行事等の協議を継続した。