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知事記者会見(平成26年4月22日)

印刷用ページを表示する掲載日2014年4月18日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 会見日:平成26年4月22日(火曜日)

発表項目

  • Teamがん対策ひろしまについて [動画ページ]
  • IAEA-HICARE協働センターの指定及び記念式典の開催について
  • 広島県カジュアル・クールビズについて 

質問項目

  • Teamがん対策ひろしまについて(RCC)
  • Teamがん対策ひろしまについて(中国・NHK) [動画ページ]
  • 「瀬戸内しまのわ2014」について(日刊工業)
  • 市町村合併の成果と課題について(HTV) [動画ページ]
  • 広島市東部地区連続立体交差事業について(中国)
  • 全国学力・学習状況調査について(TSS)
  • オバマ米大統領の広島訪問要請について(読売) 

会見録

(幹事社:日刊工業新聞)
 おはようございます。幹事社の日刊工業新聞です。これから知事定例を始めます。終了時間は11時を予定していますので,ご協力をお願いします。まず,知事の方から発表があるようなんで,お願いします。

Teamがん対策ひろしまについて

 私から3点,発表項目ございます。
 1点目,「Teamがん対策ひろしま」についてであります。今般,がん対策について県内企業との連携を深めるために「Teamがん対策ひろしま」制度を創設しまして,本日から,登録をいただく企業を募集することといたしました。これまで,がん対策におきましては,主に市町や,あるいは医療関係者との連携を強化してきたところでありますけれども,「県民総ぐるみのがん対策」をすすめるというために,県内企業の皆さまとも,具体的な連携を図っていこうとするものであります。
この制度の特徴としては,社員の受診率向上や,地域の方への検診の啓発,また,患者団体支援などに加えまして,がんになった社員の就労支援も含めた取組を一つのパッケージとして,登録企業には,その全てに取り組んでいただくとしているところであります。
 さらに,もう一つの特徴は,登録企業には県内企業におけるがん対策の先導的な役割を担っていただくために,取組を行う中で,「社員の方のがん検診受診率を毎年上げていただく」といったことや「がん患者団体が行うイベントを年2回以上支援いただく」といったような4つの具体的な目標を掲げまして,これをクリアをしていただくということとしている点であります。
 このため,県も登録企業の取組をしっかりとバックアップできるように,社内研修への支援など,多数のメニューを用意をさせていただいております。
 こういった仕組みで行政と企業ががっちり手を組んで,いわば一つのチームとして,がん対策に取り組むという制度は,これは全国初だと思っておりまして,広島県発信の新たな取組であると考えております。
 県内企業の方には,ぜひ,この「Teamがん対策ひろしま」にご登録をいただきまして,県とともに,全国初のがん対策の取組にチャレンジをいただきたいと,お願いをしたいと思っております。

IAEA-HICARE協働センターの指定及び記念式典の開催について

 2点目です。IAEA〔国際原子力機関〕-HICARE〔放射線被曝者医療国際協力推進協議会〕協働センターの指定と記念式典の開催についてであります。HICAREは従来からIAEAと協力関係にあるということは,皆さんもご承知のとおりでございますけれども,この度,協働センターに指定をされることになりました。これを記念しまして,5月26日に認定プレートの贈呈式典と講演会を開催をいたします。協働センターというのは,国際的に高い技術力を持つ研究機関等がIAEAの指定を受けまして,IAEAと協働して研究・技術開発あるいは研修といったプロジェクトを推進をするものであります。
 国内では,千葉の放射線医学総合研究所に次いで2件目になります。世界では22件目になります。HICAREはコンソーシアムですけれども,つまり,いろんな各団体がHICAREに参画をしている形で,コンソーシアムですけれども,こういったコンソーシアムに対する協働センターの指定というのは,初めてのことになるということであります。
 これまで,IAEAとの協働事業のHICAREとして実績を積み重ねてきたところでありますけれども,それが今般の協働センターの指定に結びついたと思っております。これは,被曝者医療につきまして,広島が,広島の擁する人材であるとか,あるいは治療実績,また各種の調査研究の成果といった総合力が,国際的に高い評価を受けているということを示していると受け止めております。
また,IAEAとの協働研究の拡大や教育・研修プロジェクトの推進,IAEAの国際的なネットワークの活用などを通じて,人材育成や国際貢献・情報発信の更なる充実・強化が期待をされているところでありまして,来年の被爆70周年を控えて,HICAREが協働センターの指定を受けることは大変意義深いものと考えているところであります。

広島県カジュアル・クールビズについて(職員のノーネクタイなどの軽装の推進)

 それから,3点目,広島県カジュアル・クールビズについてであります。と言われても,まだピンとこないような気候かと思いますけれども,例年どおり,夏季の省エネルギー対策を強化するためのクールビズを実施することといたしました。この発表のときは,何かクールビズの格好をしていないと雰囲気が出ないんですけど。具体的には,これ去年と同じですけれども,5月1日から開始をして,10月31日までとします。内容はこれも例年どおりで「冷房温度28℃を目安にした適切な温度管理」や,服装としては「ノーネクタイ・ノージャケット,ポロシャツやチノパンといったカジュアルな服装を奨励する,カジュアル・クールビズの推進」であります。
また,本日付で,各市町と,それから県民・民間企業・行政等からなる「ひろしま地球環境フォーラム」の会員の皆さまに,クールビズへの引き続いての協力を依頼させていただいております。いただくのかな,これからかな。引き続き,ご賛同いただきたいと思っております。
県としては,省エネルギーへの関心が高まる中と言いながら,僕は個人的にちょっとまた,最近〔関心が〕薄れているんじゃないかなという感じもしてまして,〔東日本大〕震災のときは非常に高まりましたけれども,それからちょっと皆さん,どうでしょうか,少しね,薄れつつあるんじゃなかなと思うので,改めて,このクールビズであるとか,またクールシェアもやると思いますけれども,積極的にこの節電あるいは,省エネルギーに取り組んでいきたいと思いますし,県庁も率先して,環境に配慮した行動に努めていきたいと思っております。報道機関の皆さまにも,ぜひご協力をお願いをしたいと思っておりますので,よろしくお願いします。私からの発表は以上であります。
(幹事社:日刊工業新聞)
 発表案件について質問のある社は,挙手をして,社名を名乗ってからお願いします。

Teamがん対策ひろしまについて

(RCC)
 RCCの小林です。「Teamがん対策〔ひろしま〕」について伺います。この取組を始めることになった背景をもう少し具体的に教えてください。それと,どのくらいの企業に集まってほしいのか,そのあたりの期待感もお願いいたします。

(答)
 今,ご承知のように,がんも治る病気になってきてるんですね。そういう意味で特に働く世代のがん患者さんに対する就労支援というか,就労継続支援というか,そういったことが重要になってきているというか,そういったことが必要だということがだんだん明らかになってきておりまして,それが大きく一つの課題になっているという認識であります。それから,これまでがん対策,特にがん検診についてはご承知のデーモン閣下にお願いをしたキャンペーンによって認知度も高まっているんですけれども,そういった面で企業の力というのが大きいというのを,我々,施策展開する中で感じることもやはり多々あったということであります。
 さらに,がん検診の受診率は引き続き課題でありますけれども,この面においても企業内での勧奨というか,企業の取組というのが大きな力になると思ってます。そういう意味で,企業のお力をお借りして,様々ながんに係る取組を強化するということが必要だというか,この力をお借りしない手はないということで,今般,この「Teamがん対策ひろしま」に至ったというところであります。
 どれくらい数が,というのは,もちろんたくさん登録を頂きたいということでありますが,当面は,4年間で15社,少ないなと思われるかもしれませんけれども,それを目標にしてます。なぜこれぐらいかというと,発表の中にありましたように,数値目標というのも定めて,それに取り組んでいただくことにしてるんですね。そういう意味ではハードルが高いものになってます。ただ,まさにそのハードルを越えることによって,これは経済的なメリットも企業にとってはあると思ってますし,それから先導的な役割というか,従業員に対するこの思いであるとか,がんに対する理解が深いという社内外に対する配慮,そういうことが優れた企業であるということになると思ってますので,あえて高いハードルになってます。
 そういうことから4年間で15社というような目標になっているわけですが,ぜひこのハードルを越えて登録をいただきたいなと思っているところであります。

(幹事社:日刊工業新聞)
 他にはないですか。

(中国新聞)
 中国新聞 金刺です。今,ハードルが高いというお話がありましたけれども,対象者というものを考えると,幅広く,ハードルを下げてでも,こういう趣旨を広げる必要があるかなとも思うんですけれども,そのあたり,高いハードルを設けた理由というのを改めて伺ってもよろしいですか。

(答)
 今,申し上げたとおりで,低いハードルでやるというのも1つの考え方ですけれども,あえて高いハードルを設定をして,実効のある対策を取っていただくということと,それから,ある意味でいうと,金バッジじゃないけど,そういうしっかりした対策を取っているということが分かるような形になるので,それも企業にとってのメリットの1つとして考えられるんじゃないかなということですね。

(中国新聞)
 すみません,中国新聞の新谷です。全国初とあるんですが,間違っていたらすみません。山口県で,確か企業を登録して,その企業に入札か何かのときに優遇するというような制度があったかと思うんですけれども,これについて「初めて」というのはどのあたりを指していらっしゃるんでしょうか。

(答)
 そうですね。全体の仕組みだと思うんですけれども,検診のほか,就労支援であるとか,あるいは患者団体支援であるとか,こういう幅広ながん対策,全体に取り組んでいただくということと,それから,数値目標を設定をして,これをクリアしていただくということ,こういった点はないんじゃないかなと認識をしております。

(中国新聞)
 企業の方のメリットが,すみません,あまり多いように思わなかった,ハードルが高いところにも関連しているのかもしれないんですけども,具体的にどういうメリットがあるか,もう少し教えていただけますでしょうか。

(答)
 実は,今の検診であるとか,あるいは就労支援もそうなんですけれども,企業にとっては従業員の方にこれを進めていくということは,経済的にまずメリットになります。検診をして,早期にがんが発見されれば,例えば,失ってしまったかもしれない従業員のスキルということを維持できるというような形が実はあります。その上でさらに,例えば就労支援,これももちろん,スキルを失わないという意味でメリットなんですけれども,そういったことは,従業員というか,あるいは新たに求職をしてくる人たちにとっては,それだけ従業員のことを考えてくれる企業だというアピールになると思ってます。
 がん患者団体の支援というようなことも,これも今の従業員も含めてですけれども,CSR〔企業の社会的責任〕的な要素を含めて,社会に貢献する企業というイメージづくりにもプラスになるんじゃないかなと思います。そういうことで,少しハードルは高いんですが,あえて実効のあるこの内容を進めていくということで,このような形で設定をさせていただいているというところであります。

(NHK)
 NHK秦です。2点あるんですけれども。がん検診の件で,一般向けイベントを年2回以上支援というのは,イベントの支援というのは協賛するとか,お金の面での支援ということが主なことなのかということと,あと,就労支援って大事なことだと思うんですけれども,難しいことだと思うんですけれども,例えば企業が悩んだときに,県が何かアドバイスしてあげるとか,こういう取組をこういう企業ではやってますよとか,そういうことはあるんでしょうか。

(答)
 まず,企業の支援については,具体的には,また細かいことは事務的に聞いていただければと思いますけれども,企業のそういったいろんな取組については,県の方でアドバイスも含めて,サポートしていきたいと思ってます。患者団体等のサポートというか,企業側のサポートというか,ですけれども,それはいろんな形があると思ってますので,これについても,具体的には,いろいろ相談をしながらということになろうかと思います。

「瀬戸内しまのわ2014」について

(幹事社:日刊工業新聞)
 他にはないですか。それでは,幹事社質問に移ります。
 「瀬戸内しまのわ2014」がスタートして1か月,これまでの評価と,今後のいわゆる盛り上がり,簡単にご説明いただければと思います。

(答)
 おかげさまで「しまのわ2014」は堅調なスタートを切っているかなと引き続き,思っております。これも,報道各社の皆さまにいろいろ取り上げていただいているという効果も大きいのかなと思ってますので,その点は感謝を申し上げたいと思います。具体的にはこれ,既に申し上げて,ご紹介してますけれども,宮島のオープニングイベントは3万8千人来られましたし,春のメインイベントであった「広島みなとフェスタ」これは7万人。「しまあかり」は,これはまだ途中ですけれども2万人以上の方に来ていただいていると。
 民間企画イベントを見ても,グルメフェスタ「春のまるごとグルメフェスタ」が球場跡地でありましたが,これは2万7千人,それから,これも以前ご紹介させていただいたと思いますけど「音戸のおかんアート」,これ個人宅に来ていただくイベントなんですが,これに825人も来られたとか,あるいはやっぱり音戸でのイベントで,「天仁庵 女性作家による器と暮らしのすすめ」というようなものにも330人とか,「春めぐりin安芸津」これも600人,600人というのも実はこれ雨が降って天気が悪かったんですけど,来ていただいたりとか,先般あった「地ビールフェスタ」も2万8千人と,これは主催者の想定よりもかなり多く来ていただいたようですけれども,こんな形で非常に想定以上の皆さまに来ていただいていると思ってます。
 それから,これからゴールデンウィークに入りますけれども,いろんなイベント,また続きます。福山市のほうでも,内海町で「竜宮マーケットin内海」であるとか,ありますし,また音戸のほうでも「華鳩の…」,
ごめんなさい,地ビールフェスタは2万3千人でした,2万8千人ではなくて,2万3千人。音戸の「島の蔵『華鳩』蔵開き」とか,またビールが「世界のビールとグルメスタジアム」ということで旧市民球場跡地で行われるというような形で次々とあります。これまで「しまのわ応援隊」といったような形で,企業や団体の皆さんにも応援をいただいたりとかしておりますし,これからも,こういった民間企業・団体の皆さまといっしょに盛り上げていきたいと思ってます。先ほどのご紹介させていただいた「音戸のおかんアート」,これもメディアで取り上げていただいたので,たくさんの方が来て,これをおもてなしするのは本当に大変だったということみたいなんですけど,一生懸命されたようであります。
 本当に,この「おかんアート」とか,先ほどの女性作家の「器と暮らしのすすめ」であるとか,手作りのものに,やはり,皆さん関心があるというか,そこに注目していただきたいというのが「しまのわ」の趣旨でありますけれども,それが報道の力で,あるいはメディアの力で,たくさんの人が来ていただいているというのは本当に素晴らしいことだなと思ってますので,ぜひ,また皆さまにご協力をお願いしたいと思っているところであります。

(幹事社:日刊工業新聞)
 この件について,補充質問,なければ一般の質問,ある記者はお願いします。

市町村合併の成果と課題について


(HTV)
 広島テレビの大瀧と申します,よろしくお願いします。平成の市町村の大合併から,およそ10年という節目の時期になろうかと思うんですけれども,これまでの成果と,どのような成果があったということと,今後どのような課題が残っているかということについて知事の所見をお願いしたいんですけれども。

(答)
 この平成の大合併はご承知のとおり,非常に厳しい財政状況であるとか,あるいはその行政課題が広域化したり,あるいは複雑になっていくという中で,地方自治,特に住民に密着をした行政を行う,この基礎自治体の行財政の体制整備をきちっと図っていくというためにやってきたところであります。この合併を通じて,例えば新たな課題に対応した専門的な組織が作れるようになったりであるとか,あるいは県からの権限移譲も可能になったり,あるいは多様な住民ニーズに対応するための総合的な行政サービスを提供する体制が整うであるとか,一体的なまちづくりが進展できるような体制ができて,実際それが進んでいると思ってます。一方,課題としては従来の役場が支所という形になったりとか,あるいは住民の声が行政に届きにくくなったと,それは物理的に離れてしまったということも含めて,そんな意見があるということであります。
 また,中心部と周辺部の格差が広がったのではないかとか,そんなご意見もありますし,財政的にも,いわゆる合併算定替といいますけれども,交付税の少し嵩上げがあった部分がこれから終了していくというようなことがあって,一層効率的な行財政運営が求められるといったようなことがあろうかと思います。県としては,これからも様々な形で,市町を応援したいと思ってますし,例えば中山間地域の振興施策などもこれからさらに進めていくことになっていくと思います。
 また,今の交付税の問題については,国に対しても合併後の実態を踏まえて,新たな財政需要についても,きちんと適切に反映をしてほしいというような働きかけも行ってきておりますし,これからもそれは続けていきたいと思ってます。こういったことを通じて,合併の効果が一層実感できるように取り組んでいきたいと考えているところであります。

(HTV)
 もう一つ,関連してなんですけれども,知事,数年にわたって「宝さがし」ということで県内各地を回って,県民の方のお話聞かれていると思うんですけれども,そこを通しての印象とか。

(答)
 それは合併についてということですか。

(広テレ 大滝)
 そうですね,合併について。

(答)
 実は第一巡のときに,合併についてはいろいろお話をさせていただきまして,そのときに出てきた意見としては,今,申し上げたような課題という面もありますし,他方で,これまで違う市や町であったものが,連携をしていろんなことを取り組んでいけるようになったとか,いろんなご意見があったかと思います。
 そして,コミュニティ単位で見ますと,これは元気があるコミュニティもあれば,比較的,何といいますか,少し元気がないなというようなところも正直いろいろあります。それは合併うんぬんということとはまた別のことかなと感じるところがあって,やはり住民の地域のリーダーがいらっしゃって,何かこうやろうというところは元気がありますし,なかなかそのリーダーが難しいというか,というところは,難しい側面もあるのかなと感じます。いずれにしても,これから高齢化であるとか人口減がさらに進んでいくという中で,この地域をどうしていくかということは大きな課題でありますので,市や町とも連携をしながら,しっかりと考えて対策は取っていきたいと思っております。

広島市東部地区連続立体交差事業について


(中国新聞)
 すみません,中国新聞です。〔広島市〕東部〔地区連続〕立体〔交差事業〕の関係でお伺いするんですけれども,先週17日に海田町議会が16人の全員の署名で「計画どおりに進めてくれ」という署名を知事宛に出したんですけれども,それに対する知事の所感と,その中で知事の現地視察を求めてるようなんですけれども,その辺りの受け止めと今後のご予定があればという点で。あと最後に,〔海田〕町議会としては知事との直接面談を求めてたんですけれども,〔都市技術〕審議官対応ということで,その辺りも不満と思っている節もあちら側には,〔海田〕町側にはあるんですけれども,その辺りをお伺いできたらと思います。

(答)
 従来から,海田町,町議会において,この現計画を推進をしてほしいというご意見はいただいておりまして,今般も,改めてそういうご要望をベースとして,要請を,あるいは要望書をいただいたものだと思っております。その現地視察ということについては,これはもちろん,私自身は何度も行って見ているところではありますけれども,この要望書に対する対応という観点から,海田町ともよく相談をしながら,適切に対応していきたいと思ってます。要望書を直接受け取っていないというのは,これはいろんなタイミングの問題で,タイミングというかスケジュール上の問題であるとか,従来から都市技術審議官が対応してもらっているので,同様の対応になったということでありますけれども,以前も,かなりのメンバーに,〔海田町〕議会のメンバーに来ていただいたということもありますので,そういう流れの中で今回はたまたまそういうことであったということであります。今後の予定としては,今申し上げたように,海田町とも相談しながら,この対応を進めていくということになると思っております。

全国学力・学習状況調査について


(TSS)
 すみません,テレビ新広島 若木なんですけれども。今日,全国学力テストが実施されているんですけれども,〔結果の〕公表方法が去年,問題となりましたけど,今年は県教委の方,市町別の成績の公表を行うということで,学校は各学校に委ねるということなんですけれども,これについて改めて,知事のお考え,公表方法についてのお考えを簡単にお伺いできればと思います。

(答)
 私は県教委の今の対応というか,判断は適切なものだと思ってますので,やはり,ある程度の情報公開ということは進めるべきだと思いますし,これがいわゆるよく言われる過度な,何か変な競争にならないということに配慮しながら,ただ,こういう状況であるということは,やはり住民の皆さんに,市民の皆さん,町民の皆さんにお示しをしていくのが適切だと思ってます。

(幹事社:日刊工業新聞社)
 えっと,時間も過ぎたんで,最後の質問を。

オバマ米大統領の広島訪問要請について


(読売新聞)
 すみません,読売新聞の内田です。明日からアメリカ〔合衆国〕オバマ大統領が来日されるんですが,広島は今回訪問されないということで,以前から,先日,キャロライン・ケネディ大使にお会いしたときにも,オバマ大統領へ広島に来ていただくことを要請したということだったんですけれども,今回見送られたということに対して,知事の思いと,今後,引き続き,そういう要請をされていくのかということについて,お願いします。

(答)
 先般,ケネディ大使に〔お会いしに〕行ったときに,オバマ大統領,来てくださいというのは,今回の訪日に合わせて来てくださいという趣旨ではなくて,今回は非常に難しいということは,むしろ,たまたま2泊3日になりましたけれども,元々は1泊2日というようなこともあって,それは難しいだろうと認識しておりました。そういう意味で,これから任期の満了までに〔広島へ〕来る機会をつくっていただきたいと思ってまして,そうなるように引き続き,これは働きかけをしていきたいと思っております。

(幹事社:日刊工業新聞社)
 それでは,時間も過ぎたんで,これで定例の記者会見を終わりたいと思います。次回は未定ですので,またご連絡します。どうもありがとうございました。

(答)
 はい,ありがとうございました。

ダウンロード

資料1 Teamがん対策ひろしまについて (PDFファイル)(2.46MB)

資料2 IAEA-HICARE協働センターの指定及び記念式典の開催について (PDFファイル)(890KB)

資料3 広島県カジュアル・クールビズについて (PDFファイル)(195KB)

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