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知事記者会見(平成29年8月29日)

印刷用ページを表示する掲載日2017年8月31日

記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

会見日:平成29年8月29日(火曜日)

発表項目

〔動画(1)(2)〕

(1)メキシコオリンピックチームの広島での事前合宿受入市町の決定について

質問項目

(2)メキシコオリンピックチームの広島での事前合宿受入市町の決定について

〔動画(3)(4)〕

(3)広島県内におけるヒアリの発見について

(4)北朝鮮をめぐる情勢について

〔動画(5)(6)(7)〕

(5)国連軍縮会議の広島開催について

(6)核兵器廃絶に向けた取組(外務省訪問)について

(7)備後圏域連携協議会の要望について

会見録

(幹事社:TSS)
 幹事社のテレビ新広島です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は14時を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事からの発表がありますので,お願いします。

メキシコオリンピックチームの広島での事前合宿受入市町の決定について

 私から発表項目が1点ございます。メキシコオリンピックチームの広島での事前合宿受入の決定についてでございます。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたメキシコオリンピックチームの事前合宿について,メキシコシティにおきまして,現地時間8月28日午前10時,日本時間で8月29日午前0時に,メキシコオリンピック委員会から,26競技団体の代表者や報道関係者に対して,広島県内における競技ごとの合宿地が発表されました。それによりますと,県内10市町で事前合宿が実施されることが決定しました。ここで,現地から発表の様子を動画でご覧いただきたいと思います。〔動画放映。会場の雰囲気を伝える内容。〕以上の様子ですけれども,こちらの〔動画で〕今,映していました会場において,お手元に資料をお配りしていると思いますが,競技ごとの合宿地が発表されました。主なものを言いますと,サッカーは広島市,ダイビングは福山市,陸上は三次市などとなっています。繰り返しになりますが,詳細はお手元の資料でご確認いただければと思います。今後についてですが,10月以降に個別の競技団体による視察が行われます。来年度以降,順次,県内で合宿が,これはまず事前合宿ということになりますけれども,合宿が行われていくことになりますので,万全の態勢で受入に向けた準備を進めて参りたいと考えているところでございます。私からは以上です。

(幹事社:TSS)
 この件について,質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。

(RCC)
 RCCの小林です。今回26協議が受入決定と,受入市町も決定したということなのですけれども,この中にビーチバレーボールが入っているかと思います。福岡県の自治体と,ある意味,二重合意のような形が生まれていました。この件の経緯を教えていただきたいと思います。

(答)
 経緯と言いますか,以前からご説明しているとおり,メキシコオリンピック委員会とメキシコのバレーボール協会の方で調整しておりまして,その結果として,今回2点,MOC〔メキシコオリンピック委員会〕とバレーボール協会との間で,2点を確認するMOU〔覚書〕のようなものを合意されています。その報告をいただいたのですが,2020年の最終合宿地はMOCが決定権を持つということと,2点目が,そのMOCが広島を合宿地に決定したということでありまして,ビーチバレーの合宿も坂〔町〕になります。

(RCC)
 あらためて,その決定について知事はどのようにお考えですか。

(答)
 我々にとっては当初の予定どおりということで,少し安堵しているところです。

(中国新聞)
 中国新聞の藤村です。26種目も合宿が決まったということで,選手,スタッフ含めて300人程度,県内に来ることになると聞いているのですけれども,宿泊費,移動費,食費などがありますけれども,これらの負担についてはどうなっているのか,もう1回確認したいのですが。

(答)
 それぞれ事前合宿と最終合宿とで決まっていますので,詳しくは事務的に説明させてもらおうと思います。

(中国新聞)
 じゃ,後でまたお聞きします。

(答)
 はい。

(幹事社:TSS)
 他に質問がある社はありますでしょうか。

(NHK)
 NHKの秦です。あらためて,この26競技が10の市町で,県内で行われることについて,知事のご感想をお願いします。

(答)
 まず,今回,基本的に,オリンピックの全競技が,県内で合宿が行われるということは,大変嬉しいなと思っています。これは,なかなか前例もないような形ですし,県内全体で盛り上がっていければなと思っています。残念ながら,〔県内市町の中には〕手を上げていて,選に漏れたところもあるのですけれども,MOC側で,一定〔程度〕やはり,集約をしないと,いろんな効率の問題や不都合もあるので,こういう形になりましたけれども,できればやはり県全体で応援していくという,盛り上がりに繋がって,メキシコオリンピックチームが活躍していただいて,我々もそれでまた喜ぶという,そういうことになったら良いなと思ってます。

(幹事社:TSS)
 その他,〔質問が〕なければ幹事社質問に移りたいと思います。

広島県内におけるヒアリの発見について

(幹事社:TSS)
 先日,広島港でもヒアリが見つかりました。この件について,知事の受け止めをまず,お聞きしたいと思います。加えて,水際対策としての県の今後の対応と,また搬入元の海外に対する働きかけなどを国に要望するお考えがあるかどうか,お願いします。

(答)
 まず,今般ヒアリが確認されたということですけれども,これは今,国際貿易が頻繁に行われている中で,これは国内の〔港で〕コンテナを受け入れているところでは,どこでも可能性があることで,それが,ついに広島でも実際に起こったと受け止めています。重要なことは,国内にはまだ定着していないということでありまして,現状においては,水際対策が特に重要だと思っていますので,この対策をしっかりと継続していくということ,それによって定着を防ぐということだと思っています。県としては今後,今,環境省が調査実施していますけれども,広島市とも連携しながら,対策なり,さらなる調査としてはベイト剤を置いたりとか,あるいはトラップを置いたりとかやっていますけれども,そういった形で拡散防止するということと,モニタリング,トラップであるとか目視であるとかいう形でモニタリングを行って,また〔ヒアリが〕入ってくる可能性もありますから,しっかりと早期発見して,防除していきたいと思っています。国への要望については,この8月24日から25日に,韓国の水原〔スウォン〕市で,日中韓3カ国の環境大臣会合が行われていまして,この中でヒアリを含む外来種対策の具体的な協力を事務レベルで検討するということで合意されているようであります。それを踏まえて,そういったことがありますので,その検討状況を踏まえて検討していきたいと思っています。個別にはもちろん,今の出島の問題については,しっかりと調査して,対応していただくようお願いしていますけれども,もっとこの一般的な,広範なものについては,そういうような形になってますので,その中で対応していきたいということです。

(幹事社:TSS)
 この件に関して,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。

(中国新聞)
 中国新聞の樋口です。ヒアリですが,もちろんモニタリングとか続けるというのは非常に重要なことだと思うのですが,中国などから入ってくるコンテナで,今,目立っているようでして,中国からの貿易量というのは相当なものがあるので,それを一個ずつ追跡していくというのは非常に限界があるという声も既に出ていますので,この前,岡山県の知事が要望されていましたけれども,例えば,中国〔の〕現地から〔荷が〕出て行くときに何らかの対策をしてほしいだとか,そういったことを要望していかないと,〔ヒアリも〕移動もするみたいなので,定着に繋がってしまうおそれというのはあるかと思うんですが,その辺のお考えはどうでしょうか。

(答)
 まさに,そういった対策について,今般,事務レベル協議を行うということになっていますので,その中で専門的な検討も含めて進めていただきたい。我々が個別に,こういう方法が良いんじゃないか,ああいう方法が良いんじゃないかと言っても,有効性が全くないので,そこはきちんと専門家に検討していただいて,それぞれの国でもできること,できないことがあると思いますから,そういったことを,きっちりと検討していただきたいと思っています。日本側として,そうはいっても,仮に〔荷の〕出発地側で対応したとしても,じゃあこちら側がノーケアで良いかというと決してそういうことはないわけで,100パーセント絶対に捕捉されますということは,そもそも考えられないので,やはり日本側でもきちんと対応していく必要はあると思います。

(中国新聞)
 すみません,もう1点。これは環境省がメインになると思うんですけれども,今,2キロというのを,発見地点から2キロ圏というのを一つの移動の目安として,そこを重点的に監視していくという方針を国は示していますけれども,2キロというと今回の発見地点から2キロというと,川を隔てた吉島とか,江波まで〔範囲に〕入ってくるのですけども,その辺の,どういったところで調査していくのか,国が決めることなのですけれども,県の方でも充分,地元に精通しているので,協議を,市とも,市や県と協議していきたいということなので,今,みなと公園〔の調査〕をとりあえずやりましたけれども,他のところで,こう〔調査を〕やる〔などの〕お考えとか,考え方についてお願いします。

(答)
 基本は陸続きというところで当面対応していくということなんだと思いますけれども,女王アリだけです。水を越えて移動できるのは。もちろん女王アリが移動することも頭に入れてやらないといけないですけれども,女王アリ一匹だけが定着するというのは,それなりに大変なことのようなので,まずは地続きの2キロ圏内を重点的に行うということだと理解しています。その中で,いろんな,みなと公園を含めて,いろんな定着しそうなところがありますから,そういったところを,しっかりとケアしていくということだと思いますが,これもまた詳細については,これから調整して検討していくということになると思います。

(中国新聞)
 確認ですが,今,みなと公園の次にどこをやっていくかというのは,まだ決まってはない段階ですか。

(答)
 次にというか,2キロ圏内でどういう調査をやっていくのかというのは,これはまだ決まっていないというか,これから〔検討していきたい〕。ただ,広島市も公園とかグラウンドのようなものがありますから,そういったところは既に注意〔喚起〕していると聞いています。ヒアリは比較的,草地とか,まさに,みなと公園のような環境と言うか,そういうところの〔環境を好む〕ようですので,そういうところを,まず〔調査していく〕ということだと思いますけれども,その他,どういうところ〔を調査していくの〕かというのは,これは環境省と調整しながら進めていくということだと理解しています。

(中国新聞)
 ありがとうございます。

(幹事社:TSS)
 この件に関して,他に質問はありますでしょうか。では一般質問に移ります。質問がある社はお願いします。

北朝鮮をめぐる情勢について

(NHK)
 NHKの秦です。北朝鮮が,今日ミサイルを発射して,広島県には直接影響がなかったのですけれども,〔ミサイルの飛行〕ルートに名指しされていることもあって,今後どのように注意されていきますか。

(答)
 これは,どのようにというか,今回もあったように,これは〔北朝鮮が〕どういうことをやってくるかということはわからない。グアムへというのは,これは我々としてはアメリカに対する,ある意味で言うと威嚇だと思っていますので,そのグアムに向けて打つということが本当にあるのかということは,これは専門家も含めて可能性は低いとみているところもありますけれども,ただ,別にグアムでなくても,何らかの〔飛行ルートでミサイルを〕発射するということはありますので,それは常に注意しておかなければいけないということだと思います。ただ,何かそのために,我々が監視体制を強めるとか,そうことができるわけではないので,Jアラート〔全国瞬時警報システム〕を含めて,そういった事態が発生したときに,きちんと対応ができるように常日頃から確認しておくことだと思っております。

(幹事社:TSS)
 テレビ新広島です。その件に関して,Jアラートという発言もありましたけれども,今回,Jアラートが発動されて,4分くらい後には北海道上空を通過したという話もあります。この間に避難することは非常に難しいという指摘もありますけれども,知事のそれに関しての考え方をお聞かせください。

(答)
 これはもう事実として,ミサイルが発射されたら数分内に上空を通過していくような形になります。ですから,Jアラートを確認次第,最も考え得る安全なところに避難するということでありまして,建物の中であればガラスから離れたところであるとか,窓ガラスのない部屋に行くとか,トイレとか,そういう〔方法が〕多くありますけれども,そういった行動をとるしかないわけです。外にいれば,できるだけ建物の中に入るとか,4分あれば近いところに入れる可能性はありますから,そういった行動をとっていただく。それを周知徹底していくということしかないと思います。

(幹事社:TSS)
 この件に関して質問がある社はありますでしょうか。

(答)
 ちょっと付け加えると,そういうことを含めて,まず第一に発射させないと,特に日本を標的にした発射をさせない。これは日本を標的にしたミサイルを発射するということは戦争状態になるということですから,こういった事態に陥らないように外交努力を,まずするということが,最も大事なことだと思っています。

(中国新聞)
 中国新聞の藤村です。関連してですけれども,先日,4知事〔広島県,島根県,愛媛県,高知県〕で官邸に行かれて要望などされましたけれども,今回の件があって,またさらに緊張感が高まったのかなと思っていますが,今後,何かアクションをとっていくというお考えはあるのでしょうか。

(答)
 それぞれ,今いろんな会議がありますけれども,今度は中四国サミットとかもありますし,そういった場で引き続き,意見交換もしながら国に対して,また要望していくと,内容的にはこれまでの知事会であるとか,あるいは先般4県で行ったものと変わらないことになろうかとは思いますが,そういったことを進めていくということと,繰り返しになりますけれども,適切な機器の設定であるとか,そういったことも含めた訓練であるとか,確認ということをしっかりと続けていくということだと思います。

(幹事社:TSS)
 この件に関して他に質問ありますでしょうか。それでは,他の質問のある社はお願いします。

国連軍縮会議の広島開催について

(中国新聞)
 中国新聞の明知です。先日,国連の軍縮会議が,また広島で開かれるということが発表されました。県と〔広島〕市で共同でホストをするということになると思うのですが,核兵器禁止条約が国連の交渉会議で採択されて初めて〔の会議〕ということでもあり,この間,広島県としても〔核兵器〕保有国と非保有国の溝を埋める提案を県としてもしていくということを繰り返し仰ってこられた中での開催ということになります。そこで,市と共同ということになるのかわかりませんけれども,例えば,そこにただ被爆地を訪れてもらうということであったり,あるいは場を提供するということだけではなくて,何かそこに県・市で付随的なイベントを企画するであるとか,何か付け加えていくようなことはお考えがありますでしょうか。

(答)
 これはちょっと,まだ会議の全体像も今後ということなので,今後の話になりますけれども,そもそもで言いますと,昨日〔8月28日〕,外務省に「ひろしまラウンドテーブル」の議長ステイトメントもお持ちしたところでありますが,その中で我々としてもいろいろな提案をさせていただいているところです。そういったことも議論していただきたいと思っていますので,その会議の当日云々というよりは,そこに向けて,そういう働きかけはやっていきたいと,引き続き,働きかけはやっていきたいと思っていますし,先般の,先般というか前回の軍縮会議の時もそうでしたけれども,我々も発言する機会というのもあるので,そういうことは対応していきたいと,まずは思っています。

核兵器廃絶に向けた取組(外務省訪問)について

(中国新聞)
 昨日,外務省を訪ねられた時に「賢人会議」を広島で〔開催してほしい〕というお話もされたかと思うのですけれども,賢人会議を広島で開くタイミングであるとか,狙いの部分をあらためてお聞かせいただけますでしょうか。

(答)
 タイミングはもちろん外務省が決められることですけれども,軍縮会議もありますから,その前後とか接着したところでできれば,議論の中身としては濃くなるのではないかなと我々は受け止めています。ですから,できればそうなれば良いなとは思っています。

(中国新聞)
 付随的にもう1点なんですが,ステイトメントの中で18カ月以内に保有国や同盟国が集まって会議を開いてはどうかという提言もありましたけれども,仮の話で,賢人会議が広島で開かれたとして,それと,そのステイトメントの〔会議開催の〕提言は別物とお考えでしょうか。それとも仮に賢人会議が開かれたとしたら。

(答)
 賢人会議がそれ〔ステイメントで提言された会議〕かということですか。

(中国新聞)
 はい。

(答)
 賢人会議は,ごく一部の国〔が集まって開催されるもの〕です。ステイトメントで提案しているのは全ての核保有国と,いわゆる核拡大抑止の中に入っている国です。これはかなりの数になりますけれども,そこはみんな一堂に集まってということなので,賢人会議とは別のものということです。

(中国新聞)
 それはそれで,引き続き提言を続けると。

(答)
 そうです。重要なことは,〔ステイトメントで〕何を言っているかというと,会議が目的ではなくて,いわゆる核兵器国側は核兵器禁止条約ではなくて,ステップバイステップ論だということを言っているわけですが,そのステップバイステップ論というものが明確じゃないということで,しかも実行されているとは思えないというところで,このステップバイステップ論をもっと明確にして,しかも実行していくというスタンスを見せていく必要があるということです。それがまさに,非核兵器国の不満の要因はそこなわけですから,そういったことで提案しているので,そういう議論をしていただくということが重要なことだと思っています。

(中国新聞)
 ありがとうございます。

(幹事社:TSS)
 この件に関して他に質問がある社はありますでしょうか。それでは最後の質問にしたいと思います。他に質問のある社はお願いします。

備後圏域連携協議会の要望について

(中国新聞)
 中国新聞の藤村です。先日,備後圏域の市長さん,町長さんたちが初めて協議会として知事に要望に来られましたけれども,この受け止めと,よく県西部と東部のバランスというか均衡というか,そういう面で東部というか備後圏に対する,知事の現状の認識とその振興をどういうふうにあるべきかということを少しお聞かせ願いたいと思うのですが。

(答)
 東部,西部というのを若干言い過ぎなのかなというところで,今般〔岡山県〕井原・笠岡〔両市〕が〔備後圏域連携協議会に〕含めてこられましたけれども,これは備後中枢都市圏の中で含まれているようなエリアです。これはこれで,そういう制度で基づいてやっているので入ってこられましたけれども,そもそもで言えば,例えば県内のいろんな政策の検討であるとか,そういう活動の中で,例えば備後の振興協議会というのもあって,そこでもいろんな議論もしていますし,我々は,我々というか県庁,それから市町,それから県会議員とか国会議員も含めていろんな議論をしています。それと同様なものが,県の中央部でもありますし,西部でもある。西部というか島嶼部でもあるということです。その中でいろんなことを議論しているので,決して,どこか特定の地域だけいろんな検討をしているということではない。今般は井原・笠岡まで入ったということで,従来とは異なる枠組みですけれども,基本は,我々がいつも議論して進めているようなことだと思っています。それで,西と東のバランスとよく言われますけれども,もちろん備後圏域の皆さんとか東部の皆さん,いろんな思いがあると思いますが,それはそれでしっかりと受け止める必要があると思いますけれども,東はこうとか,西はこうとか,ということ自体が,もう分断した考えなので,そうではなくて,それぞれの地域の特性と言う意味での地域性がありますし,それはもちろん必要なことですけれども,やはり県全体をいかに発展させていくかということで,県としては進めていかなければいけないということだと思っています。

(中国新聞)
 先ほどちょっと言われたみたいに,西部に比べて,東部に対して県の経済を含めて振興みたいなのが,ちょっと薄いんじゃないかというふうなことを言う人もいますけれども,そんなこともないと。

(答)
 我々は決してそんなことはないと思っていまして,従来から例えばLEDの振興は東部が中心になっていますし,実際にベンチャーなども東部が多いので,そういった観点から我々は見ていますし,東部の産業振興のための専門職を東部に配置したりしていますので,決してそういうわけではないと思いますけれども,ただ,物理的に,例えば東広島にいろんな研究所が集まっていたりであるとか,それは,元々のテクノポリスというところから始まって,そこに集積しようということで進めていった経緯もありますので,そこがたまたま,どちらかというと西寄りだと,まあ中央部ですけれども,というようなことであるとか,例えば〔イノベーション・ハブ・ひろしま 〕Campsなども,一番,人口規模が大きい広島〔市〕で,まずやるということになっていますので,そういった,どうしてもそうなってしまう部分というのはあります。ただ,それはそれで良しとするわけでもないし,その対象としてはもちろん全県を対象にしていますので,そういう物理的な,特に西部だけをターゲットにしたということではなくて,対象は全県なんですけれども,物理的にどうしても西〔部〕が人口規模も含めて多くなっているということはありますので,そういったハンデというか,そういう部分は配慮しなければいけないところはあると思います。

(中国新聞)
 ありがとうございます。

(幹事社:TSS)
 ありがとうございます。これで知事定例会見を終わりたいと思います。次回は9月5日火曜日の13時30分からを予定しています。ありがとうございました。

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(資料)メキシコオリンピックチームの広島での事前合宿受入市町の決定について (PDFファイル)(432KB)

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