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知事記者会見(平成25年7月16日)

印刷用ページを表示する掲載日2013年7月17日

   記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 会見日:平成25年7月16日(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3     2/3    3/3

(発表項目)

 広島ブランドショップの運営状況について
 「ひろしまクールシェア」の実施について
 「ひろしま建築学生チャレンジコンペ2013」の実施について
 
※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

(質問項目)

 広島ブランドショップの運営状況について(日経,山陽,中国)
 
※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。

 広島ブランドショップの運営状況について(山陽,HTV)
 鞆地区道路港湾整備事業について(NHK)
 犬猫殺処分数について(RCC)
 
※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。

【会見録】

(幹事社:NHK)
 幹事社のNHKです。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は14時を予定していますのでご協力をよろしくお願いいたします。では,まず知事からの発表事項がありますので,よろしくお願いいたします。

○ 広島ブランドショップの運営状況について

 今日は3点,発表項目がございます。1点目はTAUの運営状況についてであります。おかげさまで,TAU,昨年7月16日にオープンをしたわけですが,ちょうど1周年を経過いたしました。結果的には,結果的にはというか,この1年いろんなことをやって,特に秋以降,牡蠣,これは本県の強力な訴求アイテムですけども,牡蠣を展開したり,あるいは広島の旬をテーマにしていろんな店内の催事や情報発信のイベントを継続的にやりました。おかげさまで来店者,売り上げ,順調に伸びてきまして,オープンから1年の状況としては,来場者数が622,627名,売上が4億8,132万円ということでありまして,オープン1年目の目標はほぼ達成をしたのかなと思っております。
 さらに,TAUを設置したことによりまして,全国ネットのいろんなテレビ番組であるとか,あるいはその他のメディアでいろいろ取り上げていただきまして,広島の産品であるとか食文化などもご紹介をいただくという契機になっています。そういう意味で広島の認知度向上に繋がってきているのかなと思ってます。
さらに,このTAUに商品を置くということをきっかけに,首都圏の販路拡大に繋がっている県内の事業者さんもあるということで,いろんな形で成果が出てきているのかなと思ってます。
今後は,この1年間,ちょうど丸1年季節を全部経験をしてきたということもありますし,その中でいろいろ試したこともありますので,この店舗運営の経験を踏まえて,広島ファンの増加であるとか,あるいは広島のブランド価値の向上に向けた取組であるとか,ということを引き続き進めていって,このTAUが首都圏における広島の大きな拠点,ブランド発信をするということですけども,この拠点となるように引き続き努めていきたいと思っております。

○ 「ひろしまクールシェア」の実施について


 2点目が「ひろしまクールシェア」の実施についてであります。この夏の節電対策として,ピーク時の使用電力を削減するために,去年に引き続きまして,県と市町また民間の皆さん,連携をして,来週22日から「ひろしまクールシェア」を実施いたします。
2つあるんですが,県や市町の施設「県・市町施設でクールシェア」というのは,県や市町の美術館や図書館などで実施をして,それから「街中クールシェア」は,百貨店あるいはショッピングセンターなどで実施期間帯に,タイムセールであるとか,割引など外出につながるようなサービスを実施をしていただくということを予定してます。
例えばですけども,福屋さんでは,百貨店の福屋さんですね,食料品売り場やレストランでタイムサービスなどをやっていただいたり,イズミさん,スーパーのイズミさんですね,割引クーポンを準備していただいたりしております。
 今,これ出てると思うんですが,〔職員ステッカーのロゴを掲示〕店頭にこの「街中クールシェア!」のステッカーを掲示しますので,これを目印に,皆さん,ぜひお出掛けいただければと思っております。
 政府の節電目標は,今年度は数値目標を求めない節電要請という形になってますけども,電力需給見通しは,企業や家庭による節電効果というのを織り込んでいるわけですね。ですから,今, 国や電力会社は無理のない範囲で,これまで定着した節電を実施するように呼びかけてますけれども,まさにそれをしないと電力需給の前提が崩れちゃうことですから,引き続き節電に取り組む必要があるのかなと思っております。
節電の,特に今回のクールシェアの目的は,平日午後のピークの時間帯,13時から16時までですけども,最大使用量ですね,このピーク,ピークカットが目的でありますので,このクールシェアにおきまして,この13時から16時までの間,家庭のエアコンなどをできるだけ消して,県や市町の施設,あるいは街中の商業施設の,どっちにしてもクーラーのかかっている所に,エアコンのかかっている所に出かけていただいて,家庭での使用電力を削減していただきたいと思ってます。
 参加する施設数は,昨年度より増加しておりまして,クールシェアを県内全体で盛り上げて,節電対策を実施して,楽しく節電するというか,しっかりと定着させていければなと思っております。
 はい,クールシェアは以上です。

○ 「ひろしま建築学生チャレンジコンペ2013」の実施について

 3つ目ですが,「ひろしま建築学生チャレンジコンペ2013」の実施について発表をいたしたいと思います。このたび,県内の学生さんを対象に,道の駅ふぉレスト君田が三次にありますけども,この駐車場に建築されるトイレの設計のコンペを実施いたします。この設計競技,競技というのもあれですが,設計コンペですよね,設計コンペは,魅力ある建築物の持続的な創造というものに向けたクリエイティブな人材を育成していこうという取組の一環として実施したいと思っているものであります。
このコンペの実施によって,将来を担う若者に対して,実際に建設する予定の公共建築物の実践現場を体感していただくと,そういう場を提供しますと。また同時に,自分の作品を著名な建築家に審査をしてもらえると,評価をしてもらえるということですよね,そういうチャレンジの場を提供できると,そういう2つのことが提供できるのかなというふうに思っています。
審査委員長は,広島県在住で,今建築家として世界的に活躍されている若手のリーダーの一人である三分一博志さんにお願いをしております。
県が調べたところによりますと,こういった学生対象の設計コンペは全国の都道府県では2つ事例があると,大阪府と北海道があるそうですけども,そういうことだそうで,そういう意味で先進的な取組かなと思っております。
広島県独自の試みとしまして,公開による最終審査を行うということにしてまして,学生さん,プレゼンをしなきゃいけないということですよね,それも大きな経験になるんじゃないかと思いますけども,こんな形で広島発の新しい取組を発信していければと思っております。
私からは以上であります。

(幹事社:NHK) 
 では今の知事からの発表の件について,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってから質問をお願いいたします。日経さん。

○ 広島ブランドショップの運営状況について 


(日経)
 日経新聞の三田です。よろしくお願いします。まずTAUのことなんですけれども,冒頭プレゼンでは目標はほぼ達成したという認識をおっしゃっていましたけれども,細かいことを言うと5億円というような設定もあったかと思いますんで,そこに対するずれはどう考えたらいいんでしょうかというのと,もし何か足らないようこととかですね,反省するようなものがあれば,それはどういうことで,新年度どういうことをやってらっしゃるかというのを具体的に事例があれば,考えていることを教えてください。

(答)
 まあ,そもそも5億円というのは,何ていうか,5億円なんで,有効桁数がいくらかというと,そんな厳密なものじゃないということが1つですよね。もちろん立ち上がりからだんだんとペースを上げていくということが想定されてましたので,そういう意味で今1,800万円ほど足りないんですけれども,それは正直言って誤差の範囲ぐらいなのかなというふうに思ってます。月次の売上は今すでに〔年間〕5億円を超えるペースで売り上げてますので,そこのところがいちばん大事なんだと思うんですよね。そういう意味で,要するに,立ち上がっていくところの三角形が足りていなかったということで,それは1,800万程度に留まったというのは上出来じゃないかなというふうに思ってます。今後は,もちろん何が重要かというと,広島ファンを増やしていくということが重要で,それを測る1つの指標として売り上げがあるわけですから,当然にこの数字というのはさらに上がっていくように進めていきたいと思いますし,当然入場者というか来店者数というのも上がっていくとすばらしいなと思ってます。そういったことを通じて,このTAUを通じて,広島を見たり,感じたり,触ったり,そういうことをしていただくということが大事なので,それが実現するように,そういったことを通じて,広島の良さが伝わっていくというか,そこをやっぱり目指していきたいなと思っています。そのためには,やっぱり広島ならではのものというか,その旬の商品とか,広島の魅力が伝わるものというのを引き続き導入していくということが大事だと思いますし,3階にはイベントスペースもありますけれども,ここでやはり引き続き,なんていうかイベントなんかも行って,情報発信をしていくといったことも引き続き大事じゃないかなと考えてます。そのためにいろんな商品の発掘であるとか,あるいは事業者さんが新しい販路を開拓するための商談なんかも行っていければなと思ってます。

(山陽)
 山陽新聞の山本です。関連してお伺いしたいんですが,次年度の目標というのがもしあれば教えていただきたいのと,あともう一点,今後の将来像についてなんですが,今,中国地方で岡山県以外が全部アンテナショップを出していまして,その岡山県も今,検討する協議会というのを今立ち上げていまして,そうした中で,瀬戸内の沿岸を見ると例えば香川・愛媛のように共同で出しているとこなんかもあったりしてですね,今後広島県として,広島県単体でアンテナショップをしていかれるのか,それとも瀬戸内海の道構想なんかもありますけど,こういうふうに瀬戸内沿岸の各県例えば協力して,今後そういうのを考えていくという構想もあるのか,その辺の将来像について教えてください。

(答)
 はい,まず25年度の目標ということですよね,今年度の目標ということでいいますと,やはり安定的に売上ペースでいうと5億円を目指していくと,前年度より増えていくという,今度はまあ7-7の比較というのもあると思いますけど,4-4の比較ということもやっていくというふうになっていくと思うんですが,だんだんと。そういう意味で,やっぱり売上なり入場者数が拡大していくような取組をしていくということが目標だと思ってます。今後,広島でやるのか瀬戸内でやるのかということについて言えば,瀬戸内についてはまだそこまで熟していないので,例えば,今の推進機構に参加をしていただいています7県でやるということは具体的には動いてませんけれども,仮にそれが進んだとしても,広島は広島の取組として必要な部分というのがありますから,引き続き,それは進めていくのかなと思ってます。

(中国)
 関連で,TAUの関連で何点か。今の最後のところがよくわからなかったんですけれども,7県の取組が仮に進んだとしてもやれることはやるというのは。

(答)
 7県の取組,共同で何か「瀬戸内」というのをやるとしても広島県としての取組も,これはやらなくていいということではありませんから,仮に7県で共同店舗みたいなことをやるとしてもショップを直ちにたたみますということにはならないと思ってます,ということです。

(中国)
 わかりました。
それと,関連で先程5億円という目標が達成できなかったのは,最初の立ち上がり段階の売上の影響が大きいんじゃないかというふうにおっしゃいました。立ち上がりの売上が目標に届かなかった理由をどういうふうに分析されてるのかということと,現在は月当たり〔で年間〕5億円を超えるペースで売上があるというふうにおっしゃいましたけども,あえて現在のところ,販売面,それから集客面で課題があるとしたら,どんなものがあるというふうにお考えかということ,それから3点目は首都圏での販路拡大に活用してる企業も出てきてるというお話がありましたけれども,具体的にどういった商品というか,で,そういうものが,販路拡大が実績としてあがってるのかということ,この3点をお聞かせください。

(答)
 はい。まず,当初,この三角形のところですけれども,これは当然そうなんですよ。普通,最初はやっぱり珍しいからパッと上がるんですけれども,それが一段落すると,やっぱりこう,なかなか,つまりお店をスタートしてから誰にも知られてないところで,ずっと最初からコンスタントにいくということは有り得ないし,それはわれわれも想定してません。そういう意味では想定の範囲内だったということですね。
なぜそうかというのは単純に,まず,知られていない。お店をつくってからプロモーションを始めますので,知られてない。それからお店のオペレーションにしても,品揃えにしても,あるいは運営方法にしても当然初めてやっていくので,その課題は,いろんな課題がやっぱり出てきて,それを1つ1つやっぱり丁寧にやる。これはもう,商売してたら当たり前の話です。逆にそれを含めて,最終的に今の段階に至ってるというのは順調に来てるということだというふうに認識をしてるということですね。
 そうは言っても,もちろん,常にそこで満足というのはありませんので,これからもいっぱいやらなきゃいけないことはあると思いますけれども,1つはさっきもちょっと触れたようなことに関わりますけれども,やっぱり魅力ある商品,広島らしさ,広島を感じていただけるようなものというものをさらに充実していくというようなことだとか,あるいは広島の旬ですよね,野菜とか,果物とか,これ今「瀬戸内広島マルシェ」というのを始めてますけれども,これをもっと活用して,年間を通じて,商品催事であるとか,あるいはイベントをやっていくというようなこと。で,常にやっぱり情報発信をしていくということですね,広島について。そんなことをやっていければなというふうに思ってます。

(中国)
 それから実際に販路拡大。

(答)
 ああ,ごめんなさい。それはちょっと,解説できますか。

(担当者)
 販路拡大につきましては,呉市の事業者さんでちりめんを販売していらっしゃるところが首都圏の高級スーパーに納入されたということとか,あと,尾道市の事業者さんでレモンプリンを販売されたんですけれども,高級スーパーに納入されたという例があります。以上が主なところです。

(中国)
 ありがとうございます。
 先程,課題のところで聞いたのは,常にやらないといけないことがあって,魅力ある商品の充実というところが挙げられたんですけれども,そういうものはまだまだ要望があるということですか。もっと広島らしい商品を揃えてほしいという要望も。

(答)
 お客様からということですか。そうですね。いろんな方からのご意見ありますけれども,もっと何て言うか,「らしさ」を感じたいとかということもあるし,我々の目から見てても,商品説明であるとかそういうものをもっともっと充実させて,ストーリーを理解していただくというようなことも重要じゃないかとか,ありますね。それは内外の声ということで。

(中国)
 そういう顧客からの要望は具体的に把握されてるものでどんなものがあるのかということと。

(答)
 いや,いや。具体的にというのはこの商品を置いてくださいとか,そういうことじゃなくて,もっとこの,何て言うか,いや,みんなそういう漠然としたものなんですよ,皆さんの意見というのは大体。これが欲しいと言えば,それは皆さんが沢山,そういう人がいれば入れればいいんですけど,そうじゃなくて「いや,もっと何か広島っぽいものないですかねえ」とか,そういうことなんです。だからそれを我々は考えていかなければいかんということなんです。

(中国)
 そういった漠然とした要望の中で,当初場所がわかりにくいというのがありまして,多少改善されたと思うんですけれども,そういう要望がまだあるのか,あれば今後どういった対応を考えていらっしゃるのか。

(答)
 場所については要するに掲示的な部分というところは,これは常に課題だと思ってます。つまり,「いやもう,すぐにわかるよ」というか,「誰が見てもすぐにわかります」みたいなのはなかなか難しい面はあるのかなというふうに思ってますので,それはもう不断の努力で少しずつでも良くしていかないといけないのかなと思ってます。

(中国)
 外装というか,レイアウトも。

(答)
 表示とか,何とかですよね。ただ,それはやっぱり一定の制約があるんで,ずっと同じように出してればいいかというとそういうわけでもないじゃないですか。お店だから。そういうことも含めて,それは常に考えていかなければいけないことだと思います。
 店舗運営というのは,何かこう,1個作ってもずっと同じでいいですということは有り得ないんで,常にこう,やっぱり,改善をしていくっていうことは重要なことだと思ってます。

(幹事社:NHK)
 じゃあ,もう1個だけ。

(山陽)
 すみません。ちょっと,TAUの件で1件だけ教えてください。
 諸経費とかを抜いた損益というのがもし出てればそれを教えていただきたいのと,その数字についてどういうふうに捉えられているか教えてください。

(答)
 はい。これは損益についてはまだ僕は報告を受けてません。まだ数字,出たばっかりなんで,売上がですね。それはそれできちんと分析をして,また考えたいと思ってます。

(幹事社:NHK)
 じゃあ,〔もう1つ〕いきますか。じゃあ,広テレ。

(HTV) 
 広島テレビですが,この週末に取材に行ってきたんですが,消費者の方からの声であったのが,ブランドショップとアンテナショップの違いがわかりにくいという声が未だにありまして,そこら辺りについて知事としてはどのようなお考えが今ありますでしょうか。

(答)
 消費者とかお客さんがブランドショップとアンテナショップの違いというのを理解していただく必要はないと思うんですね。そうではなくて,我々がどういう目的で考えていくかということがブランドショップとアンテナショップの違いとかということですから,県として情報発信をしていくということですよね。それを重きを置いてやっていくということで,それは県の内部の問題かなというふうに思ってます。

(HTV) 
 そこがですね,入口にブランドショップと書いてあって,「ここって何やっているとこなのかわかんないから入らなかった」というお客さんも実際いらっしゃって,アンテナショップなのか,ブランドショップと書いてあって,何がやっているのか入らないというお客さんも中にはいらっしゃったんですよ。というのもあって,改善の余地があるのかなというのが私の感じたところなんですが,いかがでしょうか。

(答)
 なるほどなるほど。そしたらブランドショップというのをやめればいいですね,表示としてね。広島県のショップというふうに出せばいい話で,迷う人がいれば。

(HTV) 
 じゃあ,やめられることになるんでしょうか。

(答)
 いや,それは相談して決めますけど,もしアンテナショップだったら入るけど,ブランドショップだったら入らないという方がいらっしゃるんであれば,それはそれでいいんじゃないかと思います。そもそもじゃあアンテナショップというのをみなさんが全て理解しているかというとちょっと疑問なところもありますけど。

○ 鞆地区道路港湾整備事業について

(幹事社:NHK) 
 すみません,終了5分前をもう過ぎてしまいましたが,とりあえず流れ上,幹事社質問を短く行きます。福山市の鞆の浦をめぐる問題についてですが,今月11日に知事と住民側との懇談が開かれましたが,新たな決定事項は特になく終わりました,というふうに受け止めております。昨年6月に架橋計画を撤回してから既に1年以上が経過しておりますので,改めてこれからどのように対応されていくのかというのをお聞かせください。

(答)
 はい。鞆についてはこれは今やはり粘り強くというか,地元の皆さんとお話を続けて,また福山市とも協力をしながらお話を続けて,やはり鞆の今いろんな課題がありますから,それを少しでも,改善できるように物事を前に進めていく努力を続けるということに尽きるというふうに思ってます。そもそもこういうふうに時間がかかっているということは,長い歴史的な経緯の中で,県が方針転換をしたということが住民の,いわゆる架橋推進派の住民の皆様にとっては,はしごを外すようなことになって,期待をしていただいていたことが実現できなかったということでありますので,それに対して不信感をお持ちということなんだと思っているんですよね。それは,大変申し訳ない。だからこそ,丁寧にお話を進めていかなければいけないのかなと。他方で,いつまでも膠着して何も進まないというのは最悪の事態だと思ってますし,それは避けなければいけないと思ってますので,一歩でも二歩でも前に進むように努力したいなと思ってます。

(幹事社:NHK) 
 今の件について質問がある社はありますでしょうか。では残り2分ほどですが,その他の質問がある社はお願いします。

○ 広島県の犬猫殺処分件数について


(RCC) 
 RCCです。広島県内の4つの動物愛護施設が2011年度に殺処分の数が全国で最多だったという環境省のまとめがありますが,これについて,知事はどのように受け止められるかということと,他県でも様々な処分に対する取組が行われていますが,ランキングから抜け出すための広島県としての取組をお聞きしたいんですが。

(答)
 はい。これ,平成23年度の数字でしたっけ?

(RCC) 
 ええ,そうです,23年度です。

(答)
 23年度ですね。23年度の数字で都道府県で最多であったというのは,これは非常に残念なことだと思ってます。実は県では,平成19年度から10年間で半減をするという計画を立てて進めてきてます。実際に平成18年度は13,117匹で,平成23年度は8,340匹なので,4割弱くらい減っているんですね。残念ながら,そういう形で殺処分の削減は進んではいるんですが,残念ながら他の都道府県のほうが進んでいるということでありまして,さらにやはり考えていかなければいけないのかなというふうに思ってます。ちなみに平成24年度は8,340からさらに1,200ほど減っているんですが,それでもまだ不十分なんだろうということかと思ってます。そのために何をするかということなんですが,いろいろ適正養育であるとか,これはしつけということですけれども,これを普及させるとか,あるいは動物愛護教室を拡充するだとか,譲渡に関する情報の共有を図ってマッチングをしやすくするとか,いろんなことをやらなければいけないと思ってます。これまで犬や猫の引取りの有料化をやって,それも効果をあげているんですけれども,いずれにしてもいろんなことを総合的に進めなければいけないと思ってますし,さらに殺処分減少に向けて作業部会を作って,動物愛護管理推進協議会の中で議論していくというか,作業部会で議論して協議会に持って上がっていきたいと思っているところです。

(幹事社:NHK)
 時間が来ましたけれども,他に質問のある社はありますでしょうか。では,ないようですので,これで知事定例会見を終わらせていただきます。次回は7月23日火曜日の10時半からを予定しております。ありがとうございました。

(答)
 はい。ありがとうございました。

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資料1 広島ブランドショップの運営状況について (PDFファイル)(232KB)

資料2 「ひろしまクールシェア」の実施について (PDFファイル)(1010KB)

資料3 「ひろしま建築学生チャレンジコンペ2013」の実施について (PDFファイル)(256KB)

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