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知事記者会見(平成24年11月13日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年11月13日更新
 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 会見日:平成24年11月13日(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3  2/3  3/3  

(発表項目)

 香港での広島PRイベント・物産展の実施について 
   ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。
 

(質問項目)

 香港での広島PRイベント・物産展の実施について
 首長の国政への参加について
 核兵器廃絶と非核三原則について

   ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

 核兵器廃絶と非核三原則について
 広島ヘリポートについて 
  
   ※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。

 民主党 地域主権改革について
 平和記念公園の慰霊碑損壊事件について
 環太平洋経済連携協定(TPP)について
 オスプレイについて

   ※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。

【会見録】

(幹事社:毎日新聞)
 それでは,定例記者会見を始めたいと思います。幹事社の毎日新聞の寺岡です。よろしくお願いします。まず,今日は知事から発表項目が1点あるということなので,お願いします。

○ 香港での広島PRイベント・物産展の実施について

(知事)
 はい,1点,私からの発表項目です。「香港での物産展について」ということであります。
 香港で物産展を行うんですが,県内農水産品と加工食料品の海外販路の拡大を図るという目的であります。
 これは,昨年10月にイオン[株式会社]と締結をしました包括協定を活用して,イオン香港と連携をして行うものであります。イオン香港は,香港で最大の日系小売チェーンであるということでありまして,そこのチュンワン スカイライン店というお店が新しくオープンするんですが,このオープニングにあわせて,11月29日から12月9日にかけて物産展を開催するというものであります。
 出展メーカーは26社で出展商品は約200品目,出展の売上目標は,11日間行いますが,500万円というふうに設定をしております。
 商品については,6月にマレーシアで物産展をやりましたけれども,そこで出展をしました,かき,お好み焼き,かき醤油,ドレッシング,味噌といった加工食品のほかに,米とか温州みかんを出展するという予定にしています。
 これだけで留まらず,このPRの効果を持続して,拡大をしていくために,12月25日から30日にかけて,イオン香港全14店舗で物産展を実施します。
 県としても,今後とも,継続的な販[売]促[進]活動を支援して,県産品の現地の定着に向けて,積極的に支援をしてまいりたいと考えています。
 私からは以上です。

(幹事社:毎日新聞)
 それでは,この件について質問のある社はありますでしょうか。
 では,すみません,毎日新聞の寺岡です。香港での開催ということなので,尖閣諸島をめぐる反日感情といったところの懸念というのは,今どのように感じ
られているというか,その点についてはどう影響があるかどうかというところを。

(答)
 まず,香港はご承知のとおり,中国本土と比べても,非常に,日本食が格段にポピュラーな所であるということもありますし,関税もゼロだし,検疫の条件も低いということで入りやすいし,日本になじみがあるという土地柄ですよね。そういう中で,現状についてはイオンにお伺いをしても問題はないというふうに聞いていますし,やはり,本土とはちょっと違う雰囲気なのかなと。本土の場合には,大きなデモもありましたけれども,実際には本土のほうでも,既に日系スーパーも[営業]再開してお客さんもたくさん来ておられるという状況の中で,香港ではさらにそういった問題はあまりないというふうに伺ってますので,特に支障はないというふうに認識をしております。

○ 首長の国政への参加について

(幹事社:毎日新聞)
 では,幹事社質問のほうに移りたいと思います。
 幹事社からは1点で,先日「日本維新の会」の橋下[大阪]市長や松井[大阪]府知事が広島に来られて支持を訴えられたり,石原[東京]都知事も辞められて,新党を作って国政に挑戦するという,首長のそういう国政への参加という動きが活発になってきている中で,以前にも定例会見の場でご発言があったかと思うんですけれども,同じ首長の立場としてこのような動きをどういうふうにご覧になられているのか,その点をお願いします。

(答)
 橋下市長と石原都知事の場合には,少し違って,石原都知事は退任をされたということなので,首長がというか,選択をされたということですよね,というふうに思っています。
 いずれにしても,地方から国を変えていこうという動き自体は,私は当然そういう流れがあっていいと思いますし,今,我々の認識として大きな課題というのは,今のこの中央集権の体制をどう変えていくかということだと思いますので,地方の執行部を深く経験した人間が国政に影響を与えていくというのは,これは重要な動きじゃないかなというふうに思います。
 兼務をしてやるかというのは,これはまた別の話なんで,橋下市長とか松井府知事はそれぞれやっておられます。それは私がコメントする立場じゃありませんが,首長としたら首長として,非常に大きな責務を持ってますし,忙しいんで,なかなか。まず自分のメインの仕事である地域の経営というのをしっかりとやっていく必要があると思っています。

(幹事社:毎日新聞)
 この関連で質問のある社はいますでしょうか。

○ 核兵器廃絶と非核三原則について

(中国新聞)
 中国新聞の野崎です。よろしくお願いします。
 先日,橋下市長が街頭演説を広島でもされたんですけど,その後記者会見がありまして,その場で核兵器削減について橋下市長が発言をされまして,核兵器削減は理想論としてはない方がいいという前置きがあった上で,ですけれども,非常に核兵器削減というのは難しいと,現状ではアメリカの核の傘に入ることが必要だと明言されましたし,非核三原則についても,基本的には堅持と言いながらも現実に沿って見直しもありうるんだという立場を示されました。このことについてどのようにそれを広島で発言されたことも含めてどのようにお考えかお聞かせください。

(答)
 橋下さんは,思ったことをおっしゃっているんだろうなというふうに理解をしてますけれども,私としては,広島としては,非核三原則というのは絶対に守るべきものだというふうに思ってますし,それが今後も厳守されるべきものだというふうに思ってます。

(中国新聞)
 自治体というか県とか広島市は,これまで核兵器削減に向けていろんな取組がされてきたと思うんですけど,その同じ〔橋下市長の〕会見の中で,橋下市長は広島の皆さんには申し訳ないのだけど,自治体レベルで政治するのと国政レベルで政治をするのはステージが違うんだと,それを踏まえると核兵器削減というのは現実的ではないんじゃないかという発言がなされました。そういう意味でも,広島のこれまでの取組を,ある種否定する発言でもあるかなと思うんですけども。

(答)
 どこまで橋下市長が本県についてご認識をされているかというのがよくわからないので,その中での発言ですし,橋下市長の発言なのでそう目くじらを立てることはないかなと思ってますが。

(中国新聞)
 先日,〔知事が〕欧州を訪問されて,その中でも色々質問が出る中で,広島からアピール,発信していく必要性があると,アメリカの核の傘についても早急に脱却する道を国に探ってほしいという知事の発言と真っ向から対立するのかなというふうに思いますけれども。

(答)
 そうですね。

(中国新聞)
 これについて特に抗議されるとか,そういったことは。

(答)
 橋下市長は橋下大阪「市長」ですから,これが総理大臣であるとか外務大臣であるとか,あるいは何かしら国務大臣とか,公党の党首ではあるけれども,公党の党首という立場で言えばそれは,ちょっと認識を改めていただきたいなというところはあるかもしれないですね。そうですね・・・すみません,大阪市長としての発言でなくて公党の党首[日本維新の会の代表]ですからね,そういう意味では〔市長の発言に対して〕言ってもいいのかな。認識を改めていただけたらなと思いますね。
 国会議員も所属している公党の党首ですから,そういう意味では言ってもいいかもしれませんね,確かにね,すみません。一定の影響力を保有しようとする党ですしね。もちろん,よく勉強していただきたいなと思いますね。核兵器の問題とか,防衛論というか安全保障論の話ですから,これは多分にいろんな認識とか理論もあるし,いろんな考え方があるわけですよね,その中でアプリオリ[自明的に]に核兵器は必要なんだという必要なないし,そうじゃないという議論もたくさんあるし,特に米露であるとか大きな枠組みの中で抑止論というのが不可欠であるという議論がある一方で,例えば地域的にはそういったものはなくすことができるという議論もあるわけですから,アプリオリにそれは〔核兵器は〕必要なんだということではないと。あくまでも認識とか,あるいは地理情勢の構築の仕方の問題であってね,そういう努力をなしに必要だということは,私は認識不足じゃないかなと思いますね。

(中国新聞)
 すみません,中国新聞の村田です。
 今の質問の中の核兵器の廃絶は現実的に困難だという[橋下市長の]発言についての回答が直接的になかったような気がしたんですけど,それについてはいかがですか。

(答)
 困難なのは確かですよね,つまり,やさしくはない。でも,困難だったらやらないのかというと,そういうことではないと思うんです。オバマ大統領も今回再選されましたけれども,核兵器のない世界に向けて行動していきたいというふうに言ってますけど,それはその道が決して平坦であるとか簡単であるとか言っているわけではないですよね。困難だけども,それを進めていかなければならないという認識だと思うんです。私も全くそのとおりだと思います。つまり,そうすべきかどうかということと,簡単かどうかということは別の話ですよね。

(中国新聞)
 すみません,僕が言い間違えました。「困難」じゃなくて,「現実的に無理だ」とおっしゃったんですけど。

(答)
 ああ,無理だと。無理だということはないんじゃないでしょうか。

(中国新聞)
 そういう意味では,広島県と広島市としては,当然長崎もそうですけども,ずっと核廃絶の必要性であるとか核兵器の非人道性を訴えてきている中で,なかなか国内の自治体の中でも意識が広げられきれていないというか,そういう発言が広島の地で出てくるということ自体は,取組みがまだまだ足りないということなのか,それとも,やはり受け止め側の問題なのか,その辺はどういうふうにお考えになりますか。

(答)
 受け止め側の問題にしちゃうと簡単な話で,そういうことではないんでしょうね。やっぱり,まだまだ取組みをしていかなければいけないということだと思います。

(中国新聞)
 もう1点だけ。オバマ大統領の再選の話がありましたが,明日ですか,松井市長が長崎の田上市長と一緒にアメリカの大使館のほうへ行かれて,オバマ大統領の広島訪問を呼びかけられる,お願いされるという話がありますけども,これについて直接的ではないですけれども,関連があるかどうかは別として知事のお考えを聞かせていただいていいですか。

(答)
 そうですね。二期目になると政治的な障害というのも小さくなってくると思いますので,越えられない障害じゃなくなってくるんじゃないかと思いますので,ぜひ,大統領には来て,現実を見た上で安全保障の問題に関する取組というのを続けてほしいなと思います。

(中国新聞)
 意図して直接何らか大使館なりに働きかけるお考え,あるいは広島市との連携しての取組等はお考えでしょうか。

(答)
 それは秘密です。とかいうものでもないけど。もちろん,我々は大統領に来てくださいという立場ですから,陰に陽にやりたいと思っています。

(幹事社:毎日新聞)
 ほかにはありますでしょうか。ではないようなので,各社さん御自由に質問お願いします。

○ 広島ヘリポートについて

(HOME)
 ホームテレビの山田です。お願いします。
[11月]15日に西飛行場が一旦役割を終えるということなのですが,改めましてこの廃港に対する受け止めと,今後のヘリポート化に対する期待というのをお聞かせください。

(答)
 廃港への受け止めというのも,なかなか難しいというか,受け止めというか,これまで着々とそういう方針を立てて進んできてますので,手続きが段々と進んでいくのかなというふうに思っていますけれども。
 ヘリポートとして供用するわけでありますので,引き続き,従来どおり警察であるとか消防であるとか,今度はドクターヘリも入ってきますけれども,そういったところで活用したいというふうに思っています。もちろん報道用のヘリも引き続きご利用いただけるんじゃないかと思っていますけれども。粛々と進めていきたいなと思っております。

(RCC)
 すみません,RCCの真田です。
 今のヘリポート,西飛行場の関連なんですけれども,これまで,改めて今のタイミングですけれども,西飛行場の果たしてきた役割と,これがヘリポートになることによる広島市の中枢性に対する影響というのはどういうものがあるのか,それから飛行場の跡地利用につきまして知事のお考え,それからいつまでに決めていくべきものなのか,そういったお考えをお聞かせください。

(答)
 そうですね。西飛行場の果たした役割というのは,当然に,いわゆる航空時代というか,これが始まったときに設置された飛行場ですから,これが広島県,また広島市のいわゆる新しい交通需要を満たすところとして大きな役割を果たしてきたと思います。
 ただ,飛行機がジェット化されて大型化する中で,その役割を担うことができなくなってきて,今の[三原市]本郷に飛行場としては移転して,その後一部コミューター等の小規模な飛行機の飛行場として活用されていたわけですけれども,それもいろんな需要という面からですね,維持ができなくなったというか,要するに飛行機が飛ばない飛行場になってましたので,そういう意味では役割を終えたのかなというふうに受け止めています。
 今後はこの跡地をどう活用していくということになっていくわけですけれども,これについては広島市と共同で,有識者を含めた検討会を開催することにしてますので,これもそう遠くない時期に,「近いうちに」っていうのは禁句だそうですから,そう遠くない時期に開催できるように,広島市と準備を進めたいと思ってます。

(RCC)
 知事としては,どういった方向で活用するのが望ましいと,そういうようなお気持ちというのはありますか。

(答)
 これはね,なかなかやっぱり一概に言いにくいところがあって,これは松井市長もおっしゃってますけども,[広島]市内のいくつかの大きな跡地的なところがありますから,こういったところにどういう機能をもたせていくのかっていう議論とも関連してきますよね。
 そういう中で,それぞれ段々決まっていくんだと思うんですけれども,この土地は非常に大きな土地であると。それから,交通の便は,全般的には必ずしも今良いとは言えませんけれども,[広島]南道路ができれば自動車によるアクセスというのは非常に,格段に向上していくので,そういったことも考えながらつくっていくのが,必要があるだろうなと思ってます。

(NHK)
 すみません。NHKの橋本です。
 その関連なんですけれども,その跡地利用の検討の委員会,以前は秋頃には立ち上げますというふうに伺ってまして,もう秋が終わって冬になろうかとしているのですが,何か遅れている理由などあるんでしょうか。

(答)
 いや,まだ秋かなと。まだもうちょっと秋です。

(NHK)
 あと,他の,いわゆる球場ですとか二葉の里なんかの跡地と違って,ここの西飛行場は県が持ってる土地であるということで認識してまして,そこにおいては他の跡地利用と違って,やっぱり県のほうから主導権を発揮するべきところもあるのかなと思うんですが,そこの市との協力体制はどのようにしていくんでしょうか。

(答)
 皆さん,どちらが主導権とか何とかって言うのはよく気にされるんですけれども,そういうことが重要なんじゃなくて,これは市も県も同じ認識ですけども,西飛行場跡地については,やはり広島市の,中国地方あるいは中四国を通じた中枢拠点性を念頭に置いたことを考えるべきだということでありますんで,そこは[広島市と]一致していると思うんですよ。あとは,じゃあ具体的に何を作るかっていうのは相談して決めればいい話で,そこはしっかりと話をしていけばいいんじゃないかなと思ってます。
 県が持ってるとか,市が持ってるとかっていうのはあんまり関係ない話でね。むしろ,これはどこにあるのかということが大事かなと思います。

(読売新聞)
 読売新聞の矢野です。飛行場の関連です。
 知事,今,役割を終えたと受け止めているとおっしゃったんですけれども,最終的にヘリポートに決まる前に広島市で在り方検討会があって,そこでの答申は知事の受け止めとは逆,可能性を考えたら残しておくべきだって言うのもあったかと思うんです。小型機だけとはいえ,今の航空業界の流れとして,広島には来てないですがLCC[格安航空会社]とか小型の飛行機を中心とした流れがあるかと思うんですけれども,そういった可能性を考えて残すという選択肢はなかったのか,県として役割を終えたっていうふうな判断をした一番大きいところはどこなのか。

(答)
 それはよく勉強していただきたいんですけど,小型の飛行機っていったって,国際[線]を飛ぶような大きな飛行機じゃなくて本当に小型な飛行機ですよ。だから,それがLCCが飛ばすとかっていうようなレベルのものでもないですし,そもそも,滑走路が短くて足りないんで,無理なんですよね。
 だから,せいぜい飛んでコミューターですけども,それを,要するに,市はもちろん東京便で小さいのを含めて有り得るということは考えたんですが,そのために,ずっと税金を投入するのかということですよね。だから,それは県としては税を投入するということは判断はできません,と。ところが市は,それは市の税金を投入をしてそれを維持するっていうことはできるというご判断だったわけですね。最終的には市議会がそれを否定したわけですけれども。
 それは,黒字化して運営できるという話ではなくて,そこに赤字で税金を投入し続けるかどうかっていう判断ですから,それは当然,県と市で判断が異なってしかるべきだと思います。つまり,定期路線が一機も飛んでなくてもね,それは維持はやろうと思えばできるわけですよね。だから,県としてはそういう判断はしませんでしたと。そういうことです。

(読売新聞)
 定期路線が終わってしまった,平成22年の10月で終わったと思うんですけど,そこも大きな判断の要因ではあったんでしょうか。

(答)
 いや,定期路線が終わったというか,終わったイコールではないですけれども,あるいは終わらなくてもね,そういう判断はしたわけですけれども,需要としては非常に少ないと。つまり,相当な税を投入しながらでないと運営できないということは何を意味しているかっていうと,そこの特定路線の乗客に対して補助金を出してるのと同じなわけですよね。だから,それは難しいということですよね。だから定期路線があればできるということでもないですよね。そこに極端な話,毎年200億円かかりますっていったら,それは絶対できないじゃないですか。それがいくらだったら許容できるかという範囲で,当時5億[円]位投入をしてたわけですけど,毎年,それを投入することはできないという,そういう判断ですね。

(読売新聞)
 新しい広島空港が平成5年にできてから,西飛行場は定期便がしばらく飛んでいた運用だったと思うんですけど,県としては新しいほうの,今の広島空港に大型便なりを,ペイできる路線を集約していきたいっていう思いもあったんでしょうか。今の空港に。

(答)
 それは当然です。そこに集約するのが利便性という意味では高くなるっていうことになりますから。それは当然集約を進めてきたわけですね。

(読売新聞)
 そういったところで市の思惑とはちょっとずれが出てきてしまったということでしょうか。

(答)
 いやいや。そんなことはないですよ。市も基本的には本郷の空港に集約をしていくと。だけれども,東京便をなんとかそこ[西飛行場]から出していきたいというお考えだったので。最後のところはですね。集約したいという意図は同じだったと思います,基本的にはですね。「例外として」東京便がありましたということで。

(読売新聞)
 わかりました。

○ 民主党 地域主権改革について

(TSS)
 すみません,ちょっと国政の関係なんですけれども。TSSです。
 民主党が先週から全国で政策の進捗報告会というのを開いていて,今週末には広島にも来るということなんですが,3年前に,そういえばじゃないんですけれども,民主党はマニフェストの柱で「地域主権」というか「地域分権」を掲げていたと思うんですが,知事から見てその進捗というか評価というのはこの3年間どうでしょうか。

(答)
 これは地域主権改革といって,一丁目1番地ですというようにおっしゃって取り組んでおられました。実際に何が進んだかというと,例えば一括交付金であるとか,あるいは権限移譲ですね。義務付け・枠付けの一括法案であるとか,あるいは地方と国の協議の場であるとか,また,今最終準備されていますけれども,国の地方機関の移譲であるとか,こういった,ある意味で言うと何点かのポイントについては一応進んではいるというふうに認識はしています。ただ,それが当初の期待値と比べて十分かどうかというふうに問われれば,なにせ一丁目1番地でしたから,期待とは少し離れているかなというふうに思いますし,今問われているのは,やはり,中央集権で日本全国が東京の意思決定によってほとんどやることが決まっていくという現状を変えていかなければいけないという観点に立ったときに,大きくそこの根本的なところに変化が起きていないので,そういう意味でもまだまだ不十分だというふうに認識をしています。

(TSS)
 道のりで言うと・・・半分とか,何割とか?

(答)
 それは,ゴールがどこかということにもよるんですけれど。それは民主党のゴールなのか,我々のゴールなのか。

(TSS)
 地方側として。

(答)
 地方側のゴールとしたら,まだ道一分[いちぶ]位じゃないですか。

(TSS)
 わかりました。ありがとうございます。

○ 平和記念公園の慰霊碑損壊事件について

(広島テレビ)
 すみません,広島テレビです。
 話は変わるんですけれども,平和の発信ということで,今年の1月に平和[記念]公園の慰霊碑にペンキをかけられるという事件があったんですけれども,その男が,県外の人間がまもなく逮捕されるということで・・・。

(答)
 ああ,そうなんですか。

(広島テレビ)
 改めてになるんですが,こうした事件が起きたということに対する受け止めと,県にしろ〔広島〕市にしろ,こうしたことが起きないためにどのようなことが必要かということを,知事のお考えをお聞かせください。

(答)
 こうしたことが起きないようにするためにどうすれば良いのか,というのは私もよくわかりませんけれども,ただ,慰霊碑ですから,その亡くなった人を鎮魂するための施設ですよね。それに対して非常に敬意のない行為であって,これはどんな慰霊碑であれですね,そういうことは許されないというのが根本だと思うんですね。更に一歩進めて,これは原爆慰霊碑なわけですから,そこで亡くなった方々に対する思いを馳せることができないということは,これは本当に残念なことだと思っています。

(広島テレビ)
 慰霊碑の碑文の「過ちは[繰返しませぬから]」の主語がどうかということが以前から議論になったり,そこに不満を持つ事件というのも過去にも起こっているんですが,知事はこの主語がどうかということについてはどのようにお考えでしょうか。

(答)
 私は,これは浜井[元広島]市長もおっしゃってますけれども,今の主語のない形が良い形なんじゃないかなと思いますね。

(広島テレビ)
 といいますと。

(答)
これはみんなが深く考えることであるということですね。

○ 環太平洋経済連携協定(TPP)について

(中国新聞)
 すみません,中国新聞の村田です。
 先ほどの国政の話に少し戻らせてください。野田首相がこの間の日曜日にTPPについて,民主党の公約に盛り込むということを表明されました。知事としては,以前からTPPについては必要性をおっしゃってこられていると思うんですが,ひとつは民主党の公約に入れるというふうな〔野田〕首相の表明についてどのように受け止められるかと,あと〔野田〕首相の直接の言葉ではないんですが,ずっと報道でTPPを今度の次期衆〔議〕院〔議員〕選〔挙〕の最大の争点にしようというふうな動きだというふうに報じられていますけれども,衆院選で争点になるということについて,なるべきなのか,ならないほうが良いのか,それを含めて少しお考えを聞かせてもらえたらと思うんですが。

(答)
 なるべきなのか,ならざるべきなのかというと,なかなかちょっと難しい質問なんですけども,争点になるということであれば,それはまさに国民的な議論のひとつの機会になるんじゃないかなと思いますので,いろんな情報開示や,あるいは異なる立場での議論を誘発するというか,推進するというか,そういう観点を含めて良いことではないかなというふうには思います。ただ,こういう問題は,何となく政局的な争点として見え隠れしていますよね,思惑が。そういうものではないんじゃないかなというふうには思いますけれども。つまり票を取るためとかね,あるいは違いを際立たせるために,あえてこれを争点化するというものでもないのかなというふうに思います。

(中国新聞)
 愛知〔県〕の知事とか,やはり工業県のところでは,そういうTPP推進の立場を明確にすることに関して賛成,というか歓迎する意見も出ているんですけれども,知事が,首長がそういうふうに表明されたことについての受け止めを。

(答)
 これは従来から言っていますけれども,TPP,これは今日本がどういう経済構造の上に立脚しているかということを考えたら,日本経済には大きく寄与するんじゃないかというふうに受け止めています。ただ,マイナス部分があるということも。マイナスというか,影響が出る部分があるということも間違いがないことだと思いますので,そこは我々が何を選択しようとしてるのかということを,しっかりと情報を開示しながら議論するということが大事で,それを認識した上で選択をすると,判断をするということが必要だと思ってます。ですから,民主党がTPP参加が良いとか悪いとかという問題よりも,繰り返し申し上げているように,何というか,雰囲気としてどっちが良いとかどっち悪いとかっていうそういうある意味で言うと流された議論ではなくて,きちんと冷静に議論をできるようにしてほしいなというふうに思っています。

(中国新聞)
 となると,なかなか,今のまま,多分選挙でTPPとかって話になると,そういう冷静な議論というのはしにくいのかなとちょっと思ったりするんですけれども。

(答)
 それはさっき言った話でね,それは選挙戦をどう戦うかとかそういうことにもよるんですけれども,普通の雰囲気から言うと,そういう,やや完全に流されたようなレッテルを貼ってね,何かキーワードでね,いや,ああだこうだっていう,敵だ味方だとかね,善だ悪だとかね,そんな議論になっちゃう恐れがあるなというところがあって,それがちょっとよろしくないんじゃないかなというふうに思います。

(幹事社:毎日新聞)
 じゃあ,最後の1問。

○ オスプレイについて

(RCC)
 ごめんなさい,もうひとつだけ。
 山口〔県〕の山本知事がオスプレイの訓練について,国に対して事前通告を求めるということですけれども,湯崎知事も同様にそういったことを求めていかれるのか,山口〔県〕と連携をとられるのか,この辺のお考えをお聞かせください。

(答)
 そうですね。オスプレイについてはこれまでいろんな場を通じて,国に対してきちんと説明をしてもらうように求めているところですけれども,更に外務省・防衛省に対しては県としても要請をしていきたいと思っていまして,今事務的な調整をしているというところです。

(RCC)
 国からの安全の確認,説明というのが今のところ,まだそのままになっている状況で次は訓練かというタイミングですけれども。

(答)
 いや,もうまさにそういうことですね。それをはっきりさせてほしいと。させてほしいというか,きちんと説明すると言ったことは説明してほしいし,その説明が通り一遍ということではなくて,ある程度納得できるような突っ込んだ説明をしてほしいと。紙に書いてあることを説明して,これで説明しましたというんじゃなくてですよ,何故そうなのかとか,突っ込んだ情報を含めて納得できるように説明をしてほしいと思ってますし,飛行訓練ということであればですね,やはりルートであるとか頻度であるとか,そういったことも説明してほしいと思ってますし,これはオスプレイだけではないですけれどもね,飛行訓練についても,できるだけその実態を明らかにしてほしいなというふうに思ってますから,そういったことを要請していきたいと思ってます。

(RCC)
 ということは,そういう説明がないまま訓練が行なわれることに対しては,知事は反対ということでよろしいでしょうか。

(答)
 そうですね。説明のないまま〔訓練が〕行なわれるということについては,我々としては賛成とは言いがたいですね。

(幹事社:毎日新聞)
 それでは,これで知事会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。

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