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知事記者会見(平成24年7月31日)

印刷用ページを表示する掲載日2012年7月31日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 
会見日:平成24年7
月31(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3 2/3 3/3

(発表項目)

地域イノベーション戦略推進会議(第1回)の開催について
 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

(質問項目)

県・市町共同会議について
鞆地区道路港湾整備事業について
平和記念式典における知事挨拶について

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

エネルギー政策をめぐる意見聴取会について
県立広島工業高等学校の不祥事について

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。

山口県知事選挙結果について
岡山県知事選挙について

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。

【会見録】

(幹事社:共同通信)
 これから知事会見を始めます。
 まず,知事のほうから発表事項,お願いします。

○ 地域イノベーション戦略推進会議(第1回)の開催について

(知事)
 私から1点,発表項目がございます。
 「地域イノベーション戦略推進会議の実施について」であります。
 この度,この地域イノベーション戦略推進会議開催するということにいたしました。これは,昨年7月に策定をいたしました「ひろしま産業新成長ビジョン」,ここで本県が目指すべき姿として掲げました「イノベーション立県」の実現ですね。これの加速化に向けて開催をするということであります。
 メンバーとしては,お手元の資料にあると思いますけれども,県内産業を牽引している自動車,電機をはじめとして,アスカネット,あるいはカイハラ,コベルコ建機といった5つの企業,それぞれの分野で特徴のある企業ですね,5つお願いをしておりまして,それに広大[広島大学],それから広島銀行,そして私が参加をして,いわゆる産学金官のトップで構成をするということにしております。
 メンバーの選定に当たりましては,地域バランスや,また分野的な幅広さということを考慮して決めさせていただいております。
 今年度,3回この会議を実施するということにしておりまして,第1回を8月2日に開催をして,メンバーの方々から幅広いご意見をいただきたいと考えています。会議は,非公開になる部分もありますけれども,是非,取材もお願いをしたいと思っております。
 私からは以上であります。
(幹事社:共同通信) 
 発表案件に対する質問がある社はどうぞ。

○ 県・市町共同会議について

(幹事社:共同通信)
 では,特にないようなので,幹事社のほうから質問させていただきます。
 まずはですね,先日,広域連合の関連で,県と市町の共同会議,意見交換会が一通り終わりました。広域連合のメリットが,ちょっと効果がよく分からないと
いうような声も結構出たように思いますが,知事としての印象と感想を教えてください。

(答)
 市町に対しては,これまであまり議論してこなかったということとか,情報提供が少し十分じゃなかったっていう面も含めて,どうなるのかっていう不安が多かったんじゃないかなというふうに受け止めてますけれども,今回の会議を通じて,各首長の皆さん,全体的にご理解をいただけたんではないかなというふうに考えてますんで,今後も引き続きコミュニケーションを図りながら進めていきたいと思いますし,それぞれの市町の皆さんもそういうふうにおっしゃってましたんで,今後国の特例法案であるとか,あるいは制度設計,段々と具体化してくると思いますけれども,そこの進捗に合わせて引き続き十分協議をしながら進めたい,と。また県議会ももちろんありますので,県議会とも連携をしながらですね,この準備を進めていきたいというふうに思ってます。

(幹事社:共同通信)
 関連でもう1点なんですけれども,取材等してみると,やっぱり市や町の疑問というのは,今,結局,県と国に対する関係が,そこに広域連合が入ることによ
って4重行政になるんじゃないかっていうような懸念が多かったやに思うんですけれども,知事として今あるべき姿等をこれから協議しながら考えていくとおっしゃっていますが,知事の目指す広域連合,もしくは地方分権というのはどういうものなのかというのを改めて教えてください。

(答)
 はい。広域連合を目指すということを考えているわけじゃなくて,広域連合は広域連合で今回地方分権,あるいは地方主権改革と言われている中の,1歩前へ進んで行くっていうことで,これはやるべきことだなというふうに受け止めていますけれども,その最終形としてはですね,これは従前から申し上げている通り,もっと積極的な,今もこれは地方機関のあくまでも移譲ということですから,そうじゃなくて,国の権限そのものですよね。これの,やはり地方への移譲ということが必要だと思うんですね。それはなぜかというと,今日本が非常に閉塞している状況の1つに,東京の中央集権というのがあると思うわけで,それは,要するに制度的にも経済活動も含めてすべて東京的発想の基に行われているということが問題だというふうに思ってますから,地域が地域における多様性というのを作っていかなければいけないと。そのためにはそれなりの自分たちでの,税の問題も含めて,いろんな制度設計,あるいはいろんな政策を打てる,そういう体制にしていく必要があろうかというふうに思っていますんで。でも,それは47都道府県というふうにはならないだろうなということを考えると,当然,一定の大きさのブロックに分けると。それは人口規模も含めて分けるということになろうというふうに思ってますから,最終的にはそういうところを目指していくべきかというふうに思っておるところであります。

○ 鞆地区道路港湾整備事業について

(幹事社:共同通信)
 この件に関して質問がある社はお願いします。
 では,もう1点質問させていただきます。
 明日から8月になりますけれども,福山の鞆地区について,7月の説明会以降,住民に資料を配布するなどはしているようですが,今後の住民説明会のスケジ
ュール等決まっているものがあれば教えてください。

(答)
 はい。今のところ,いつになるのかというのはまだわかりません。選挙の間にはやらないということで。それが終わるとお盆にも入るんで,また,鞆も結構お祭りも多かったりするんで,ちょっとそういうことも含めて調整をしながらですね,決定していくということになると思います。

(幹事社:共同通信)
 調整をしていく過程の中で,選挙とかお祭りとかを挙げられましたけれども,例えば住民の方が調整を今はちょっと止めてほしいとか,そういったお祭りとか
お盆とかそういう理由ではなくて,住民説明会がしにくいとかそういった状況はありますか。

(答)
 今調整を進めていないので,と言うか,具体的にこの日程にしましょうというところまで至ってないというか,話はしてますけども,具体的にこういうことにしましょうっていうところまで至ってないので,何て言うか,しにくいということは現段階ではないと思っていますけど。

(幹事社:共同通信)
 この点に関して質問のある社はお願いします。
 幹事社からの質問は以上です。各社自由に質問があればお願いいたします。

○ 平和記念式典の知事挨拶について

(RCC)
 RCC真田です。よろしくお願いします。
 来週,8月6日の平和記念式典なんですけれども,知事のほうは,今年はどのようなごあいさつの内容を考えておられるのかお聞かせいただければ。


(答)
 いや,それは8月6日にお話をしますんで。
 例年聞かれて,例年そう答えてるんじゃなかったっけ。

(RCC)
 ついでに,去年は核兵器とエネルギー政策を同列には論じないというスタンスでいらっしゃいましたけど,そのスタンスは今年も同様ですか。

(答)
 ええ。それは私としては変わらない。

○エネルギー政策をめぐる意見聴取会について

(中国新聞)
 中国新聞の野崎です。よろしくお願いします。
 先日,エネルギー政策に関する意見聴取会が広島でも開かれました。全国で開かれてるんですけれども,知事,国が今示している0パーセントにする,それか
ら15パーセントにする,20から25パーセントにする,と3案を国が示して意見を聴取しているわけですけれども,知事としてはいずれの案を支持されるかというのを,まずお聞かせください。

(答)
 僕がこの案をということは今,申し上げません。いずれにしてもですね,これは,今いろんな議論してますけども,何でしたっけ。そうそう,討論型世論調査。ありますよね。そういうことも行われるというふうに思っていますし,その中で,やっぱり引き続き,しっかりと議論をしていくと。ないしは,情報が浸透するということがやはり大事だと思うんですね。
 こういった意見聴取の機会は出てるんですけども,選択肢に関する情報提供なり,国民の理解度というものが進んでいるのかどうかっていうところが,私はちょっとよくわからないところもありますんで,今のこの討論型世論調査は,原型としては,要するに問題について深く認知ないし認識をしてもらった上で,意見形成を図るというよりは,図るというかそれを調べるということですよね。そういうやり方になってくると思うんですけれども,そういう過程の中で,情報の理解というものをもっと進めるべきではないかなというふうに感じています。

(中国新聞)
 3案の中からこれだと知事が示すのは現段階では差し控えたいということなんですけれども,大きな流れとして,原発をなくしていくのか,減らしていくのか
,はたまた維持していくのかという,ざくっとした大きな方向性としてはどういう方向性,エネルギー問題全般含めてですね,どういった方向性を向いていくのが知事はふさわしいというふうにお考えなんでしょうか。

(答)
 少なくとも,従来計画していたような原子力発電所に,原子力にエネルギーを依存するというのは,これは国民的に受入れられないだろうなというふうには思います。
 どれぐらいそこから減らすのかということについてはですね,冷静な議論が必要だと思いますし,当然その間に安全に関する事態の進展というのもあると思うんですね。それは規制委員会がどのように機能するかであるとか,あるいは今回の知見が実際どのように反映されていくかとかですね,大飯[原発]でも議論になりましたけど,そういったことも含めて最終的にどれぐらい減っていくのかということが決まっていくのかなというふうに思います。

(中国新聞)
 福島第一原発の事故なんかを踏まえると,原発を減らすという方向になるのは仕方ないというふうにお考えということですか。

(答)
 そうですね。減らすっていうか,従来はかなり原子力を増やすっていう計画でありましたから,その元の計画と比べてですよ,減らすのは。
 現状より減らすかどうかということについては,これはまた,いろんなシナリオの3つ目のところですよね。20から25[パーセント]っていうところになるのか,15になるのか,0になるのかっていうところは,ですから先程申し上げたような,いろんな要素を勘案しながら決めていくということになるんじゃないかと思ってます。

(中国新聞)
 住民の意見としては広島でもそうだったんですが,0パーセントという意見表明,希望者の広島では6割,全国的にもかなりこの案が1番多いということにつ
いてはどのように受け止められてますか。

(答)
 そうですね。現状の中で0シナリオというご意見が多いのはこれも当然のことだと思いますね。
 じゃあ,それで0なのかっていうとそれは別の問題だと思いますんで,当然CO2の問題とかもありますし,あるいは電気料金の話っていうのも,もちろんこの中に情報として入ってはいますけれども,ある程度ですね,先程申し上げたように,それが生活の中でどういうふうに結び付いていくのかということがある程度想像できるようなかたちが必要なんじゃないかなというふうに思うんですね。その中で,いや,それでもやはり0を選択するんですっていうのは,これは僕は選択肢として当然有り得ることだと思いますし,そうじゃない選択っていうのも有り得る。そこについては今一生懸命国もやってらっしゃいますけども,申し上げたように情報をきちんと理解をするというところが大事だということだと思います。

(中国新聞)
 この件で最後なんですが,「当然のことだと思う」とおっしゃったのは,ああいう大きな事故があったからだということでよろしいですか。

(答)
 そうですね。

(中国新聞)
 それから今,経済というか電気料金の話がありましたけれども,政府が示した試案によりますと,原発率が低く抑えられれば抑えられるほど,家計とか経済へ
の負担が増すという試算となってます。
 そういった意味では県経済への懸念ということも考えていらっしゃいますか。

(答)
 それは当然ですね。

○ 県立広島工業高等学校の不祥事について

(朝日新聞)
 すみません,朝日新聞の中野です。
ちょっと報道があったように,甲子園に出場する予定の県立広島工業高校の不祥事みたいなものがありましたけれども,それで今日の知事訪問が中止になりまし
たけれども,これに対してのご感想と,一応出場は変わらないということですけれども,これについて,メッセージなりエールなりあれば,一言いただきたいんですが。

(答)
 出場は変わらないというか,明日,高野連のほうで審議が行われるというふうに理解をしてますので,明日最終的に[出場の可否について]決定すると思っていますけれども,まず,今回のこの事件自体,大変重大なものだというふうに思っています。
 ただ,野球との関係で言えば,一生懸命選手たちも練習に励んできたわけで,その個人が起こした事件に対して野球部員全員が責任を取るということは教育的配慮からもどうかなというふうに感じるところもあります。いずれにしても,今申し上げたように,高野連が明日審議を行うという予定にしておりますので,激励会についてその前にやるというのもどうかなと思いましたので,取りやめたということであります。明日の審議の結果を,また,見たいと思っています。

(中国新聞)
 おはようございます。中国新聞の村田です。
 先程の関連で。激励会の中止というか,延期なんでしょうか。学校からの申し出なのか,あるいは知事ないし県側の申し出なのか,それについてだけ教えてい
ただけますか。

(答)
 これは,県側の判断です。

(中国新聞)
 理由としては,先程お話があったように,正式に出場できるかどうか,明日の結果を待ってからということですか。

(答)
 そうですね。

(中国新聞)
 明日,結論が出て出場ということになれば,改めて激励会を開かれるということになるんでしょうか。

(答)
 今回想定していたような激励式というのは,日程上なかなか難しいかなというふうに思いますけれども,出場が可能となったということであれば,私ももちろん応援したいと思いますし,何かしらの形でそれが伝わるようにしたいとは思っています。

(中国新聞)
 お会いしたい,応援したい,どちらでしょうか。

(答)
 応援したい。

(中国新聞)
 直接お会いできるスケジュールが取れるかどうかというのは。

(答)
 それはわからないです。

○ 山口県知事選挙結果について

(中国新聞)
 中国新聞の野崎です。
 隣県の知事選についてちょっとお尋ねしたいんですけれども,山口県の知事選が開票されまして,山本繁太郎さんが当選されました。中国地方では,今,広域
連合の設立に向けて合意したところですし,山口県との問題で言えば,岩国基地のオスプレイの問題などがあります。山本さんの政策について,どういった点に注目されているか,隣県としてどういった協力をしていきたいかというところを,まずお聞かせください。

(答)
 まず,山本さんに当選のお祝いを申し上げたいと思います。なかなか激戦だったと思いますけれども,その中を当選されて,おめでとうございますというふうに申し上げたいと思います。
 主たる政策ということについて言えば,基本的に二井[山口]県政を継続されるというふうに理解をしておりますので,そういう意味では大きな変更というのはないかなという意味で,安心感はあるというふうに思っております。
 今後,そういう意味で,広域連合なんかについても大きな変更はないだろうというふうに予測はしておりますけれども,また,この地方分権のあり方については,お考えをまとめたいというふうにおっしゃっていると理解をしておりますので,そういった中でいろんな議論ができればと思っていますし,協力する部分というか,共闘する部分というか,そういうところができたらいいなというふうにも思っています。
 今後,中国地域において,いろんな協力を進めていく必要があると思うんですよね。それは,もちろん今の岩国基地の問題であるとか,足下で起きている問題もありますけれども,産業面であるとか,そういったあらゆる防災面であるとか,地域分権を進めていく,あるいは地域の発展を考えたときに,我々切り離せない部分がありますので,そういう協力関係をいろんな分野で深めていくということを,私としては期待をしたいというか,そういうふうに今思っています。

(中国新聞)
 「共闘」というお話がありましたけれども,今のオスプレイの問題なんかについても,共闘をまずはしていくということになるんでしょうか。

(答)
 そうですね。

(中国新聞)
 具体的なこういう面で,今[オスプレイが]搬入されたわけですけども,当面オスプレイについて,どんな協力をとっていきたいとお考えですか。

(答)
 基本的には,山口県のほうでおっしゃっていることと,広島県が言っていることというのは変わりませんから,これは,当県として側面支援的な形になるんじゃないかというふうに思いますけれども,そういうことは,続けたいというふうに思います。
(中国新聞)
 わかりました。それから,先程激戦になったというふうにおっしゃってましたけれども,飯田[哲也]さんが一定の得票を取って,脱既成政党の流れが鮮明に
なったとも言われています。今回のそういった選挙自体どういうふうに評価されるかというのを,もしおありでしたらお聞かせください。

(答)
 既存政党に対する不満というのは非常に大きなものがあるとは思います。ただ,今回の選挙の結果をもって,今おっしゃったような脱既成政党の流れが明確になったというところまでは,ちょっとどうかなと。飯田さんが勝っていたら,そういうことかなというふうにも思えますけれども,結果としてはそういうことではないので,国民の判断というか,国民も,今非常に難しい選択肢を提示されているのかなというふうにも思えますね。既存政党に不満が大きいことは明らかであると。
 他方で,何かそれの受け皿になる政府があるわけでもないし,というか,雰囲気が見えなくもないんですけれども,かと言ってそれが100パーセントそうですよね,ということが各地であるわけでもありませんので,というか,各地によって状況が違いますから,いろんなそれぞれの地域事情に応じた難しい選択があるのかなというふうに印象を持ちましたですね。

(中国新聞)
 それから,具体的な政策なんですけれども,先程のオスプレイについて,安全性が確認されるまで飛行しないというところを共闘していこうというところです
ね。

(答)
 そうです。

(中国新聞)
 それから,山本さんは,上関原発については凍結だというスタンスを示されています。先程,エネルギー政策も伺いましたけれども,これにつついては共闘と
いうか。

(答)
 共闘というか,共に戦うということでもないんで。やはり,立地県ないしは立地地域の意向というのは重要だと思いますので,私として,その頭を飛び越えて,いやいや上関は絶対建設するべきだとか,いやいや,上関は絶対やめるべきだとか,なかなか言いにくいかなというふうには思っています。
 そういう意味では,山口県のスタンスを尊重したいと思っていますし,今後見守りたいなというふうに思っています。

○ 岡山県知事選挙について

(中国新聞)
 それから,隣県の知事選ということで言えば,いずれ岡山知事選があります。伊原木[[隆太]さんが立候補会見を開いたときに,湯崎知事とスタンフォード
[大学]時代の同級生で,選挙に出る際には相談も受けた,というふうにおっしゃっていました。今回,伊原木さんから,どんな相談を受けて,どんなアドバイスをして,また,どういう支援をしていくかというところをちょっとお聞かせいただければ。

(答)
 そんな細かいことを申し上げられませんけれども,ただ,伊原木さんは,家族ぐるみの付き合いということも含めて非常に近しい人ですので,頑張ってほしいというふうには個人的には思ってますし,どういった応援をするかということは,先方のご意向もあるので,個人的に,心情的に頑張ってほしいなというのと,政治的にどうするかというのは,またこれからよく相談をして向こうのリクエストにお応えをしていきたいなというふうに思ってます。

(中国新聞)
 選挙応援という意味では,10月8日に知事と伊原木さんとの意見交換というか,会場を取って,という場が設けられると聞いているんですけども。

(答)
 それはもう決定しているんでしたっけ?ごめんなさい,そこはちょっと,まだ,最終確認を。

(中国新聞)
 だから,現職の知事として,どれくらい支援を鮮明にしていくかというところ,ある程度鮮明にされるのかなと思ったんですけれども。そこら辺はまだ迷いが
あるというか。

(答)
 いやいや,それは,選挙されるのは岡山県ですし,伊原木さんなので,心情的には私はいつでも応援したいし,あれですけれども,そこは何と言うか,先方がお決めになることなので,いつでも要請があれば全面的にサポートはさせていただきたいと思っています。

(中国新聞)
 伊原木さん,立候補の記者会見の中で,知事に,もしなったとしたら,湯崎知事とも考え方が非常に似ているところもあるので,是非両県で協力して,良いと
ころは進めていきたいというようなこともおっしゃっています。そういう面では,中国5県の中で人口が多い広島・岡山ということになりますから,具体的に協力でイメージしているものがあるのか,それから,広域連合を進める上で,知り合いというか,非常に仲のいい方が岡山県知事になることについては,どのような影響があるというふうにお考えでしょうか。

(答)
 そうですね。コミュニケーションは,まずしやすいだろうなというふうには思います。いや,石井知事としにくかったということではないんですけど。もちろん,これまでの石井知事とは電話のやりとりも含めてやらせていただいてますけど,やはりもっと気軽なコミュニケーションを図れるというふうに思えますし,そういった面は当然プラスには働いていくだろうなというように思います。
 具体的な協力というのは,もちろんこれからの話ですけども,中国地方,今山口の話をしましたけれども,産業面でも域内の連携というのは深いわけですよね。例えばJFEなんていうのは広島県と岡山県にまたがっているわけですし。例えば,その他の中山間地の農業だとか,抱えている課題も共通だったりしますし,また,観光という面でも,そもそも「[瀬戸内]海の道構想」というのを提唱していて,岡山県も含めて協力をお願いしたいというふうに思ってますので,そういったいろんな協力というのは当然,既に進んでいる部分もありますし,それは評価をしていきたいというふうに思っています。
 それは,ただ,もちろんどなたが知事であれ,そうなんですけども,ただ,そういうことをやる上でコミュニケーションの良さというのは当然に,何と言うか,プラスに働いていくとは思います。

(中国新聞)
 かなり,伊原木さんに支援に前向きな考えを示されたと思いますけれども,一番評価される部分,もちろん同級生という面はあるんでしょうけれども,何か政
策的あるいは人物的に「この人はこうだから,私としては応援したい」というものがもしあれば教えてください。

(答)
 同級生というのはやっぱり非常に大きいですけれども,考え方というか,彼は経営者としての経験が長いですし,そういう意味で行政に経営的な考え方を取り入れていくということは,今後の行政全体にとっても重要なことだと思うんですね。そういう意味での仲間が増えるというのは,非常にありがたいなと思いますし,経済的な振興というのが重要であるという点も,これは深く会話したことはありませんけれども,おそらく同じ認識だと思うので,例えば経済活性化に向けた取組みというようなことも一緒にできるといいなというふうにも思いますし,そういった多々共通する部分があるんじゃないかと思ってます。

(幹事社:共同通信)
 本日の知事会見はこれで終わります。おつかれさまです。

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  地域イノベーション戦略推進会議(第1回)の開催 (PDFファイル)(122KB)

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