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知事記者会見(平成24年5月8日)

印刷用ページを表示する掲載日2012年5月8日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 
会見日:平成24年5
月8(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3 2/3 3/3

(発表項目)

県政知事懇談「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」の開催について
宮島口渋滞対策の結果について(速報)
 
 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

(質問項目)

宮島口渋滞対策の結果について(速報)
エルピーダメモリ(株)の支援企業について

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

エルピーダメモリ(株)の支援企業について
原子力発電所が国内で全停止したことについて
原発再稼動について

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。

鞆地区道路港湾整備事業について
原発再稼動について

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。

【会見録】

(知事)
 おはようございます。
(幹事社:共同通信)
 これから知事の定例記者会見を始めます。まず,知事から2点発表項目があるようなので,よろしくお願いします。

○ 県政知事懇談「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」の開催について

(知事)
 はい,今日は2点発表がございます。
 1点目はですね,県政知事懇談「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」の開催についてであります。「県政知事懇談」はご承知のとおり,一昨年,去年とやってきました。今年はですね,新たに名前を「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」というふうにいたしまして,1年あまりでですね,全23市町を訪問させていただきたいと思っております。
 第1回目は,5月27日に大崎上島町から開始をいたします。午前中に現場の訪問を行った上で,[午後]1時30分から「大崎上島町東野保健福祉センター」におきまして,懇談会を開催します。
第2回目は,6月9日に三原市,第3回目が,6月24日に安芸高田市と。で,第4回目は,7月7日土曜日に坂町で開催をいたします。
 5回目以降については,決まり次第,公表していきたいと考えております。
 全市町を訪問するということで,地域の皆さまと直接意見交換をさせていただいて,「県民起点」,それから「現場主義」の徹底に生かしたいと思ってますし,「ひろしま未来チャレンジビジョン」が目指しております県民主体による新たな広島県づくりを進めていきたいと考えているところであります。
 今,現場訪問と申し上げましたけれども,具体的にはですね,午前中,各市町におきまして,地域の皆さまの取組現場を訪問させていただくと。で,現場での意見交換をさせていただくというふうに考えてます。午後は,地域の皆さまの事例発表などをお聞きして,各地域の課題に対する取組などについて,意見交換を行うと,そういう形であります。そういう意味では,1年目の現場訪問と2年目の意見交換の部分ですね,これが合わさったような形になるんじゃないかと考えています。
 それに加えまして,「地域の宝ネットワーク」という,これまで県政知事懇談会に出席をいただいた方々を中心としたネットワークをつくっておりますけれども,これもですね,活用というか,さらに取組の輪が広がるような支援をしていきたいというふうに考えております。それが1点目。

○ 宮島口渋滞対策の結果について(速報)

 2点目が宮島口の渋滞対策の結果についてであります。
 ゴールデンウィークの間のですね,国道2号線宮島口周辺の渋滞対策として,公共交通機関を活用しましたパーク&ライドを実施いたしました。速報値を配布資料のとおり取りまとめております。
 結果としてはですね,広島駅の北口臨時駐車場が4日間で322台,広島港の駐車場が268台,合計590台をご利用いただいたということであります。
 来島者数につきましては,4日間で前年度に比べて約37%増。ごめんなさい,4日間というのは5月3日から5月6日ですね。この期間の渋滞対策ですけれども,これが前年度に比べて37%増と。ゴールデンウィークを通しては18%増となってまして,5月4日はですね,46,000人あまりの来島者があって,これは過去最高と。ゴールデンウィークとしては過去最高となってます。
 詳しい分析はこれから進めたいと考えていますけれども,過去最高の来島者の中で,この渋滞の長さ自体はですね,予想を下回る距離でありまして,特に上り方向がですね,非常に短くなってるんですけれども,このパーク&ライドの取組による一定の成果であるというふうに考えております。
 広島駅北口の利用者に対してですね,アンケート調査を行っておるんですけれども,6割が県外からのご利用であると。兵庫県,これは清盛にゆかりのある,今進めているところですけれども,非常に多くて,大阪府,さらに関東まで含めて遠方から来られた方々にご利用いただいたという結果になっております。
 今後はですね,この利用実績やアンケート調査の分析結果を踏まえて,廿日市〔市〕を含めた関係機関と連携しながら,夏,あるいは紅葉シーズンなどの渋滞対策に取り組んでいきたいと考えておるところでございます。
 私からは以上であります。

(幹事社:共同通信)
 発表項目に関して質問のある社はどうぞ。

○ 宮島口渋滞対策の結果について(速報)

(毎日新聞)
 毎日新聞の寺岡と申します。宮島の件なんですけれども,過去最高の46,000人ほどが来島されたということなんですけれども,受け止めと言いますか,何が影響したのかとかですね,「おしい!広島」とかあると思うんですけれども,どういうふうに捉えられているかというのをちょっとお聞かせください。

(答)
 観光客の増についてということですか?これについては,今,やはりいろんな効果というかですね,これはドラマの効果ももちろんあると思いますし,それにあわせていろんなキャンペーンを進めているというものが複合的に効いているんじゃないかなというふうに思ってます。

(毎日新聞)
 あと,すみません。この渋滞対策の件なんですけれども,収容台数に比べれば,やはりちょっと合計としては少ないという受け止めがあったんですけれども,目標の台数というのがもし設定されていたら,それはどれくらいだったのかというところを。

(答)
 目標台数という形ではありませんけれども,一定のキャパシティとして計算をしてですね,これくらい用意しておこうということで,今の台数を用意させていただいています。実際の利用状況を見ますと,遠方の方が多いですし,特に広島駅,遠方の方ですよね,こちらは割と早い時間に入庫される方が多いということで,そういう意味では最初から狙って来られたというかですね,ある程度情報を持ってこられた方が多かったのかなと。インターネットで調べてきたという方も多いということも含めてですね,計画的に来られた方が多かったのかなというふうに思ってまして,これをさらにユーザーを広げてですね,渋滞対策としてかなり効果はありましたけれども,さらに効果を出していくためにどういった周知の方法であるとか,あるいはその他の改善点ですよね,そういうことができるかというのをこれから考えていきたいと考えているところです。

(毎日新聞)
 ありがとうございました。

(幹事社:共同通信)
 本日は,幹事社からの質問は特に用意はしていないので,皆さんご自由に質問をお願いします。

○ エルピーダメモリ(株)の支援企業について

(NHK)
 NHKの井上です。
エルピーダメモリの支援企業が固まったという報道があったんですけども,それについての知事の受け止めをお聞かせください。

(答)
 まだ正式なものとして,われわれも聞いていないので,如何とも言いようがないところはありますけれども,報道のとおりというかですね,マイクロンが有力であるというか,そういう報道になっておりますけれども,われわれは,かねてから坂本社長兼管財人に対して,地元の雇用というのを重視していただきたいというお願いをしてきましたし,それが尊重されるような計画になっているということを期待してます。いずれにしても,最終的に決定をするということが必要なことだと思いますので,そこまで引き続き注視をしていきたいなというふうに思っているところですね。

(NHK)
 率直なお気持ちとしては,ほっとしたというか。

(答)
 いえいえ,まだ,こういうものは,最後の最後,契約書にサインをする段階まで決まらないものでありますから,それまでに安心をしましたというものではないと思っております。

(朝日新聞)
 朝日新聞の中野です。
関連してなんですけども,マイクロンは今のところ一応地元の雇用とかそういったものを当面維持する方針を出されているようですけども,県から特に何か追加で対応というか何か要望するとかお考えでしょうか。

(答)
 追加で県からの要望を行うということは,特にはないと思っておりますけれども,これまでずっと地元の雇用を中心としてですね,広島工場の維持ということを坂本社長とはお話をさせていただいておりますし,われわれは今の再建計画を作っていく上での方針として,そもそものエルピーダの競争力の源泉として広島工場のオペレーションがあるというふうに認識をしていると。工場のオペレーション,つまり生産そのものと開発の連携の部分が,今の非常な微細化した半導体の製造においては重要であるというふうにわれわれも聞いてますんで,その方向に沿ったものであるというふうに理解してます。そういう意味で,それが実現するということをわれわれとしては今期待しているという状況ですね。

(日本経済新聞)
 日経新聞の菊地です。よろしくお願いします。
 今のに関連してなんですけども,最後の最後,サインするまでは安心できないということなんですけど,長期的に考えて,DRAMの市場動向ですとか,今の為替の動向とかを見るとですね,長期的な観点での雇用を維持する対策というのも必要となってくると思うんですけれども,その辺に関して,今,県として何かお考えのことっておありでしょうか。

(答)
 それはごめんなさい,どういう・・・。

(日本経済新聞)
 こういった半導体関連分野に関してってことなんですけれども。

(答)
 それは,別の立地を求めるとか,何かそういう意味ということですか。

(日本経済新聞)
 支援企業が決まった後に,そこの相手先に対してのコミュニケーションのとり方とかですね,県としての関わり方っていうのはどういうふうに考えていかれるのか。

(答)
 それはこれまでと基本的に変わりませんし,県としての立地に対する助成であるとか,そういうものも変わらないと。つまり,一定の雇用を含む条件の中で,新規投資に対して補助していくというような制度がありますけど,そういったものを活用いただけるのなら活用していただきたいと思いますし,これからどういうビジネスを展開するかっていうのは,県がエルピーダなりマイクロンに「こうしなさい」と言える立場にありませんから,マイクロンを含めて,このエルピーダメモリがですね,国際競争で勝ち抜いていけるような経営をしていただくということを強く望んでいくということだと思います。
 周辺としては,当然円高対策であるとかですね,国内における立地全体に対する支援というかですね,そういうことについて国に要望したり,あるいは県の中で,円高対策というのはなかなか難しいのですか,県としてできることはやっていくということはもちろんあると思ってます。

(日本経済新聞)
 わかりました。ありがとうございました。

○ 原子力発電所が国内で全停止したことについて

(中国新聞)
 中国新聞の野崎です。よろしくお願いします。
 話題は変わるんですが,5日夜に泊原発が稼動停止して,国内の全原発が停止しました。これをどう受け止めていらっしゃるか,お聞かせください。

(答)
 エネルギーについてはですね,安定的な供給ということが大前提だというふうに思ってます。電力の各社がですね,この夏の需給状況の見通しというのも出しておられますけれども,日本全体でいうとですね,電力不足っていうことが懸念をされると。これは当然ですよね。3割ぐらい[原発]依存をしていたわけですから。これからそうは言っても,国民生活や,あるいはその経済活動に多大な影響が出ないようなですね,需給計画と言いますか,それを知事会なんかを通じて,国には要請をしていきたいなというふうには思っています。
 また,これはやはり,根本のですね,エネルギーのあり方の問題に関わることですから,今,国のほうでですね,エネルギー基本計画を,夏を目処ですかね,策定をされているというふうに思いますけども,いろんな要素があると思います。当然,安全性,あるいはその経済性,あるいはその安定性ということですよね。そういった諸々の要素について,きちんと開示をしながらですね,国民にこういうパターンだったらこういうことであるというような選択肢も示しながらですね,決めていくと。これはもう,国のあり方の根幹に関わることなんで,しっかりとそこをお願いをしたいと思ってます。
 ややもすると,これまでのいろんな原子力にしても,TPPであるとか,消費税とかですね,いろんなものが,何となく議論不足のままですね,進んでいくという傾向に今あるような気がしますので,そういうことのないようにですね,やはり,しっかりとした情報と,それをベースとした議論ということをやっていただきたいなと強く私は感じています。
 もちろん,県としてもですね,再生可能エネルギーの導入促進であるとか,あるいは,この節電ですよね。クールビズ,もうわれわれも始めてますけれども,そういった省エネルギーについてですね,積極的に率先行動していきたいなというふうに考えてます。

(中国新聞)
 ありがとうございます。

○ 原発再稼動について

(中国新聞)
 一方,島根原発の再稼動に向けて,国とか中[国]電[力]に求める条件みたいなものがありましたらお聞かせください。

(答)
 まずはですね,この安全を担保していく組織論ですよね。これが何か宙に浮いたままになっちゃってて,これ,何とかしないといけないんじゃないですかと。[原子力安全・]保安院と今の[原子力]安全委員会の体制が当面続くんであれば,それがきちっと機能するようにしてもらわなければ困りますし,それから,新しい組織を作るということになってますから,なってるんであればなっているで,それをきちっとやっぱり早く作ると。宙に浮いた,原子力安全委員会が機能してませんみたいなですね,こんな状況は考えられませんと。そのきちっと担保する組織を作った上でですね,そこが安全性をきちんと確認をしていくということが必要じゃないかなというふうに思います。
 その中で,どういうふうに安全性を確認したのかと。今の3つの基準というのもありますけれども,ストレステストが基準になってますけれども,そういった,どういう確認をしたのかっていうことを含めてですね,きちんと説明をしていただきたいなというふうには思ってます。

(中国新聞)
 ありがとうございます。原子力規制庁の設置を急ぐべきだということですね。

(答)
 そうですね。というか,断定というかですね,どの期間に,どういう人がどういう判断をするのかっていうのをきちっと定めてくださいと。何か,原子力安全委員会はあるんですけど,何だかよくわからないので,そのままあんまり動いてません,みたいなですね,そんなことは有り得ないんじゃないですかと。今事故が起こったらどうするんですかと。そういうことも含めてね,ちゃんとやってほしいなというふうに思ってます。

(中国新聞)
 ありがとうございます。

(答)
 はい。

(中国新聞)
 原発関連では最後なんですが,被爆地広島ってこともあって,原発に関しては脱原発であるとか,原発ゼロを求める声が広島にもある一方で,経済界なんか中心に一定程度やっぱり原発は必要だという声もあります。
 長期的な原発とかエネルギー政策がどうあるべきと知事自身がお考えかお聞かせください。

(答)
 あるべきっていうのは,これは以前から繰り返し申し上げてますけれども,これは選択の問題だと思うんですね。当然,どんなエネルギー源についてもですね,いろんなリスク,それからメリットがあるという中で,どういう電源構成にしていくとどういったリスクなりメリットがあるのかということをですね,いくつか選択肢を明確にしていくと。その上で,やはり国民が選択できるようなですね,議論をして,決めていくということが,私は重要じゃないかなというふうに思うんですね。それは中長期的な話であって,脱原発というかですね,原発をなくすということがどうかっていうことは,非常に私は難しい問題だと思いますけれども,いずれにしても,それがしっかりと議論できるようにしていくということが,まずもって大事なことじゃないかと思います。

(中国新聞)
 ありがとうございます。最後にあった「原発をなくすっていうのは難しい」っていうのはどういう観点で。

(答)
 いや。それは,そう簡単じゃないっていうことですね。
 30年,50年とかっていうのは全く別ですけど,どれくらい期間を取るかっていうことにもよりますけどもね。
簡単じゃないってことですよ。はい。何となく[ニュースの]見出しが見えるような感じですね。(笑)そういう意味の発言ではありませんから。

○ 鞆地区道路港湾整備事業について

(広島テレビ)
 広島テレビ大竹です。お願いします。何回も出ていて恐縮なんですが,鞆の件で,福山市との協議内容を公開してほしいと,この前,城納副知事に住民の方,大浜さんから要望があったと思うんですが,それについて進展があったかどうか,公開するのかどうかということについて,あれから10日ほど経っておりますので,何か動きがあったのかどうか,今どういう状況なのか教えていただければと思います。

(答)
 今,特にその点について進展があったということはありません。

(広島テレビ)
 ということは,今どういう状況ということになるんでしょうかね。

(答)
 引き続き検討中ということです。

(広島テレビ)
 いつ頃までに検討結果が出ると見られますでしょうか。

(答)
 それは,ちょっとまだわからないです。

(毎日新聞)
 すみません。毎日新聞の寺岡です。
 関連してなんですけれども,前回の福山市長とのトップ会談から1か月以上経過しているということで,次の会談というのは,いつ頃を想定しているかとかですね,そういう目処みたいなものがもし立っていれば,教えてもらえますか。

(答)
 それは,今調整中です。

(幹事社:共同通信)
 すいません。そろそろ時間が近づきましたので,最後の1問ということで,ある方はどうぞ。

○ 原発再稼動について

(中国新聞)
 すみません,中国新聞の村田です。さっきの原発関連とのところで,もう1点だけ。
 最近,市民団体のほうから,知事に対して,たとえば今の大飯[原発]に次いで再稼動されるんじゃないかと言われている伊方原発の再稼動に反対してほしいであるとか,先ほども話がありました島根原発の再稼動について,立地県並みの同意を,今,京都であるとか,滋賀であるとか,そういったところが求めてますが,同じような対応をとってほしいという要望が相次いでいると思うんですけれども,その伊方原発の再稼動についてのお考えと,それ以外,島根なり周辺の原発の再稼動に関する手続き,同意ですね,ここについてどう考えてらっしゃるかというのも,前回も出たと思うんですが,改めてかもしれませんが,教えていただけますか。

(答)
 伊方原発の再稼動については,島根と基本的には同じで,やはり,きちんと評価をして,なぜそうなのかということも含めて説明をした上で,進めてほしいというふうに思います。
 広島県として,同意を得るべきかどうかということについて言えば,立地の距離的な話から言うと,なかなか難しいんじゃないかなというふうには思います。京都とか滋賀とは全く状況が異なりますので,同列ではないと認識しておりますけれども,われわれとしては,同意があるかどうかということが重要だというよりは,これは,原子力発電所の安全対策というのは,これは国がきちんと担保すべき問題であると。で,それをきちんとやるということが第一義的なことではないかなというふうに思います。
 逆に言えば,広島県で,伊方も島根についても同意をするということであれば,それは,広島県にとっても責任が発生するということでありまして,それに伴う原子力の専門家を広島県の中で組織を組成して,そういったことをやるのかというと,にわかにそういう状況ではないのかなというふうに考えております。

(中国新聞)
 京都と滋賀というのは,30キロ圏内に相当部分が含まれているから状況が違うということだと思うんですけれども,一方で,大阪市長,大阪府もそうでしょうけれども,かなり強硬に立地県並みのことをおっしゃっていますけど,ああいう主張に対しては,何かご意見というのはありますか。

(答)
 また,いろんな面白いコメントを[求めている],ということかもしれませんけど,それは,なんと言うか,それぞれの考え方かなというふうに思いますね。私は,ある意味で言うと,[エネルギー]大消費地であるわけですよね。実際にはかなり離れたところにあると。その,たとえば地元との意見が分かれた場合にどうなるのかとか,地元というのは,本当に立地しているところですよね。非常に難しい問題を惹起するということだと思うんですよね。
 極論すれば,どの原発も稼動に対して物申すべきである,というところまで行きついちゃうんで,そうなると,そこがまさに国が担保すべきところではないかということで,先ほど,国がきちんと担保すべきであると,それは,国民的な理解も含めてですね,担保すべきであるということを申し上げているわけで,そういうことを前提にしていくと,広島県として,今直ちに求めていくということではなないかなというふうに思っているということです。

(中国新聞)
ありがとうございました。

(幹事社:共同通信)
 時間になりましたので,これで会見を終わります。ありがとうございました。

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県政知事懇談「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」の開催 (PDFファイル)(115KB)
宮島口渋滞対策の結果(速報) (PDFファイル)(165KB)

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