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知事記者会見(平成24年4月24日)

印刷用ページを表示する掲載日2012年4月24日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 
会見日:平成24年4
月24(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3 2/3 3/3

(発表項目)

広島県観光キャンペーン「おしい!広島県」のゴールデンウィークに向けたプロモーションについて
「大学連携による新たな教育プログラム」の選定について
ゴールデンウィークの宮島口渋滞対策について
  
 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

(質問項目)

ひきこもり地域支援センターについて
三井化学(株)岩国大竹工場での爆発事故について
ひきこもり地域支援センターについて

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。
 

政治塾について
三井化学(株)岩国大竹工場での爆発事故について

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。

【会見録】

(幹事社:NHK)
 では定刻になりましたので,記者会見を始めたいと思います。まず,発表項目があるということですので,よろしくお願いいたします。

○ 広島県観光キャンペーン「おしい!広島県」のゴールデンウィークに向けたプロモーションについて

(知事)
 私から,今日は3点ですね。発表項目がございます。
 まず1点目が,「おしい!広島県」のゴールデンウィークでのプロモーションであります。
このゴールデンウィークにかけて,新しいプロモーションを展開したいと思っております。
4月25日から,ウェブ上の楽天トラベルにおきまして,「おしい!広島県」の特集ページを立ち上げることとしております。
まだゴールデンウィークの旅先を決めていないという個人旅行者の方をターゲットとして,県内の宿泊施設,94施設183プラン,これは昨日[4月23日]現在ですけれども,こちらで,お好み焼きや広島レモンなど,おしい名鑑にちなんだ宿泊プランの特別企画を実施をしたいと思っております。
 また,県外へのプロモーションとして,東京の銀座四丁目交差点にあります「ホット・ビジョン銀座」ここでスポットCMを放映いたします。それから,関西や九州では,電車の車内吊り広告を行いたいと考えております。
既にお知らせしておりますけれども,ツイッターでのマンスリーベスト「おしい!」を募集していますけども,5月4日に,「おしい!の日」,2回目ですけれども,発表をする予定にしております。
 これについては,有吉委員長が自ら選考して,ウェブサイト上で発表をさせていただくということにしております。
また,民間のほうでも,いろんな連携企画が動き始めておりまして,紙屋町の繁華街の「パセーラ広島」さんのご協力によって,5月1日から「おしい!広島県」のタペストリー,これ,かなり大きなもので目立つと思いますけれども,これを掲示していただくということになっています。
 また,先週,ロゴ使用について発表させていただきましたけれども,たくさん申請をいただいておりまして,昨日[4月23日]現在で35件,いただいているということになっております。
段々と,また盛り上がってきておりますので,引き続き,この「おしい!」プロモーションを展開して,春の行楽シーズンを盛り上げていきたいなと考えております。

○ 「大学連携による新たな教育プログラム」の選定について

 それから2点目,大学連携による新たな教育プログラムについてであります。
大学連携による新たな教育プログラムとしまして,3件選定をいたしましたので,発表したいと思います。
今年度は「人づくり」を重点分野としまして,「選択と集中」でその財源を重点配分しているところですけれども,連携による大学の魅力づくりの取組についても集中投資の一環として進めております。
 今回選定した具体的なプログラムとしては,1点目として,経営分野におけるグローバル人材の育成ということで,アジアに進出をしてます県内企業の海外拠点で活躍できる人材を育成する「広島大学を代表校とする申請」,それから,グローバルマインドを身につけて,グローバルビジネスを行う上で必要とされる基礎的な能力を有する人材を育成する「安田女子大学を代表校とする申請」,この二つを選定いたしました。
 県外・県内企業にとりまして,海外拠点におけるグローバル人材の育成と確保ですね,また,国内本社でのそういった人材のグローバル化,どちらも喫緊の課題となっておりますので,今回選定をしたプログラムは,それらの人材のニーズに対応しているものと考えております。
 それから,二つ目ですけれども,大学生・若手社員向けの人材育成としまして,イノベーションを実現するための独創力や論理思考力を有する人材を育成するということを目指した「県立広島大学を代表校とする申請」を選定をいたしました。
 これらの一連のプログラムは,大学の後期科目として実施をする予定にしております。単位互換や遠隔配信などを活用して,大学生,又は社会人の幅広い受講が可能となるように配慮することとしております。
 今年度,新たな教育プログラムとして,5月からすぐに始まります広島女学院大学を代表校とする,高校生や大学生の留学を支援するプログラムというものがあります。後期には,昨年度に開発した近畿大学工学部を代表校とする産業分野におけるグローバル人材の育成プログラムがあります。こういったものとあわせて,今回選定した3本がありますので,合計5本のプログラムを実施するということにしております。
 これによって,広島県内の人材の底上げを図ってまいりたいと考えているところであります。 

○ ゴールデンウィークの宮島口渋滞対策について 

 次に,ゴールデンウィークの宮島口渋滞対策であります。
ゴールデンウィーク期間におきます国道2号線の宮島口周辺の渋滞対策として,配布資料のとおり実施することといたしました。
 内容としては,廿日市だけでは間に合わないということもありますので,広島市内に無料の駐車場を設けて,公共交通機関を活用したパーク&ライドを実施したいと考えています。
 具体的には,ゴールデンウィーク期間中の5月3日から6日におきまして,広島駅の北口付近に設置します無料の臨時駐車場から[JR]山陽本線を使って宮島口経由で行くというのがひとつ,もうひとつは,広島港の駐車場,これは24時間無料ですけれども,から高速船を使って宮島に行っていただくというものであります。
 これによって,渋滞を避けて,快適に宮島観光できるというふうに考えています。一見,ちょっと遠回りというか,別の公共機関を使って時間がかかるように見えるかもしれませんけれども,実際には渋滞でかなり並ぶよりかは,速く現地に到着ができるというふうになっております。
 廿日市市におきましても,廿日市市独自の取組として,廿日市市の浄化センターの臨時駐車場と広電宮島線との組み合わせ,また,ちゅーピーパークの駐車場とシャトルバスを運行するというパーク&ライドを実施するというふうに伺っております。
 これら一連の取組については,周知を図らなければいけませんので,県のホームページ,あるいは中国地方の高速道路のサービスエリアにおけるポスターの掲示,あるいは道路標示等を利用しまして,お知らせをしていきたいと。多くの人にご利用いただいて,快適な観光を楽しんでいただきたいというふうに考えております。
 私からは以上であります。 

(幹事社:NHK)
 はい。発表項目について質問のある社はお願いいたします。いいですかね。
続いて,幹事社からの質問はありません。各社さん質問よろしくお願いいたします。

○ ひきこもり地域支援センターについて

(中国新聞)
 中国新聞の門戸といいます。よろしくお願いします。
 県が今年度整備を予定している「ひきこもり地域支援センター」のことなんですが。広島市さんのほうでですね,2010年に開設されていたということで,県が整備するに当たって類似施設が市内にもうひとつできるのはいかがなものかということで,内部で話が出てですね,その後,1本化をしようということで,県のほうから相談をされたいきさつがあるんですが,どうもこれもお互いに役割が違うということで,それは難しいということで断念されたと伺ってます。
 今,二重行政の解消を県としても進めるなかで,これが難しいと結論に至った理由と,今後他の県でもこういう1本化の模索とかも続くと思うんですけど,その辺りに向けての知事の思いを教えてください。

(答)
 本件についてはですね,まだ精査中ですので,その精査をしてからコメントしたいと思っています。

(中国新聞)
 まだ結論出てないっていうことですね。

(答)
 そうですね。

(中国新聞)
 まだなんですか。

(答)
 はい。

(中国新聞)
 どういう方向になる。

(答)
 いやいや。それはだから,精査をしてからと考えています。

(中国新聞)
はい。

○ 三井化学(株)岩国大竹工場での爆発事故について

(NHK)
 NHKの加藤です。岩国・大竹での事故の件で伺えればと思うんですけれども。
まず,この事故についての受け止めと,県としてどういう対応をこれまでされてきたのかについて,まずお願いいたします。

(答)
 今回,非常に大きな事故でありまして,1人亡くなっていらっしゃいますし,周辺への影響っていうのもですね,多大なものがあったかというふうに考えています。そういう意味で,大変に残念な事故だなというふうに思っております。
 こういった事故がですね,県内いろんな工場,危険物を取り扱う工場がありますので,やはりこういったことがないようにですね,それぞれの事業所においてはですね,安全管理に努めていただきたいというのがまず第一であります。
 これまでの県の対応としては,事故そのものは山口県側で発生をしたということもありですね,山口県側が第一義的に事故処理の対応に当たっていただいているわけですけれども,本県としてはですね,当然に,昨日発出をいたしましたけれども,今のこういった事故がないようにそれぞれの事業者に対する注意喚起というかですね,依頼ということが1点と,それから内部的な話ですけれども,これからですね,今回の事故での状況を踏まえてですね,我々,危機管理対応マニュアルがあるんですけれども,それをきちんと効果的に機能していたかっていうことを,もう1回改めて検証してですね,今後の,何ていうか,必要であれば,いろんなこの計画ですよね,事故対応マニュアルっていうか,について見直しを図っていきたいなというふうに思っているところです。

(NHK)
 ありがとうございます。

(答)
 はい。

○ ひきこもり地域支援センターについて


(中国新聞)
 すみません。先ほどの質問にちょっと戻らせていただきたいんですけど。
 「ひきこもり地域支援センター」に関しては,19日の常任委員会で担当課長のほうからですね,県としての施設を,センターを別に設けてやっていくということで答弁をされておられるんですが,これはだから撤回とか,これは違うとか。

(答)
 いや,撤回とかそういうことではなくて,一旦はそういう結論は出してるわけですけれども,本当にですね,協力するところがないのかとか,そういうことは詳細にまだ検討してないので,そこは改めて検討していきたいということですね。

(中国新聞)
 今後,もしかしたら,もう,1つに役割を。

(答)
 いやいや,それはだからわかりません。

(中国新聞)
 これからなんですね。

(答)
 広島市の対応されたいことっていうのは,これは基礎自治体としての対応があるので,それは我々も否定をできないし,県として対応すべきことっていうのは,広域的な観点から行うことなので,それはそれで別の対応になるんですよね。それを無理矢理くっつけるっていうのは,それはかえっていいこととは限らない。たまたま広島県庁が広島市にあるから,何かこう2つのものが近いものにあるように見えるかもしれませんけれども,要するに例えばこれ全然別のところにであったらですよ,いやそれは二重行政だと言われるのかね,よくわからないんですけど。それはなぜならば,他の市でもね,そういうセンターを持つっていうことはあり得るわけで,広島市だけの問題じゃありませんから,他の,例えば大きなところで福山市が例えば作りますとかっていうようなときにですね,広島市と福山市にあって,それは二重行政であるとかっていう話ではないですね。その機能面の問題ですから。
 ただ,そうは言っても,いろんなそもそもの問題意識というか課題意識として,広島市に今の具体的に他の市町からの相談が入ってくるとかですね,それについてどうするかとか,そういうようなこともあるので,そういった対応を含めてですね,そのあるべき姿なり,その役割分担なりですよ,そういうことをもう1度しっかりと精査をするということでありますので,その今の方針をひっくり返すためにやるとかいうことではなくて,それは今のそういう二重行政っていう大きな流れの話もある中でですね,最終的な意思決定までにもう一度きちんと精査をしたいと,そういうことですね。

○ 政治塾について


(中国新聞)
 中国新聞の野崎です。
ちょっと話は変わるんですけれども,先日滋賀県の知事さんが政治塾を開かれて,たくさんの人が集まったということもありますが。各地の首長さんがですね,いろいろ政治塾を開かれて,そういう動きをどう見られるかということを伺ってもいいですか。

(答)
 皆さん,すごく精力的にやられてて,すごいなというふうに思いますけれども,僕は正直言って,なかなか今,県の運営というかですね,これで結構時間いっぱいで,時間もとてもじゃないけどないんでですね,その意味でね,皆さんすごい余裕があるんだなって感じを私は受けています。

(中国新聞)
 政治塾について,先日自民党さんも政治塾を開いたりして,人材育成をしていこうと。首長さんだけではなくて,各党さんもという動きがあるんですけれども。

(答)
 そういった意味での人材育成っていうことは,それはいいことだと思います。そもそも最も有名なのはもちろん「松下政経塾」があるわけですけれども,各党なり政治団体がですね,人材を確保していくという観点も含めて行われるというのはそれは当然にそれぞれの方針としてあることだと思いますし,そういった中を通じて国民の皆さんに誠実的な政治に対する関心が高まっていったりとか,あるいは,まさに政治に携わる人の人材育成というのが進んでいくというのは,これは総論としてはいいことだと思います。それを首長の人がやるかどうかっていうことについては,いろいろそれぞれ立場があるんで,それぞれだと思いますけれども,私自身について言えば,今結構広島県の運営で手一杯なんで,そういう意味で私はまさに県の運営というか,県の経営に専念したいなと思っているところです。

(中国新聞)
 すみません,最後に。
そのうち一番有名な「維新の会」,橋下[大阪]市長が国政をにらんで動きをされていますけれども,湯崎知事は国政をゆくゆくはにらんだというようなこともお考えかどうか。

(答)
 ごめんなさい。その,国政を僕自身が・・・。

(中国新聞)
 国政ですね。国政をゆくゆくは携わりたいなとか進みたいなとかの思いは。

(答)
 今は,現時点では少なくとも全くそういうことは考えていません。

○ 三井化学(株)岩国大竹工場での爆発事故について


(中国新聞)
 すみません,中国新聞の村田です。
先ほどの岩国・大竹の事故の件にちょっとだけ戻るんですが,1点はですね,特にこの数年ですね,県内ではあまりないですけれども,隣県ではですね,こういった爆発なり,いろんな事故が起こってますけれども,知事ご自身,何かどういったことが原因なのかと言ったら変ですけれども,どういった社会的な背景等がですね,こういう事故の連鎖にあるのかというお考えがもしあれば教えていただきたいのと,もうひとつ先ほどマニュアルの見直しの話がありましたけれども,これは県庁内部のマニュアルということでよろしいんでしょうか。それとも市町も含めてでしょうか。そのあたりを教えてください。

(答)
 はい,1点目,何か社会的背景があるかというところまで,現時点で何か知見なり見解があるわけではありません。小さな事故というのはやはり人間の活動ですから,これはいろいろ発生をし得るということで,それが大きなものに繋がっていくか,繋がっていかないかということなんだと思うんですね。今回については,その原因についてはまだこれから調査をするということでもありますし,なにかこれをもってですね,特段のこういうトレンドなんであるとかっていうことを語るにはまだ早いかなと思います。
 今のそのマニュアルの見直しっていうかですね,見直しというか,点検をするということですね。点検をした上でということですけれども,これはもちろん県の計画でありますから,県の内部のことですけれども,外部との連絡ということも当然入っていますので,それはそういう意味では外部との関わりも含まれてくるということです。

(中国新聞)
 なかなか,こう一回事故が起きるとですね,工場の操業はもちろんですけれども,いろんな地域との関係を含めてですね,企業にとってのダメージというのは相当深刻だと思うんですけれども,事故を起こさないことの重要性っていうか,その辺りについてはどういうふうにお考えですか。

(答)
 それはもう当然であります。それについては企業の皆さん自身も十分に承知をされていることだと思います。今回についても,事故を起こした当該生産設備だけではなくて,やっぱり全体が影響を受けるわけでありますので,企業にとっては大きな損失でありますよね。それから当然その設備も破損するわけで,そういったことも大きな損失なわけですよね。それ自体はもちろんそれでも構わないやっていうふうに思ってるというふうには私は思いません。ただ,後は今ちょっと質問の背景にあったと思うんですけれども,こういった安全対策をどこまで徹底できるかというところで,それについての努力っていうのはですね,改めて促していきたいと思っていますし,だからこそ昨日もですね,各事業者さんに向けて文書を出させていただいたというところですね。

(中国新聞)
 ありがとうございました。

(幹事社:NHK)
 次の予定がありますので,以上で終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。

ダウンロード

広島県観光キャンペーン「おしい!広島県」のゴールデンウィークに向けたプロモーション (PDFファイル)(187KB)

「大学連携による新たな教育プログラム」の選定 (PDFファイル)(162KB)

宮島口渋滞対策 (PDFファイル)(556KB)

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